【インタビュー】READING WORLD×VISIONARY READING 朗読劇『紫苑のもみじ』 佐藤流司インタビュー

リリース情報

Thanksgiving、AOI Pro.、サンライズプロモーション主催のREADING WORLD×VISIONARY READING 朗読劇『紫苑のもみじ』が、7月17日(金)より日本青年館ホールで上演される。

本作は、世界文化遺産・下鴨神社で上演された『鴨の音』シリーズや、ユネスコ世界記憶遺産を題材にした『約束の果て』『約束の鎮魂歌(レクイエム)』など、歴史ある場所を舞台に唯一無二の世界観を紡いできた朗読劇プロジェクト「READING WORLD」と、「映像で、朗読劇が、物語が、動き出す。」をコンセプトに新たな朗読劇体験を創出するAOI Pro.の「VISIONARY READING」が初めてタッグを組む話題作。「応援席から降りて、自分の人生の主役になる」をテーマに、恋愛や家族、そして自分自身と向き合う姿を描いたヒューマンドラマが届けられる。

メディアクトでは、主人公・雨宮もみじの幼馴染である原周太を演じる佐藤流司にインタビューを実施。声優陣との共演で感じたことや朗読劇ならではの魅力、近年挑戦を続ける声の仕事への思い、そして今作の見どころについて語ってもらった。

――本作への出演が決まった際のお気持ちを教えてください。
「貴重な経験になるな」と思いました。ありがたいことに朗読劇のお話をいただくことも多いのですが、声優の方々とご一緒する機会はなかなかありませんし、今後もそう多くはないと思うので、とても貴重な機会だと感じました。

――先日中井和哉さん、下野紘さんとのラジオ収録を終えられたとうかがいました。実際にご一緒してみていかがでしたか。

聞き覚えのある声が目の前から聞こえてくる不思議な感覚でした(笑)。本当にいい声だなと素直に思いましたし、お二人とも本当に声が通るんですよ。

俺も15年くらい芝居をやってきて、声が大きいと言われることなどもありましたが、声が通るというのはまた別物なんだと実感しました。声を生業にされている方は、やっぱり使い方のレベルが違いますね。

――近年は声優のお仕事にも挑戦されていますね。映像や舞台との違いを感じたことはありますか。

まず、舞台と声優の現場では同じものが一つもないんですね。

特にアフレコブースへ入ってマイクの前に立った瞬間の空気感は、今まで経験したことがないものでした。張り詰めた空気に包まれる感覚というか、「これが声の仕事なんだ」と思いました。

――普段の舞台では、緊張することはありますか。

ないですね(笑)。「自分が一番強い」というメンタルでいるので、緊張はしないです。

――朗読劇は通常の舞台より稽古期間も短く、公演数も限られます。公演毎にお芝居を変えられている印象がありますが、その場ならではの表現を意識することはありますか。

朗読劇は舞台と違って、お芝居を固める時間がほとんどないんです。

短ければ1日、2日で本番になりますし、キャスト全員が完璧に固めた状態ではないと思います。

でも、それはネガティブなことではありません。固まっていないからこそ、その場で感じたものを表現すればいいと思っています。だから毎公演違って当然なんです。

もちろん通常の舞台も、3〜4か月稽古をしても毎回同じ芝居にはなりません。その日の空気や共演者、スタッフさんとのタイミングによって変わるものです。朗読劇は、その「固めない面白さ」がより強く出るジャンルなんじゃないかなと思います。

――周太は京都の職人という役どころです。京都には思い出がありますか。

撮影所があるので、映像作品では何度もお世話になっています。

プライベートでは俳優仲間と遊びに行ったこともあるんですが、コンタクトレンズの替えを忘れてしまって(笑)。帰りはほとんど何も見えませんでした。

――『紫苑のもみじ』というタイトルも印象的です。日本語がお好きとうかがっていますが、特に惹かれる言葉はありますか。

今すぐ思い浮かぶわけではないんですが、ことわざや四字熟語はやっぱり美しいなと思います。

――作品には「応援席から降りて、自分の人生の主役になる」というテーマがあります。佐藤さんご自身が応援している存在はいますか。

最近はラッパーのGADOROさんですね。ライブにも行きたいと思っているんですが、まだ行けていなくて。

俺自身はライブで「一緒に歌おう」「拳を上げよう」というタイプではなく、座って静かに観るタイプです(笑)。

――本作で特に楽しみにしてほしいポイントを教えてください。

今って舞台も朗読劇も本当にたくさんあって、ある意味飽和状態なんですよね。作品数は増えているけれど、お客様は分散している。だからこそ、それぞれの作品が差別化しなければいけない時代だと思っています。

今回は、俺が子どもの頃から知っているような声優さんのお芝居を生で体感できる作品です。
そういう機会って本当に少ない。だから今回は俺だけではなく、ぜひ周りの出演される皆さんのお芝居を楽しんでいただきたいです。すごく貴重な時間になると思います。

――佐藤さんご自身も「いい声」と言われることが多いと思います。以前はご自身の声にコンプレックスもあったとうかがっています。

昔は、顔と声が合わないと言われることが多かったですね。ハスキーなので、声が通りにくかったり、歌えるジャンルも限られたり。でも最近は褒めてもらえることも増えましたし、今は嫌いではありません。ありがたいことに声のお仕事もいただけているので、自分の武器にしていけたらと思っています。

――今後も声優のお仕事には積極的に挑戦していきたいですか。

ぜひ挑戦していきたいです。ありがたいことにコンスタントに声のお仕事をいただけているので、このままもっと勉強していきたいと思っています。

――今年の夏、プライベートで挑戦してみたいことはありますか。

本当は髪を全部刈り上げて短髪にしたいんですよ。街ですれ違ったら「うわっ」って思われるくらい(笑)。

もう10年以上長めなので、一度くらい思い切って短くしたいんですよね。金髪も考えるんですけど、やっぱり「男は黙って黒髪」みたいな気持ちもあるので。20代でいろいろな髪色は経験したし、しばらくは黒かな。……急に変えるかもしれませんけど(笑)。

――最後に、公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

今はいろいろな作品がある時代だからこそ、「何を観るか」は自分で選んでいただきたいです。その中でも、この作品でしか味わえない体験があると思っています。

こういう機会はなかなかありませんので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらうれしいです。

取材・文:水川ひかる/写真:ケイヒカル

■公演概要
READING WORLD×VISIONARY READING

朗読劇『紫苑のもみじ』

期間

2026年7月17日(金)〜7月19日(日) 計5公演

脚本

灯敦生

演出

岡本昌也(AOI MANAGEMENT)

出演

山根綺 佐藤流司
山口勝平 中井和哉 三石琴乃
伊藤かな恵 重松千晴 熊谷健太郎

会場

日本青年館ホール

東京都新宿区霞ヶ丘町4-1
東京銀座線「外苑前駅」2b出口(徒歩5分)

上演スケジュール

7月17日(金) 19:00
7月18日(土) 13:00 / 17:00
7月19日(日) 12:00 / 16:00

チケット

[料金(税込)]
S席:11,000円(税込)
A席:9,000円(税込)

※未就学児のご入場はお断りいたします。

公演公式 HP https://thxgive.com/readingworld/shionnomomiji

公演公式 X https://x.com/readingworld_jp

主催:Thanksgiving AOI Pro. サンライズプロモーション