【インタビュー】初主演・吉田仁人(M!LK)と双子の兄弟を演じる武藤 潤(原因は自分にある。)に注目！　『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争THE STAGE』インタビュー

2024年2月23日(金祝)～3月3日(日)まで、ヒューリックホール東京にて『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争THE STAGE』が上演されます。

赤き獅子の国リオニスの若き王子モント・リオニス役は、ボーカルダンスユニット「M!LK」のリーダーを務める吉田仁人(M!LK)さんに決定し、初の主演舞台に挑みます。モントの双子の王子シュテル・リオニス役を、ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」に所属する武藤 潤(原因は自分にある。)さんが演じます。

メディアクトでは主演とその双子を演じる吉田仁人(M!LK)さんと武藤 潤(原因は自分にある。)さんのインタビューを実施。本公演に対する意気込みや見どころなどのインタビューをさせて頂きました。

――今回『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』に出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

吉田　そうですね。やっぱ素直に本当に嬉しいというか、まず、主演だぞって言われた瞬間、すごく嬉しくて、喜んで。……って。他人事のように喜んだんですけど、よくよく考えると、初めての事で、プレッシャーがいっぱいあるな、と。シリーズがものすごく大きくて、その中に自分が携わることになるとはっていうの、本当は想像もつかなかったので、大丈夫か俺？　みたいに色々、考えましたね。でも、結果として、制作チームの皆さんや頼りになる人もいて（横にいる武藤さんを見る）。そういう点で、すごいうまくいけそうな気がするって思ったので、頑張ろうっていうところに落ち着きました。

武藤　そうですね。やっぱり、人気なゲームなので、それを舞台化ってなって、すごく面白そうだなって思ったことと、原作のあるものを舞台でやるっていることはすごくやってみたかったことなので、話をもらった時はすごく、嬉しかったですね。 で、実際ゲームとかやってみたら、（自身の演じるシュテル・リオニスが）めっちゃ強そうなキャラクターで、すごい……なれるかな？　って（笑）

――お二人が本公演のプロットをご覧になった時の印象や感想などを教えてください。

吉田　リアリティがすごくあるなっていうのは思いました。歴史ものや国とりっぽくて。ファンタジー設定ではあるけれど、限りなくストリートプレイに対応しているというか、すごくリアルを感じました。もちろんアクションとか激しそうだなと思いつつ、それぞれのキャラクターの内面的な動きがリアル。シェイクスピアの戯曲のようなテイストも感じました。

主なテーマとして、僕らには家族愛だったりするものがあって、すごくそれが本作でもリアリティを持っていて、乖離し過ぎていない感じとか。読んでいて惹き込まれました。

武藤　実際にこの過酷な運命というか……僕って（プライベートで）そもそもすごく家族で仲が良いんですよ。その分、このプロットを初めて読んだ時、その分辛い……辛いなって思いました。それを観ている人も心が動かされるようなものになるんじゃないかなってプロットでした。あとは、やっぱり強そうなキャラクターだな！　って思いました。

――お二人は元々ご面識はあると思いますが、舞台での共演が初めてになると思います。今回、双子を演じることになりますが、お互いの印象などを教えてもらえますか？

吉田　正直、ずっとニコニコしていて、この顔立ちからは想像できない。喋り始めると……少し独特な雰囲気で、楽しそうに喋るんですよ。あまり僕の周りでは、いたことがない人間というか……なんかどこいても、いつでも変わらず、うんうん、ずっと楽しそうなんですよ。きっとどこの場所にいてもかわらずなんでもすごく、前向きにとにかく楽しそう っていう印象。

武藤　いや、でも、確かにそうですね。よく言われるのが、静かにしてる時は、カッコイイと。ちょっと話しだすとポンコツだね、みたいな。

吉田　僕、EBiDANの全員とコミュニケーション取れるんですよ。その中で、気になっている後輩でした。今回共演できる後輩が潤くんで良かったな、と。素直に思っています。

――ありがとうございます。それでは、武藤さん。逆に印象を教えてもらえますか。

武藤　お兄ちゃん感っていうのは、すごいです。この芸能事務所に入って、お芝居のレッスンとか受けさせていただいて、結構、引っ張ってくれる。兄貴感っていうのが、すごいありまして。昨日とかもやっぱり大人数のバラエティ番組をやって、50人以上をまとめるMCをしていて。引っ張っていく力を持っているんだな、って。

吉田　MCに関しては骨が折れました、本当に。（笑）基本、グループのMCも対4人なんですよ、ラジオとかでも一人でずっと喋ってるやつだったりとかする中で、初めてのバラエティーの回し。それも対54！　大型番組みたいなレベルだったんです。それは本当に大変で、体力が吸われるなっていうのはありましたね。

武藤　でも、やっぱそれができちゃうのがやっぱ仁人さんなんだな。モントだな！って思います。

――頼りになりますね。公演は2月ということで、まだ稽古は始まっていないと思いますが、舞台に対して楽しみなことなどはありますか？

吉田　顔合わせの時点から、自分ってどう振る舞えばいいんだろうって思っています。僕はもう、わからないので、……そのまんまでいこうかなって。「お前、主演だったらこうしろよ」って言われることがあれば、もう素直に全部やっていくスタンスです。

本番が（休演日を挟んで）10日間だから、本当あっという間に過ぎちゃうって思っているので、毎日ちゃんと来てくれた皆さんに感謝しながらみんな仲良くしたいですね。かつ集中できる現場っていうものを作れればなって思っています。

武藤　僕は経験があまりないので、舞台稽古を通して、迫力のあるものに仕上げられたらいいなって頑張りたいですね。

――ありがとうございます。今回、元々がゲーム作品の舞台化なのですが、お二人は普段ゲームとかで遊びますか？

吉田　僕、4歳からずっとダンスをやっていたんですね。なので、ちゃんとゲーム機を自分で買って遊んだのが20歳からなんですよ。ただ、その20歳から、今は23なんですけど、3年間でゲーミングPCまで買うようになってしまいました。オフの日とかがあれば、基本インドア派なので、家から出ずにひたすら一人でゲームをやり、ただひたすらに寝るという……。

――20歳でゲームに出会って、ハマってしまったということですかね？

吉田　ハマってしまった趣味かもしれないですね。外に行くにもね、お金が……僕、結構浪費癖があるので、どっか行くと何か服を買ってしまうとかあるんで、もう家にいようっていう時があったんですけど。それこそコロナの時期とかが重なったんですね。ゲームっていいストレス解消法というか、本当になんか自分だけの世界で好きなことができるので。

遊ぶのは結構、オンラインゲームが多いです。短時間ですっと終わるタイプの。チームを組んで、戦うようなFPS系ですね。オンラインでやりとりをしながら遊んだりします。けど、海外の方と遊ぶことが結構あるんですけど、そういう方とマッチした時は、聞き取れないのでボイスはカットしますけどね（笑）　結構、野良で遊ぶ方が気が楽なんですよ、9割5分そうですね。

武藤　全然わからない話しだ……でも、結構負けた時とかすごい悔しくない？

吉田　負けた時はね、やめる。リセットする。1回イヤホンを取って、さっきのはなんなんだろうな……って、静かにアンガーマネジメントして6秒黙る。メンタルのコントロールしてる！

武藤　すごい。僕は普段は、スマホのゲームとかは結構やったりしますね。けど、やっぱり負けると悔しいんで、ゲームでちょっとそういう思いしたくないなってのがあるので、あんまりゲームはやらない。でも勝った時はその分すごく嬉しい。

――ゲームをあまりやらないとのことですが、他に趣味などはあるんですか？

武藤　映画を観ることです。映画館に行って1日で4本観たりします。

吉田　映画館で4本？

武藤　映画観てます。

吉田　え、それはさ……今最新のロードショー作品なの？

武藤　そうです。

吉田　正直新しいものを１日で4本とか観たら、2本目の記憶なくならない？

武藤　……うん。

吉田　おい（笑）　最初と最後は意外と印象残ったりするよね。

武藤　で、3本目何観たっけ？　ってなります。

吉田　すごい中だるみ！（笑）

武藤　でも、映画館で観ると、音とか全然違います。それは本当です。

――今回『ファイナルファンタジー』という、長く歴史のある作品だと思いますが、遊んだことある作品とかって過去にあったりしますか？

吉田　僕はゲームにハマったのが20歳からで。正直タイトルはめちゃくちゃ聞いてて、映像とか、予告とか、観てたりはしたんですけど、プレイする環境がなかったんです。初めてちゃんとプレイしたのがスマホのFFBE幻影戦争です。で、遊んでみて、あ、こんな感じなんだっていう。どんな技出そうか、パーティの組み合わせとかすごく頭を使いますね。とりあえず1番攻撃力が強いやつから並べ替えてパーティを組んでいます。魔法とかあまり使わない感じで。

武藤　サボテンダーってキャラクターいるじゃないですか？　それがめっちゃ好きで可愛いなって思って、多肉植物っていうのを知って、本当にサボテンというものがあるんだって、後から知って……サボテンを飼い始めました。

吉田　（サボテンダーでサボテンの存在を知った人）いないよ……多分そんな人。

武藤　そう？　遊んだタイトル忘れちゃったんですけど、その作品に出てきて。ユウナっていますよね？　それが出てきました（おそらくファイナルファンタジーＸ）。

――最後に、本番を楽しみにされてるファンの方に一言ずついただければと思います。

武藤　ファイナルファンタジーの世界観・FFBE幻影戦争の世界観というものを、観ている人に感じてもらって、たくさん心を動かせるように僕たちもお芝居を作っていこうと思いますので、ぜひ本番を楽しみに待っていてください！

吉田　来年から稽古も始まって、とんとんとんと、 気づけばもう多分千秋楽っていうぐらいのタイトなスケジュールの中でやっていくと思うんです。作品を知っている人、ゲームをプレイしたことがある人、僕たちに興味を持って舞台に行ってみようかなって人たちに世界観を伝えたいです。

僕たちは演じるっていう役割で、その衣装の造形だったりとか、セットや演出とか、それぞれパワーを集結したものがその作品だと思うので、それを感じていただけるようなクオリティと熱量を伝えられればなという風に思っています。

もう稽古から全力で向き合いたいなって。ぜひ楽しみに待っていてください！

――本日はありがとうございました。

文：木皿儀／撮影：ケイヒカル

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