【観劇レポート】東野圭吾先生のベストセラー小説を人気声優が演じる! 朗読劇「探偵ガリレオ」レポート

レポート

朗読劇「探偵ガリレオ」が2024年5月18日(土)、19日(日)東京・EBiS303にて上演されます。この度、メディアクトでは18日昼に実施された本公演の模様のレポートをお届けします。

※本作においては、ミステリー作品のため真相などの「ネタバレ」に配慮した内容になっております。

本公演は、東野圭吾先生のベストセラー小説『探偵ガリレオ』の朗読劇化です。
メインキャストは江口拓也さん、仲村宗悟さん、神尾晋一郎さん、石川界人さん。帝都大学理工学部物理学科准教授・湯川学役を江口さん・神尾さんが、警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平役を仲村さん・石川さんがそれぞれ日替わりで演じます。

『探偵ガリレオ』について

「常識を超えた謎に挑む」

「刑事は奇怪な事件を抱えて天才物理学者の扉を叩く」のキャッチコピーとともに、シリーズ第1作「探偵ガリレオ」が1998年5月に発売された。
ガリレオと称される天才物理学者・湯川学が、常識を超えた謎に挑むミステリー。 最先端科学、さらには専門知識を必要とするトリックを扱ったミステリーは、理系出身の著者ならではの独創性を誇る。通常だったらありえないトリックも魅力だが、その上に、「この人だったら、こういうことをしそうだ」という人物造形も読みどころ。


白衣に身を包んだ湯川学を演じるのは江口拓也さん。対する警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平を演じる仲村宗悟さんは紺色のスーツに身を包み、台本を片手に物語を進めます。
朗読劇とはいえ、それだけにはとどまらない。メイン二人以外のキャラクターはアンサンブルとして、様々なキャラクターを演じ、事件を再現し、証言し、犯人として躍動する。そういった背景の中、メイン二人は事件の真相を科学的な知識で解き明かしていくのです。
原作は大ヒット小説でもありますが、ドラマ版がヒットしたことでも有名です。ドラマ用にキャラクターが調整され、内海薫という女性刑事(草薙の後輩)が湯川の助手の立ち位置として活躍しました。本公演では原作通りの配役で物語が進行します。演じられたエピソードは原作『探偵ガリレオ』から「燃える」と「転写る」の二篇。


「燃える」では人通りの少ない通りで局所的な火災が発生し、そこにたむろしていた若者が焼死した事件を追います。様々な説が出てきますが、当日の目撃者の証言から湯川は容疑者を絞っていくことに。
このエピソードでは口がきくことのできないキャラクターが登場しますが、湯川との筆談を舞台上の演出で分かりやすく表現し、まさに舞台ならではのやりとりを体験することができます。
「転写る」では、とあるデスマスクを発見し、そのデスマスクが行方不明になった肉親に酷似している人物と接触。その出所から死体が発見され、なぜマスクが作られたのか、そしてこれは事件なのかを紐解いていくことになります。容疑者とのやりとり、アリバイトリック、デスマスクの製造過程など、見どころが多い内容です。
どちらのシナリオも科学的要素がふんだんに盛り込まれた、『探偵ガリレオ』ならでは内容となっています。


江口さん演じる湯川は冷静沈着で、事件をスマートに解決していく。まさにガリレオそのままという印象。ただ事件を解くだけでなく、違和感に気づき、それを糸口に推理を進めていくシーンなどは、ただ台本を読むだけではない朗読劇ならではの表情などにも注目です。
仲村さん演じる草薙は熱量の高い刑事役を好演。警察でも手を焼く事件を湯川に相談し、湯川が事件への興味を抱くようにうまく誘導してくれました。


上演後にはアフタートークが実施されました。
この出演依頼を二人が受けたときの印象から、ドラマ版との違いや公演でのやりとり、また短い期間ですが稽古でのエピソードなど、短時間ではありますが「ガリレオ」にまつわるエピソードを凝縮して語り合ってくれました。
最後にアンサンブルからコメントがあり、

仲村:このように素晴らしい脚本、座組で朗読を演じられたこと幸せです。皆さんに見て頂いたこと感謝です。夜の部もぜひよろしくお願いします!

江口:「ガリレオ」という誰でも知っている作品。僕もその一人でございますが、そんな作品を朗読劇として一から作るということが非常に面白くて、観て頂くのが楽しみと思いましたし、完成して良かったと思っています。ダブルキャストでやっているので、また明日は違うチームが演じます。そのコントラストを感じて頂けると嬉しいです。そして、夜公演もあります。朗読劇は「生」なので、その瞬間に生まれるものを楽しんでください。


本公演は、日替わりで湯川役と草薙役が変わります。18日は湯川・江口拓也さん、草薙・仲村宗悟さんでしたが、19日には湯川・神尾晋一郎さん、草薙・石川界人さんという配役となります。劇場のチケットだけではなく、配信・見逃し配信がありますので、遠方の方もそちらでぜひご覧ください。

■配信日時
2024年5月18日 (土)
【昼公演】 14:30~ 【夜公演】 18:00~
※視聴ページへのご案内につきましては、30分前からとなります。
※公演回数・日時は変更の可能性があります。

■配信チケット
1dayチケット:7,800円(税込)
※5月18日(土)の昼公演・夜公演の2公演が視聴可能
※特典映像付き

シングルチケット:3,850円(税込)
※5月18日(土)昼公演・夜公演のうち1公演が視聴可能

■特典映像
内容:ステージ定点全編映像
※1dayチケットのみの特典となります。
※昼公演のみ、全編通して視聴が可能です。
※アーカイブ期間中何度でも視聴が可能ですが、開始時間は5月20日(月)18時~の視聴を予定しております。
※諸事情によりスケジュールや内容は変更する場合がございますので、予めご了承ください。

■アーカイブ期間
各公演終了後~6月2日(日)23:59
※アーカイブ開始時間は状況により遅れる場合がございます

■配信チケット販売期間
2024年4月19日(金)18:00~6月2日(日)18:00

■チケット販売先
https://live.tv.rakuten.co.jp/content/475301/

■視聴サービス
Rakuten TV


取材:木皿儀

朗読劇『探偵ガリレオ』公演概要

原作:「探偵ガリレオ」(文春文庫 刊/東野圭吾 著)
脚本・演出:私オム
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社

日程:
2024年5月18日(土)
【昼公演】開場13:45 開演14:30
【夜公演】開場17:15 開演18:00

2024年5月19日(日)
【昼公演】開場13:15 開演14:00
【夜公演】開場16:15 開演17:00
※公演回数・日時は変更の可能性があります。

会場:EBiS303(〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-8)

出演者:
5月18日(土)
湯川 学役 江口拓也/草薙俊平役 仲村宗悟

5月19日(日)
湯川 学役 神尾晋一郎/草薙俊平役 石川界人

アンサンブルキャスト
五十嵐山人、佐伯孝彦、関口滉人、藪根依泉、山一茉希
※出演者は変更になる可能性がございます。

チケット
一般席:9,000円(税込み/全席指定)
URL:https://w.pia.jp/t/tanteigarireo/
※未就学児入場不可
※お一人様2枚まで、各公演1回ずつお申し込み頂けます。
※ご購入になられたチケットの変更・キャンセル・払い戻しは出来ません。


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