【ゲネプロレポート】ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺 全国大会準決勝が開幕!

レポート

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs四天宝寺が、2026年1月31日(土)にパルテノン多摩 大ホールにて開幕した。初日に先がけ、同ホールにて公開ゲネプロおよび初日前会見が行われた。

本作は、2020年に始動したテニミュ4thシーズンの第8弾作品。全国中学生テニストーナメント全国大会準々決勝で、青学(せいがく)が雪辱を誓う氷帝を下しベスト4へ進出。その準決勝として描かれるのが、大阪・四天宝寺中学との一戦である。

ゲネプロレポート

物語は、遠山金太郎(演:宮川元和)が静岡に辿り着き、そこから東京へと向かうシーンから幕を開ける。
強烈な個性を持つ新たなライバルキャラクターの登場を印象づける導入だ。
金太郎以外にも個性的なキャラクターが豊富なのが四天宝寺。個の強さと集合した時の賑やかさは圧巻だが、試合に入った時に強さもあるという対比が魅力的に映える。

現青学(せいがく)キャストにとっては、代替わり後3作目となる今作。
全国氷帝戦を駆け抜けた経験は、単なる自信にとどまらず、試合の組み立てや芝居の呼吸にまで確かな変化をもたらしている。
合唱・斉唱の安定感は言うまでもなく、声量で押すのではなく、フレーズの抑揚や間の取り方に「全国を戦うチーム」としての成熟が感じられる。

今作で特筆すべき新要素のひとつが、不動峰と四天宝寺の試合がしっかりと描かれている点だ。
不動峰のメンバーが揃い、舞台上で丁寧に表現されるのは今回が初となる。
これにより全国大会の描写に厚みが生まれ、これまでの戦いの積み重ねを想起させると同時に、トーナメント全体の広がりとリアリティが一段と増している。

どの試合も名勝負ではあるが、なかでも最も印象深い一戦として挙げられるのが、不二周助(演:橋本勇大)と白石蔵ノ介(演:中本大賀)の対決だろう。


多彩なカウンター技を得意とする天才・不二に対し、白石は隙のない完璧なテニスで応戦する。
その白石が不二の武器を次々と封じていく中で描かれるのが、不二の精神的な脱却と進化だ。
楽曲面でも両者の対比は鮮明で、ダンスナンバーに近い白石の楽曲に対し、不二はタンゴ調の独特な旋律で存在感を放つ。さらに、不二の新たなカウンター技の披露も見どころのひとつで、独特の打ち方が強く印象に残る一戦となっている。

河村隆(演:坂上翔麻)の掘り下げも、今作を語るうえで欠かせない要素だ。
4thシーズンで初登場となる河村の父(演:北代高士)が、どのように河村と関わっていくのか。その描写は、試合に新たな感情のレイヤーを与えている。
親友である亜久津 仁(演:益永拓弥)の存在も含め、キャラクター同士の関係性を丁寧にすくい上げる演出は、原作の再現性を重視する今作ならではの魅力と言える。
河村と石田銀(演:成海 亮)の試合が、単なる力比べにとどまらず、人物像の深みとともにどう彩られていくのかにも注目したい。


舞台セットは、引き続き使用されているベンチ兼階段の段差セット。縦横無尽に動くだけでなく、プロジェクションマッピングによってさまざまなシチュエーションを描き出し、多彩な効果を生み出している。
さらに今作では、それらを活用した大掛かりな仕掛けも用意されており、漫画原作ならではのダイナミックな世界観をミュージカルとして体感できる構成となっている。

一年生のルーキー対決にも注目。

公演時間は、20分の休憩を挟んで約3時間20分。
パルテノン多摩 大ホール公演は2月8日(日)まで。その後、岐阜、大阪、東京凱旋公演と続き、3月まで全国各地で上演される。詳細は公式サイトを確認してほしい。

囲み取材

ゲネプロ前には、フォトセッションおよび囲み取材初日会見が実施された。
登壇者は、越前リョーマ役・竹内雄大、遠山金太郎役・宮川元和、不二周助役・橋本勇大、白石蔵ノ介役・中本大賀の4名。

――まずは青学(せいがく)のお二人に。
3回目の本公演となりまして、比嘉公演、全国大会氷帝公演を終えて、準決勝を迎えた今の気持ちをお願いします。

竹内:比嘉公演はとても緊張していて、全国氷帝も久しぶりに戦うということで緊張していて、今回も緊張しているんですけど(笑)
でも、今回の四天宝寺は4thで初めて参戦してきた学校なので、僕たちもテニミュの先輩らしく、青学(せいがく)らしく背中を魅せられたらなと頑張ります。
四天宝寺は明るめな学校なので、その緊張をバネに明るく楽しく舞台で表現できたらなって思います。

橋本:比嘉公演、全国氷帝公演と、公演をやっていく中で、本当にたくさんのお客様とそしてたくさんのOBの型が見に来て下さって、本当にすごい笑顔を見れたりした時に、改めて本当にすごい歴史の作品を僕たちは繋いでいるんだなって実感しました。
その繋ぐという意味では、僕たちが四天宝寺に色々なものを伝えて、4thの青学VS四天宝寺として、このミュージカルテニスの王子様を繋いでいけたらと思っています。

――続きまして四天宝寺のお二人に。
四天宝寺は4thシーズン初登場になる公演が始まるということで、初日を迎えた気持ちをお聞かせください。

中本:僕が初めてテニミュを見させていただいたのが都大会の不動峰戦だったんですよ。
だからその不動峰の皆さんと一緒にステージに立てるというのはすごく嬉しい気持ちです。
本当にテニミュというものに対して、ずっと見ている立場だったから、それが今度ステージに立つ側になれるというのが本当にうれしくて……40公演もあると思うのですけど、毎公演・毎公演かみしめて「勝ったもん勝ち」の精神で食らいついていこうかなって思っています。

宮川: 僕自身、本当に今回が初舞台というのもあって、稽古とか、場当たりとか、本当に初めてのことばっかりで。すごい濃すぎて一年くらい一緒にいる気がするくらいみんなもずっと大好きだし、それくらい濃い時間、かけがえのない時間をを初日迎えるまでに過ごせたと思っています。
4thシーズの四天宝寺までつなげてくださった先輩たちの気持ちとか想いをリスペクトしつつ、4thシーズンの新しい時代を作っていくという四天宝寺を皆さんにお届けできるように全力で笑かして、全力で熱い試合をしたいと思います。

――試合のある三年生のお二人に。
試合について見どころ、注目してほしいところなどお願いします。

橋本:今回はシングルス3ということで、不二が試合のトップバッターを任されているということで、それに対して不二がどう挑んでいくのかという姿を見ていてほしいです。
彼自身が執着していたものから離れてチームに目を向ける姿が見れると思うので、この試合の一番大きい不二周助の見どころだと思っています。
白石役の大賀くんと一緒にラリーを作っていく中で、一球一球の感情の動きが載せられるラリーを作っていきたいと考えて作ってきたので、楽しんで見ていただけたらと思います。

中本:白石としては不二が新たなカウンター技を生み出すのですけど、そのカウンターをどう攻略していくかという細かいお芝居をやらせていただいているので、注目していただきたいなって思います。
不二が汗を流して苦戦するというシーンはなかなかなかったので、それをどこまで引き出せるかというのも白石の大事な役目なのかなって思っています。
それと、試合後の白石の心情の動きみたいなところもステージで見てほしいなって思っています。

――それでは一年生のお二人。
観劇される皆様にメッセージをお願いします。

宮川:外は外はもうマイナスの気温になるくらい寒いと思うんですけど、会場は汗をかくくらい熱気がすごいので、寒暖差で風邪ひかないように気を付けてください!
ちゃんと温度管理できる服装で観劇しに来てくださいね。

竹内:今回は四天王寺公演ということで、また今までの公演とは一味違った公演にはなると思うので、この四天王寺公演を見て、お客さんがとても楽しい気持ちで帰っていただきますように、僕たちも精一杯頑張りますので、どうぞ劇場にお越しください!

取材・文:木皿儀/撮影:ケイヒカル

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺 公演概要

タイトルミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺
原  作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本・作詞・演出:三浦 香
主  催:東京・大阪公演:テニミュ製作委員会
岐阜公演:中京テレビ放送
共  催:岐阜公演:公益財団法人 土岐市文化振興事業団
協  賛ファミリーマート

出  演
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役:竹内雄大、手塚国光役:寺田友哉、大石秀一郎役:藤本力翔、
不二周助役:橋本勇大、乾 貞治役:世良大雅、菊丸英二役:長嶺龍汰、
河村 隆役:坂上翔麻、桃城 武役:有岡歩斗、海堂 薫役:渡邊 樹、
堀尾聡史役:大山蓮斗、加藤勝郎役:加藤央睦、水野カツオ役:中川湊斗

<四天宝寺>
白石蔵ノ介役:中本大賀、小石川健二郎役:徳田海斗、千歳千里役:米山剛志、
金色小春役:串田真人、一氏ユウジ役:内藤将大、忍足謙也役:長谷川 幹、
石田 銀役:成海 亮、財前 光役:松岡拳紀介、遠山金太郎役:宮川元和、
渡邊オサム役:川隅美慎

<不動峰>
橘 桔平役:熊沢 学、神尾アキラ役:毎熊宏介、伊武深司役:土屋直武、
石田 鉄役:柊太朗、桜井雅也役:深澤悠斗、内村京介役:菊池颯人、
森 辰徳役:青海 伶

<山吹>
亜久津 仁役:益永拓弥

<大人>
河村の父役:北代高士

<テニミュボーイズ>
岡村拓真、内藤大帆、山崎雄希

公演日程 
東京公演 2026年1月31日(土)~2月8日(日)    パルテノン多摩 大ホール
岐阜公演 2026年2月13日(金)~2月15日(日)  土岐市文化プラザ サンホール
大阪公演 2026年2月20日(金)~3月1日(日)    SkyシアターMBS
東京凱旋公演 2026年3月7日(土)~3月15日(日)    Kanadevia Hall

チケット料金:7,800円(全席指定/税込み)
一般発売日:2025年12月21日(日) 10:00~
チケット取扱い:イープラス/チケットぴあ/ローソンチケット
お問合せ:ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/contact/
公式サイトhttps://www.tennimu.com/
テニミュ・モバイルhttps://sp.tennimu.jp/

©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会