【イベントレポート】「サイコー超えてる!ドリフェス! 応援上映!!!!!!!2nd」(キャスト&スタッフトークショー登壇者:正木 郁、株元 英彰、松井 洋平)
2024年3月24日(日)にTOHOシネマズ 池袋にて『ドリフェス!』シリーズの応援上映イベントが実施されました。2023年11月19日(日)に実施されたイベントの第2回となります。メディアクトでは13:00に実施された回(昼公演)のイベントレポートをお届けいたします。
TOHOシネマズ池袋にて計2公演。アニメ『ドリフェス!』第3話までの上映だった第1回に続き、今回は第4話~第6話の上映を実施。そして、上映終了後には「DearDream」から正木 郁さん(as:沢村千弦)、「KUROFUNE」から株元 英彰さん(as:黒石勇人)、そして作詞家の松井 洋平さんが登壇してのキャスト&スタッフトークショーも行なわれるという形式です。
応援上映
応援上演が始まる前には、事前説明を影ナレで千弦&勇人が担当。千弦「やっぽーい」などのお馴染みの挨拶、勇人「お前ら全員開国だ!」(開国してー!)といったコール&レスポンスで盛り上げ、応援上映へと繋いでくれます。
アニメ本編がスタート。映画館のスクリーンで上映され、それに対してのリアクションありで楽しむ応援上映となります。イベントとしてはペンライト、うちわ、タオル、小さいぬいぐるみなどの持ち込みがOKで、客席では思い思いのグッズを手に応援する姿が見られました。そしてお馴染みですが『ドリフェス!』ならではのグッズとして、カード型ペンライトというものが存在します。本編において、エールはドリカで示すものという応援の流儀があり、カードを差し込めるタイプのペンライトを自分の推しの色に変えて振っている方々が多く見られました。
アニメ第4話「3人ユニット結成!!!」のメインは佐々木純哉。高校に進学せず事務所に所属し、デビューを目指している彼の、事務所の先輩である三神遙人に憧れる理由が描かれます。また、彼と天宮奏、及川 慎の3人のユニット「TRAFFIC SIGNAL」(以降、トラシグ)結成秘話でもあります。
第5話「はじめてのバラエティ!!!」は、そんなトラシグのリーダーの座を巡り、3人がバラエティ番組に挑む回となります。トラシグの3人に片桐いつき、沢村千弦を加えた5人が出演することになった「極限トキメキバラエティー ムネキュンプリンス」は、胸キュンワードをアドリブで披露するという番組。この番組の体裁が、応援上映ととてもマッチしており、女性のセリフが字幕で表示されるため(アニメ上では、セリフは無く字幕のみ)、客席が女性のセリフを担当しアイドルが返答するという、いわゆる掛け合いが自然と発生。リアルなコールアンドレスポンスに会場は大盛り上がり!
第6話「千弦と唯弦!?」は、千弦のメイン回。双子の兄との確執と和解が描かれます。この回でのライブシーンはこれまでで初となる、いつきと千弦の二人だけ。会場のペンライトが緑色と薄紫色に染まっているのが印象的でした。また、ラストシーンでは勇人が初登場。次回以降への期待が高まる終わり方となります。
キャスト&スタッフトークショー
応援上映が終わるとトークショー。正木郁さんと株元英彰さんが登壇し、自己紹介。応援上映前に行われたコールアンドレスポンスを再び行い、会場は盛り上がります。
また、本日は2人に加え、『ドリフェス!』に数々の作詞提供を行っている松井洋平さんも登壇。なんと松井さんはお客さんに混ざって応援上映をずっと鑑賞していたとのことで、客席から登場。「すごい大画面。応援上映の中で見るのは初めてで、顔がでかい!」と興奮しながら上映の感想を伝えます。
松井さんは二人のジャケット姿が相変わらず良いと褒めますが、正木さんは「当時のやつで、ここ(肩回り)ちょっとパツパツで……成長した証ですね」、株元さんは「使い古しています。俺もよ」と苦笑いをしていました。また、松井さんは少しでもドリフェス!ならではの服装を、と「ドリフェス!R Special サイコー超えてる!ミラクル★オーケストラ★ステージ」コンサートの際にスタッフへ配られたロゴ入りマスクを付けて来たということで、会場からは拍手が起きていました。オーケストラコンサートの際はコロナの影響もあって座席を間引いていての実施だったこともあり、座席を埋めてイベントができること、歓声をリアルにできるイベントが行えることの喜びをみんなで噛みしめていました。
松井さんを交えて今回の応援上映で流れた話数に関する話に入っていきます。松井さんが印象に残ったシーンとして挙げたのは「農園のシーン(5話の奏のムネキュンシーン)」。自身のワークとしては「薔薇の三銃士」が好きで、とても三貴子らしい曲だと思っていること、後に後輩ユニット・ANSwerの曲としてアンサーソングとなる「Chivalric Romance」を作ったりしたことを思い出したそうです。また今回のイベント参加にあたって過去のメールなどを見返すなかで「インフィニティ・スカイ」が分岐点だったと実感したといいます。元々はタイトルも異なり、よりアイドルらしい歌詞を書いていたのですが、制作途中から「楽曲を通して、よりDearDreamの青春を描き出したい」という方針に変わっていったことで「インフィニティ・スカイ」が生まれ、さらにそれによりKUROFUNEの立ち位置も明確になっていったそうです。それを受け「ライブでもトリを飾るような、僕たちの想いを代表するような曲になっていったので、特別な思いのある曲ですね」と正木さんも感慨深く語ってくれました。
アニメから8年が経っているのにも関わらず応援上映ができることにと感謝を告げ、会場のファンへと『ドリフェス!』歴を聞いてみる流れに。武道館が終わってから『ドリフェス!』を知った人、『ドリフェス!』のイベントに来るのが初めての人、さらには最初期から応援している人など、来場者のファン歴が判明する度、キャストの二人は喜んでいました。最初期の思い出として、まだアニメがスタートしていない段階でカードを配布するイベントがあったことを思い出す正木さんですが、その様子をまだ出演が発表されていなかった株元さんはこそこそと遠くから隠れて見ていたというエピソードも。そんな株元さん演じる勇人と風間 圭吾のユニットKUROFUNEについて松井さんは、最初に資料をもらった時のことを今でもよく思い出すそうです。「襲来」「開国にしに行く」「即位する」などのインパクトあるキーワードの数々に、思わず「アイドルの話ですよね…?」と聞き返してしまったという松井さん。それを受け株元さんは「あんまり深く聞いちゃダメなんですよ、フレーズに関しては」とフォロー(?)を入れていました。
そこから、今回の応援上映の最後に勇人がついに登場したことで、このまま応援上映イベントが続いていけばKUROFUNEがどんどん襲来してくるという話題に。株元さんはその初登場となる第6話最後のシーンについて「一番最後に出てきて一言だけ言うって、簡単そうに見えるけど、めっちゃ緊張するから。生まれて初めてのアニメのアフレコだよ!?」と当時の思い出を語ります。そこに正木さんが「つまり、おぎゃあと一緒ですよね!」とフォローし「赤ちゃんは緊張しないでしょう」とツッコミを入れるナイスな掛け合い。株元さんは、本当に緊張していたそうで、周りの人たちが「あいつ初めて見るな。どんな声出すんだろう」ときっと思っているんだろうなと考えながら、最後の〆となるたった一言だけのセリフを噛まないようにと必死になりながら挑んだというエピソードを披露してくれました。
話題は変わり、松井さんから正木さんに「オーディションの時から千弦が双子ってわかっていたのですか?」という質問が飛びます。
正木さんはオーディションの時点では演じるキャラクターの詳細は知らされていなく、また千弦を演じることに決まった時も双子だとは聞かされていなかったそうです。最初は「なんで担当カラーが薄紫なんだろう」という気持ちもあったそうですが、そこに唯弦っていう紫を担当しているキャラクターがいるという深い意味があると知ったときは「はっ」となったそうです。
レコーディングの想い出としては、株元さんは『ドリフェス!』を通して人生初めてだらけの体験をしていくなか、「ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-」で初めてレコーディングした時のことをよく覚えているそうです。何日かかけて収録すると想像していたのですが、実際には2~3時間で一気に収録する形で、無事レコーディングが終わった後は「あしたのジョー」のように全力を出し切って灰になった気分だったそうです。
レコーディングでのエピソードとして正木さんは、DearDreamの5人全員がソロでの歌唱を、フルで収録していたことを挙げます。誰がどのパートを担当するかは後から割り振られるため、レコーディングの時にはどこが自分の担当パートになるのかはわかっていないことが多かったそうです。一方で2人組のKUROFUNEの場合は歌唱パートの分担が事前にある程度は決まっていたそうで、ユニットごとに収録方法の違いも浮き彫りになるやりとりが語られます。
様々な思い出話が尽きない中、トーク時間も終了となります。
グッズ関連の告知が告げられ、ラストには第三回の応援上映の実施も発表! 次回は夏頃、第7話~第9話となるということで、会場は喜びの歓声に包まれました。
最後にそれぞれコメント。
株元「楽しい時間はあっという間ですね。前回も言いましたけど、こんなにお客さんが入ってくれるとは思っていなかったので、『ドリフェス!』って改めてやっぱりすごいなと思いましたし、皆さんのお声がある限り色んなことを続けていけるはず。3回目の応援上映開催も決まりましたので、次もぜひよかったら参加してください。よろしくお願いします」
正木「本日はご来場、ご視聴頂きまして本当にありがとうございます。 毎回そうなんですけれども、皆さんがこうしてペンライトだったりとか、色んなものを持って僕たちにエールを送ってくださる姿を見れるというのはありがたいですし、すごくすごく幸せに思っております。開催が決定した3回目の応援上映は、夏の実施予定となっております。夏といえば…7月9日、私の誕生日です。7月の開催になるのかはまだわかりませんけど、誕生日プレゼントだと思って、ぜひ上映会に足を運んで頂けたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」
松井「今日はお招き頂きありがとうございました。本当に皆さんの『ドリフェス!』愛ってすごいなと思って。自分も関わらせて頂いている身ではあるんですけども、もう音楽が本当に素晴らしい作品です。サブスクなどで聴くのはもちろん、歌い継いでも頂けると嬉しいです。あと、7月2日…私の誕生日でございます。ぜひ次回も7月コンビへの誕生日プレゼントだと思って参加していただければ(笑) 上映会楽しんでください!」
最後はお馴染みの「イケるっしょ!」で、登壇者・客席共に作品愛の詰まった応援上映はここで終了となります。
取材:木皿儀/撮影:ケイヒカル
■イベント概要
「サイコー超えてる!ドリフェス! 応援上映!!!!!!!2nd」
【開催日時】2024年3月24日(日)
<昼公演>開演13:00
<夜公演>開演15:30
【会場】TOHOシネマズ 池袋
■キャスト情報
上映終了後、キャスト&スタッフによるトークショーイベントを実施。
正木 郁(as:沢村千弦)
株元英彰(as:黒石勇人)
作詞家 松井洋平
◆「ドリフェス!」とは?
2次元のキャラクターと3次元のキャストが共に活動して高め合う、5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!」。
2016年より始動し、TVアニメ「ドリフェス!」「ドリフェス!R」、ゲームアプリ、コンサート、イベントなど多方面に展開。2022年にはオーケストラコンサートも実施された。
ドリフェス! 公式ウェブサイト:http://www.dream-fes.com/
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