【ゲネプロレポート】舞台『そう来ないでよ、クライシス』町田慎吾、秋山純、米花剛史らが十数年ぶりに集結!

舞台『そう来ないでよ、クライシス』が3月11日(水)、シアター・アルファ東京で幕を開けた。脚本・演出を手がけるのは佐野瑞樹。町田慎吾、秋山純、米花剛史らが十数年ぶりに集結することでも大きな話題を呼んでいる。かつて青春時代を共にした彼らが、長い月日を経て再び同じ舞台に立つことになった今作。
メディアクトでは、初日に先立って行われたゲネプロ公演の模様をレポートする。
(※ネタバレは避けていますが、まっさらな気持ちで観劇したい方は観劇後に読むことをおすすめします)
舞台となるのは、錆びれた倉庫の一角。龍神組の中瀬と堂上が、白虎会との裏取引のためにやって来るところから物語は始まる。絶対に失敗できない事情を抱える龍神組は、万が一に備え“伝説の殺し屋”を雇っていた。ところがその殺し屋が体調不良でまさかのドタキャン。窮地に陥る二人の前に、偶然一人のアクション俳優が現れる。
そこで堂上は閃く。
「こいつを騙して、伝説の殺し屋を演じさせちゃおう!」



偽の殺し屋を従え、危険な取引に臨むことになった二人。しかし当然、物事がそう簡単に進むはずもない。勘違いに勘違いが重なり、思わぬ人物まで巻き込みながら、事態はどんどんとんでもない方向へと転がっていく。
本作はワンシチュエーションコメディでありながら、次々と仕掛けが発動していく構成が魅力だ。点と点だった出来事が思いもよらない形でつながっていく展開は、まさに佐野作品ならではの醍醐味。裏社会を舞台にした物語ではあるが、作品のトーンはあくまで痛快なコメディで、終始笑いが絶えない。




タイトルの通り、「そう来ないでよ!」と思わずツッコミたくなる展開が次々と押し寄せるのも本作の面白さ。さらに殺陣やパルクールを取り入れたアクションシーンも大きな見どころとなっている。
特に注目したいのは、出演者たちの息の合った掛け合いだ。長年の時間を経て再び集まったとは思えないほどテンポの良い会話劇は、彼らが積み重ねてきた絆の深さを感じさせる。米花剛史のキレのあるアクロバティックは健在で、舞台上を駆ける姿に懐かしい眩しさが感じられる。また、芸能界を離れて久しい秋山純もブランクを感じさせない堂々たる佇まいを見せつつ、そこから絶妙な塩梅で崩していく芝居が印象的だ。
町田慎吾はシリアスとコミカルの間を軽やかに行き来する芝居で作品のテンポを支え、舞台全体に心地よいリズムを生み出していた。
十数年ぶりの共演とは思えない自然な掛け合いは、長年彼らを応援してきたファンにとっても嬉しい瞬間の連続だろう。





さらに、佐野瑞樹の得意とするシチュエーションコメディに、アクション・パルクールのHAYATEが加わり、舞台の躍動感は一層アップ。音楽は後藤泰観が手がけ、物語のテンポや緊張感を巧みに盛り上げる。実力派スタッフと個性豊かなキャストが揃ったことで、本作はエンターテインメント性の高いコメディとして完成度の高い仕上がりとなっていた。
思いがけない展開の連続と、役者たちの息の合った掛け合いが生み出す笑い。そこにアクションの迫力が加わり、まさに“何が起こるかわからない”舞台体験を味わえる作品だ。これまでにない化学反応が詰まった本作を、ぜひ劇場で体感してほしい。
舞台『そう来ないでよ、クライシス』は3月16日(月)まで上演される。
取材・文、写真:水川ひかる
■公演概要
【タイトル】
そう来ないでよ、クライシス
【脚本・演出】
佐野瑞樹
【日程】
3月11日(水)19:00
3月12日(木)19:00
3月13日(金)19:00
3月14日(土)14:00/18:00
3月15日(日)12:00/16:00
3月16日(月)14:00
※14日(土)18:00公演は「秋山純を愛でる会」、イベントのみとなります
【キャスト】
町田慎吾・秋山純・米花剛史・HAYATE・
小野友広・長谷川哲朗・牧田雄一・佐野瑞樹
【チケット】
・全席指定 6800円(税込)
・予約ページリンク
http://confetti-web.com/@/soukura
【公式HP】
【佐野と町田と仲間たち】公式X
https://x.com/sanotomachida?s=21&t=4uvcDaNVnbb4Fz60eTvfvQ
【お問い合わせ】
問い合わせアドレス
soukura2026@gmail.com


