【インタビュー】ドラマ版から舞台版へ。シリーズを締めくくる舞台「gift」、W主演の染谷俊之、和田琢磨が意気込みを語る

インタビュー

2025年10月1日(水)よりTOKYO MX、BS日テレで放送され好評を博したドラマ「gift」が、2026年7月、品川プリンスホテル ステラボールにて舞台化される。
出演は、染谷俊之、和田琢磨をはじめとするドラマ版キャストが続投。脚本・演出は、劇団「悪い芝居」代表の山崎彬が手がける。

メディアクトでは、本作でW主演を務める和田琢磨と染谷俊之にインタビューを行い、作品への思いや舞台化への意気込みを聞いた。

――長く続いてきた本作も、いよいよクライマックスを迎えます。率直な今のお気持ちをお聞かせください。

染谷:ドラマは無事に撮影を終えることができました。当時はドラマのことで手一杯だったんですが、いよいよ舞台が始まると思うとワクワクします。続きを生で観ていただけるのが、すごく嬉しいです。

和田:『Solliev0(ソッリエーヴォ)』から始まり、気がつけば数年が経ちました。一つのシリーズを続けるだけでも大変なのに、舞台とドラマが連動するという珍しい形でここまで来られたことを、とても光栄に思っています。まだ舞台はこれからですが、みんなで着地点が見えてきた喜びも感じていますし、何よりお客様に楽しんでいただけているからこそ続けてこられた作品だと思っています。そういう作品に携われていることが嬉しいですね。

――物語の結末に向けて、観客の皆さんに特に注目してほしいポイントを教えてください。

染谷:ドラマの頃からのキーワードである「gift」という特殊能力は、もちろん大きな要素です。ただ、それ以上に、その力によって揺れ動く登場人物たちの心情が描かれている作品だと思っています。複雑に絡み合う人間関係を、ぜひ楽しんでいただきたいです。

和田:今回は物語が大きく動きますので、そこがまず見どころの一つです。そしてシリーズの着地点となる作品でもあるので、できるだけ良い形で締めくくれるよう、僕らも全力で向き合っています。「楽しい結末」と言うと少し違うかもしれませんが、「楽しいシリーズだった」と思っていただけるような作品になっていると思います。

――長く共演を重ねてきた中で、お互いの芝居に対する印象に変化はありましたか? また、改めて「ここが好きだな」と感じた部分があれば教えてください。

和田:やっぱり、飼っているワンちゃんを大事にしているところに優しさを感じますし、すごくいいなと思います。それと、特にここ1年くらいは身体づくりにもストイックに取り組んでいて。もともと運動が得意な人だと思うんですが、さらに自分の身体と向き合い続けている姿は本当にすごいなと、尊敬しています。

染谷:僕は改めて、琢磨くんは“人たらし”だなと思います(笑)。いい意味で、誰からも好かれる人なんですよね。コミュニケーション能力の高さや、とっつきやすさもあると思うんですが。普段はふわっとしているのに、本番になると一気に決めてくる。そのギャップがすごいなと思います。覚悟が一瞬で決まるんですかね?

和田:そうなんだよね。覚悟、一瞬で決まっちゃうんだよ。

染谷:他の作品でも、そのかっこよさは実感しています。リハーサルでは柔らかい雰囲気なのに、本番とのギャップがあって、本当に素敵だなと思います。

和田:力を抜いているわけではないんですけど、リハーサルでビシッと決めるのが苦手で…。それでも文句を言わずに「そういう役者なんだな」と受け止めてくれるところも、好きなところですね。

――「人たらし」とのことですが、何かエピソードはありますか?

染谷:相手が褒められて嬉しいポイントをちゃんと分かっているんですよ。それを本心で伝えているからこそ、言葉がちゃんと相手に響くんだと思います。

和田:なぜか分からないんですけど、街で外国の方に声をかけられることが多くて。「写真を撮ってほしい」とか。この前も声をかけられましたね。

染谷:以前、ご飯屋さんで知り合った海外の方を舞台に招待していましたよね?

和田:ありましたね。観光で来ていた方々と偶然仲良くなって、「俳優をやっている」と話したら興味を持ってくれて。そのまま舞台に招待しました。

――以前の取材では、同じジムに通われていると伺いましたが、その後はいかがですか?

染谷:時間帯が違うので、なかなか会わないんですよ。僕は全部終わってから行く夜派で、琢磨くんは朝派。ジムに通っているのに、プールだけ行って筋トレは自宅でやっているらしいんです。ムキムキになりたくないらしくて(笑)。

和田:僕はプールエリア専門ですね。おじいちゃんおばあちゃんと一緒に水中ウォーキングをしています。怪我をしないように(笑)。染ちゃんは本当にストイックに身体づくりをしていて、すごいなと思います。

――ドラマから続投しているキャストの皆さんと再集結しましたが、印象的だった出来事はありますか?

和田:成弥とは久しぶりの共演でした。お芝居ではしっかり相手にぶつかってくる、とても素敵な役者さんだと改めて感じましたし、普段話すと一気に子犬みたいにキラキラした目になるんですよね。人としても魅力的で、変わらない部分と成長した部分の両方が感じられる俳優だと思います。

染谷:成弥くんとは初舞台で共演していて、その時はお互い高校生くらいでした。右も左も分からない中で出会って、そこから別作品で再会した時も、まだどこか子どもっぽさが残っていて現場でもはしゃいでいたんです。でも今回久しぶりに会ったら、雰囲気がガラッと変わっていて驚きました。上から目線ではなく、人としての成長を感じられて嬉しかったです。

――おふたりが演じる役について、改めてどんな人物だと感じていますか?

染谷:芯がしっかりしていて、自分の価値観を持っている人物だと思います。ぶれない強さがありますね。ドラマでは描ききれなかった関係性が今回より深く描かれるので、そこに注目していただきたいです。兄弟の関係性も、より繊細に表現されていると思います。

和田:僕が演じてきた秋葉は、過去にとらわれている人間です。ただ、夏目と出会ったことで、その過去から逃げずに向き合おうとする心情の変化が生まれました。そういう意味では、夏目との出会いによって成長させてもらえた役だと感じています。

――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

和田:おそらく今回がシリーズの締めくくりになると思います。これまで積み重ねてきた時間や思いを、すべてぶつけたいです。芝居だけでなく、僕ら個人の熱量も感じていただけたら嬉しいです。

染谷:同じ作品、同じスタッフでここまで来られたことが本当に嬉しいです。個人的には『Solliev0』よりも『gift』の方が舞台映えする作品だと感じています。特殊能力の表現がどう演出されるのか、僕自身も楽しみですし、どんな着地を迎えるのか、ぜひ見届けていただけたらと思います。

取材・文:水川ひかる/写真:ケイヒカル

公演概要
舞台「gift」

【STAFF】
主催・企画原案:「gift」製作委員会
脚本・演出:山崎 彬
舞台監督:中村貴彦 演出助手:藤嶋恵 照明:加藤直子 音響:佐藤こうじ 映像:森すみれ
舞台美術:竹邊奈津子  衣裳スタイリング:網野正和  アクション監督:加藤 学
制作:アズプロジェクト・MinyMixCreati部  協力:モストプランニング

【CAST】
夏目 奏:染谷 俊之  秋葉 浩太:和田 琢磨

佐久間 裕典:谷口 賢志
筧 有起哉:手島 章斗
メグミ:横田 龍儀
布施 未尋:小西 成弥
椎橋 壮馬:前嶋 曜
遠野 亮:椎名 鯛造

柚原 隼人:廣野 凌大

夏目 卓:藤田 玲

【SCHEDULE】
2026年7月17日(金)▶▶▶7月27日(祝・月) 全16公演

【劇場】
品川プリンスホテル ステラボール https://www.princehotels.co.jp/shinagawa/stellarball/
〒108-0074 東京都港区高輪4丁目10−30 

▼チケット販売スケジュール
・HP先行
受付期間 4月27日(月)18:00 ~5月17日(日)23:59
当落発表 5月20日(水) 
入金期間 5月20日(水)当落発表後~5月31日(火)21:00
受付URL https://eplus.jp/gift/