山本一慶、井澤勇貴、大湖せしる、ルー大柴 ほか出演 ロマンティックコメディ『さよなら、チャーリー』開幕!

レポート

2024年2月16日(金)から池袋・あうるすぽっとにて、ロマンティックコメディ『さよなら、チャーリー』が開幕いたしました。
本作は、プレイボーイのチャーリーが、数々の女性と浮名を流してきた天罰で、この世に女として送り返されたことで始まる、おかしくも切ないファンタジックコメディ。


初日に先駆けて行われた舞台挨拶では、山本一慶、井澤勇貴、大湖せしる、ルー大柴が登壇し、見どころを語りました。公演は2 月25 日(日)まで。(1 幕:75 分/休憩:15 分/2 幕:60 分)


以下コメントをご紹介いたします。

――初日を迎えた心境をお願いいたします。

チャーリー役/山本一慶:
稽古が始まってから、あっという間にここにいる感じです。井澤さん演じるジョージとの友情から、チャーリーが女の子になったが故の想いの変化を繊細に演じていけたらと思っています。皆さんにいっぱい想いが届くといいなと思って演じさせていただきます。

ジョージ役/井澤勇貴:
一慶くんも言っていた通り、稽古期間から今日に至るまで、本当にあっという間の日数でしたが、作品上一慶くん演じるチャーリーと絡むことが非常に多いので、やっと公開イチャイチャをお客様に届けられます。そこをお楽しみに。

ラスティ役/大湖せしる:
この素敵な作品を素晴らしいカンパニーで作り上げて初日を迎えられたことを、とても嬉しく思います。『さよなら、チャーリー』の世界観を、存分に楽しんでいただけましたら幸いです。

アレキサンダー・メイヤリング役/ルー大柴:
私はメイヤリングというプロデューサーの役で、(大湖)せしるちゃんとは夫婦という役どころです。短期間で作った作品なんですけど、私がべらぼうに(出番が)多いんですよね、そんなことはない(笑)。ワンポイントで出ているんで、じっくり見ていただければ、ありがたいです。
今年古稀になりまして、70 歳でステージをまさかやるとは思っていませんでした。とてもいい作品で、アクの強い役をいただきました。思い出になる舞台にしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

――共演者の見どころポイントをお聞かせください。

山本:この作品は、見終わった後に1 番感じていただけるんじゃないかなと。僕が個人的に好きなところは、井澤さんの独り言みたいなセリフです。セリフにないところでもボソボソって言ったりするんですけど、かっこいい! いたるところに井澤さんのかっこいいボヤキがかくれているので探してもらえたら。

井澤:これで一慶くんの見どころポイントを言ってしまうとイチャイチャしすぎちゃうので、ルーさんのポイントを。やはりルーさんと言えば、あの名セリフをご存知と思いますが、代名詞のあのセリフももしかしたら聞けるかもしれません。

ルー:そうね、時々イングリッシュをちょっと入れたり、もしかしたらあるかもしれない。

大湖:本当にルーさんのシーンは素敵で、私も大好きでいつも稽古を見ていました。そこも1 番ですが、共演の枝元さん、柳内さん、神屋敷さんは、役者さんとして方々が出す雰囲気もとても素敵なので、そこもぜひぜひ見ていただきたいなと思います。

ルー:井澤さんと一慶ちゃんの2 人のファイティングシーンがあるんですけど、あそこすごく好きなの。あと2 人で踊るシーンがあるんですが、息が非常に合っています。この作品は1950 年代のストーリーですが全然古くなくて、2 人が日本人なのかな?ていうくらいかっこいい。そこも見どころだと思いますよ。

―最後にメッセージをお願いします。

山本:こうして無事に初日を迎えられたこと嬉しく思います。この作品は“愛とはなんだろう”と、呼びかけになっているとすごく感じています。 60 年程前の作品ですが、今も愛されている転生ものと言われるジャンルの先駆けであり、男の子が女の子になった故の葛藤が、すごくリアルに描かれていて、本当に日常にこういう現象が起きたら、みんなどう戸惑い、どう自分の感情と向き合っていくのか。
そこは非現実ですが、この現実世界に生きる我々にとってもすごく考えさせられ、そしてこれを観てから、より人を大切に思う気持ちや、一緒に過ごす時間の大切さを感じることができる作品だと思っています。
と言いつつ、ロマンティックコメディ(恋愛をテーマにしたコメディ)というジャンルなので、笑いの部分もあり、昔ながらのロマンスもあります。何も予習する必要はないので、気軽に劇場へ楽しみに来ていただけたらと思います。

【introduction】
1959 年ブロードウェイ初演。「ティファニーで朝食を」の脚本で知られるジョージ・アクセルロッドの脚本・演出、ローレン・バコールのチャーリーで上演され、その後、1964 年に映画化される。
映画は、「雨に唄えば」ヒロインで知られるデビー・レイノルズのチャーリーである。
日本での初演は、1969 年日生劇場にて、浅利慶太演出、越路吹雪のチャーリーで上演。その後も人気作品として、元宝塚歌劇団男役トップスターや、池畑慎之介が演じた。


【物語】
ここはハリウッドに近いカリフォルニアの海浜住宅地、チャーリー・ソレルの家。
今日はシナリオライターのチャーリーのお葬式。 取り仕切っているのは親友で映画監督のジョージ・トレイシーである。しかし参列者は、チャーリーのマネージャーだったアーヴィングと、チャーリーが働いていたスタジオの社⾧夫人・フラニイのたった二人。
それもそのはず、チャーリーは数々の女性と浮名を流し、挙げ句の果てに人妻と浮気現場をその亭主に見つかり、ピストルで撃ち殺されたのだ。その人妻・ラスティによると、チャーリーの体が海に落ちる音が聞こえたが、死体もそれきり見つからないらしい。 葬儀も散会となり、ジョージが一人で片付けていると、突然トレンチコートを着た人物が窓から入って来る。姿は女だがその動作と言葉遣いは男…しかもコートの下は裸の様子。「どうしたんだ、俺だよ!チャーリーだよ」とその人物は言う。
どうやらチャーリーは数々の女性を泣かせてきた天罰で、この世に女として転生してしまったのだ!
パニックになりながらも女性として出直そうとするチャーリーだったが…。

【公演概要】ロマンティックコメディ『さよなら、チャーリー』

作 :ジョージ・アクセルロッド
訳 :小田島恒志
演出:岡本さとる
製作:アーティストジャパン
日程:2024 年2 月16 日(金)~2 月25 日(日)
劇場:池袋あうるすぽっと
出演:山本一慶、井澤勇貴/大湖せしる、神谷敷樹麗、枝元萌、柳内佑介/ルー大柴
料金:S 席8,500 円 A 席7,500 円(税込・全席指定)
取り扱い:アーティストジャパン、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット
お問い合わせ:アーティストジャパン 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp/
公式サイト:https://artistjapan.co.jp/goodbye-charlie2024/
公式エックス:https://twitter.com/aj_gbc2024


カメラマン:山副圭吾
Ⓒ2024.ロマンティックコメディ「さよなら、チャーリー」