【インタビュー】舞台『光が死んだ夏』第一印象や作品にかける意気込み!(辻中佳紀役・本島純政、ヒカル役・今牧輝琉)

インタビュー

『光が死んだ夏』が 、2026年1月に舞台化をする。

モクモクれんによる漫画を原作とする高校生・よしきと、親友・光の姿をした“ナニカ”との奇妙な交流を描く青春ホラーストーリー。 2021年8月より 「ヤングエースUP」で連載開始以降多くの読者の支持を得てSNSにてZ世代を中心に話題となり『このマンガがすごい! 2023』(宝島社) オトコ編第1位を始めとした、多数の賞にランクイン。シリーズ累計350万部を突破した。2025年7月からはテレビアニメも絶賛放送・配信中。

メディアクトでは、辻中佳紀役の本島純政とヒカル役の今牧輝琉にインタビューを実施。お互いの第一印象や作品にかける意気込みを語ってもらった。今日が初対面とは思えないほど賑やかな雰囲気に溢れたインタビューの様子をお届けする。

――舞台『光が死んだ夏』へのご出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

本島:僕はもともとこの原作漫画の大ファンだったので、よしき役に決まったときは本当にうれしかったです。ただ、それと同時に不安も大きかったですね。というのも、今回が僕にとって初めての舞台出演なんです。しかも大役をいただいたので、プレッシャーも感じています。でも、今日ビジュアル撮影をして、こうしてインタビューでお話をする中で、どんどんワクワクの方が大きくなっています。早く稽古に入って、よしきをじっくり創り上げていきたいです。

今牧:このお話をいただいてから原作漫画を読んだのですが、主人公の名前を知ったときに「同じ名前のキャラクターを演じる機会が来た!」って、すごく楽しみになりました。もちろんこれまでも出演作の情報が解禁されるときはワクワクしていましたが、今回は特に気持ちが高まっています。今日は「ヒカル役の今牧輝琉です」って何度も名乗っていたので、すこしゲシュタルト崩壊しそうになりました(笑)。

――本日のロケは早朝からだったと伺っています。振り返ってみていかがでしたか?

今牧:楽しかったです! でも……暑かったですね(笑)。これでもかってくらい、一年分の日光を浴びた気がします。普段は見られないような新鮮な景色にも出会えて、とても印象的な一日でした。

本島:普段はなかなか行くことのない場所を歩けたのが楽しかったですし、都会では見られないような風景にも触れられて、『光が死んだ夏』の世界は、きっとこんな景色の中にあるんだろうなと感じました。そういう意味でも、役作りのヒントになるような、すごく充実したロケでしたね。
輝琉くんはずっと虫に怯えてましたよね(笑)。ビジュアル撮影中だったので「今はよしきでいなきゃ」と自制していたんですけど、本島純政としてはちょっとからかって一緒にはしゃぎたい気持ちになりました。

今牧:純政、虫が平気なんだよね。本当にすごいなと思いました。僕たちって、いわゆるシティボーイで、大体そういうタイプって虫が苦手なはずなのに……。
撮影中、僕の頭にけっこう大きい虫がとまったんですけど、それを純政が取って逃がしてくれて。でも足元に逃がしたから、また顔まで上がって来そうで、ずっと「うわーっ!」って騒いでました(笑)。

――お2人は今日が初対面と伺いましたが、すでにとても仲がよさそうですね。

今牧:ちょっと仲良くなりすぎました?(笑)

本島:輝琉くんが朝からずっとハイテンションで、砕けた感じで話してくれているからですよ。

今牧:だって今日、2時間しか寝てないんですよ!(笑)朝5時には家を出なきゃいけなかったので、久々の超早起きなのと緊張もあって、ほとんど眠れなくて。そのせいで、謎のハイテンションになっちゃいました(笑)。

本島:輝琉は名前も役名も“ひかる”だから、最初はどう呼んだらいいか迷ってたんですよ。でも「輝琉でいいよ!」って言ってくれました。そのままヒカルのような雰囲気でいてくれるから、僕も今日は自然によしきでいられましたね。

今牧:どうする? もしかしたら今のテンションって初対面ハイで、本当はこんな感じじゃないかもしれないよ(笑)。僕、実は完全に心を開くと喋らなくなるタイプなんです。

本島:僕は逆です。心を開いてからの方が、どんどん喋ります。

今牧:えっ、そうなの!? 僕達真逆だね!(笑) でも、この空気感ならこれからも大丈夫な気がします。

――お互いの第一印象はいかがでしたか?
今牧:普段は僕は舞台、純政は映像という違うフィールドで活動をしています。界隈が違うから最初は知らないことも多くて、共演が決まってから純政のことをいろいろ調べたんです。そしたら、すごいイケメンが出てきて! 見た目から「マジか…! まんま“よしき”やん!」って思いました。そこからXとかTikTokとか、いろいろ覗きにいきました。写真だけじゃなくて動いてる姿も見たくなって、YouTubeのショート動画までチェックして(笑)。

本島:そこまで!? 嬉しいですね(笑)。

今牧:最初は近寄り難いタイプだったらどうしようっていうのも考えていたんですけど、実際に会ってみたら似た感性を感じてすごく安心しました。会ってまだ数時間くらいなのにもうこんな空気感になれたのは、純政がすごく素敵な人だったから。本当に嬉しいです。

本島:そんな風に言ってもらえて、僕も嬉しいです。僕も、第一印象から「『光が死んだ夏』のヒカルだ」って思いました。最初にエレベーターで会った時に大声で「純政くんですよね!」って挨拶してくれて(笑)。
あの瞬間から「ヒカルがいる!」って心を掴まれた感じがありました。不安もあったし、ヒカルとよしきの関係性をちゃんと築けるかドキドキしてたんですけど、最初から話しやすくて、すごく救われました。

――お2人とも第一印象から演じる役に似ていると感じたところもあったようですが、それぞれのキャラクターの魅力を教えてください。

本島:よしきの魅力は、彼なりにずっと葛藤してるところじゃないかなと思います。
幼なじみが死んでしまってナニカに乗っ取られてしまったという中で、それでも逃げずにもがき続けている。怖くて逃げることもできたと思うんですけど、そこに彼の優しさとか、人間らしさとか、芯の強さが見えてくる。僕はそこがすごく魅力的だなと感じています。

今牧:ヒカルって、ほんとにたくさん魅力があるんですけど、僕はやっぱり“人懐っこくて、よしきのことが大好き”っていうピュアさがすごく愛おしいなって思います。

――では、ご自身と役で「ここは少し似ているかも」と思う部分はありますか?

今牧:人が好きなところは一緒だなって思います。あと、僕はどちらかというと素直な方なので似ている……かな? どちらかといえば、ですけど。

本島:いや、めちゃくちゃ素直で謙虚な方ですよ。

今牧:今日会ったばかりなのに!(笑)。

本島:数時間でも伝わってきますよ。それくらい素敵なんです(笑)。

今牧:ありがとう(笑)。ヒカルとは、根本的な性格がちょっと似てるのかもしれないです。それに、作中に出てくるゲームがあるんですけど、僕もあのジャンル得意なんですよ。

本島:僕は、寂しがりなところがすごく似てると思いました。ヒカルに固執してしまう感じとか。逆に、クールで落ち着いてる部分はちょっと違うかな。僕、普段は原作のヒカルとか輝琉くんに近いタイプで、「うるさい」って言われることも多いんですよ(笑)。

今牧:そうなんだ? そんなふうには見えなかったけどね。よしきの格好をしてたからかな。これからそういうところが見られるのかと思うと、楽しみだな!

――本島さんは今回が初舞台とのことですが、今のお気持ちはいかがですか?

本島:やっぱり不安はあります。でも、原作をしっかり読み込んで、よしきという人物をもっと深めていきたいです。
これまで映像の現場で学んできたことを活かしつつ、舞台でしか表現できないものにも挑戦していきたいですね。お客さんが目の前にいるという環境は映像とはまったく違うので、そういう空気感も大事にしていきたいです。
あと、1ヶ月かけて稽古するというのも今回が初めてなんです。稽古で役を深める経験が楽しみです。稽古までの期間は、先輩たちの舞台をたくさん観て、いろいろ勉強したいと思っています。

――今牧さんはまさに“舞台の先輩”だと思いますが、本島さんに何かアドバイスがあれば教えてください。

今牧:アドバイス!? いや、ないですよ!?(笑)。
お芝居をしているという土台は一緒なので、僕が映像のことを知らないように、お互いに新しい価値観を持ち寄って、一緒に新しいものを生み出していけたらいいなと思っています。もちろん、声のトーンや響かせ方みたいに舞台ならではの技術はあるかもしれませんが、芝居そのものについては僕が言うべきところではないかもしれない、とも思いますし。
でも、あえてひとつ言うなら、やっぱり大事なのはコミュニケーションですね! 初めての舞台ということで不安もあるかもしれませんが、周りのみんなとちゃんと会話をしていれば、自然といい作品になっていくと思います。

――舞台本番に向けての稽古や創作過程を通して、楽しみにしていることを教えてください。

本島:今回の舞台は、これまで自分が挑戦してこなかったことにたくさん向き合うことになりそうなので、自分の役者としての新しい扉が開くんじゃないかなって思っています。
きっと、新しい表現も自分の中に身についていくはず。それがすごく楽しみです。
原作が本当に好きなので、大好きな作品の世界に自分が立てるっていう体験を思う存分楽しみたいと思います。今はわくわく、どきどき、ハラハラ。いろんな感情があります。

今牧:フィールドが違う僕たちだからこそ、それぞれが持っている武器を活かせたら、これまでにない舞台が生まれるんじゃないかなと思っています。
僕はホラーテイストの作品に出演するのは初めてですし、あの独特な原作の空気感を舞台でどう表現していけるのか、今からすごく楽しみですね。

――今後、稽古が始まる中で長い時間を共に過ごしていくことになると思いますが、2人で一緒にやってみたいことはありますか?

本島:一緒にご飯とか行けたらいいなと思ってます。連絡先も、もう交換済みです!

今牧:会って2時間くらいで交換したんだよね(笑)。あと、料理を作ってもらう約束もしています。純政、料理が本当に上手なんですよ! めちゃくちゃおいしそうな料理を作ってて…。今日も「朝ごはん何食べたの?」って聞いたら「昨日の残り」って言うから、「そんなに作るなら食べに行くね!」って返しました(笑)。

本島:僕の手料理食べてもらいたいです!僕たち2人とも料理をするんですよ。輝琉くんが無水カレーを作っているのをSNSで見たんですけど、僕はそれが食べてみたいですね。カレーって人によって味が違うので、どんな味なのかすごく気になります。

――では最後に、舞台への意気込みと読者の皆さまへのメッセージをお願いします。

今牧:『光が死んだ夏』はすごく注目度の高い作品で、僕も原作とアニメをずっと楽しみに見ているんですが、SNSのおすすめ欄にも話題がよく流れてくるんです。舞台もきっと多くの反響があると感じていますし、プレッシャーももちろんありますが、ひとりの『光が死んだ夏』ファンとして、お客様と一緒にこの作品を楽しめたらと思っています。ぜひ、劇場で体感してください。

本島:原作漫画の持つ空気感を大切にしながら、カンパニーのみなさんと力を合わせて、観に来てくださる方に満足していただける舞台を作りたいと思っています。僕たち、本島純政と今牧輝琉だからこそできる、唯一無二の『光が死んだ夏』を届けられるように。この世界観を大切にしながら、自分自身も楽しんで、全力でこの作品に向き合っていきたいです。

取材・文:水川ひかる/写真:ケイヒカル

舞台『光が死んだ夏』

日程・劇場 :
【東京】2026年1月9日(金)~1月18日(日) 紀伊國屋ホール
原作:モクモクれん『光が死んだ夏』(KADOKAWA「ヤングエースUP」連載)
脚本・演出:藤井颯太郎
音楽:さのみきひと
出演:
辻中佳紀 本島純政
ヒカル 今牧輝琉
山岸朝子 橘 めい
巻 ゆうた 松尾 樹
田所結希 澤田理央
暮林理恵 山野 海
武田 一 赤星昇一郎
田中 村田 充
橘 カレン 鳩川七海 村上亮太朗

主催:舞台『光が死んだ夏』製作委員会
最速先行:2025年10月3日(金)12:00~10月13日(月祝)23:59
一般発売:2025年11月22日(土)10:00
チケット料金:9,800円(全席指定/税込)

◆公式サイト:https://www.nelke.co.jp/stage/hikanatsu_stage/
◆公式X:https://x.com/hikanatsu_stage (@hikanatsu_stage)
ハッシュタグ:#ひかなつ舞台

©モクモクれん/KADOKAWA・舞台『光が死んだ夏』製作委員会