【レポート】高野洸「今年はよりヒリついたゲームを」人気俳優たちの本気のゲームバトル『ACTORS☆LEAGUE in Games 2024』イベントレポート
6月11日(火)、幕張メッセ 幕張イベントホールで『ACTORS☆LEAGUE in Games 2024』が7000人の観客を集めて開催された。
本イベントは「コロナ禍であってもライブエンターテインメントの楽しさと興奮を観客と分かち合いたい」という想いから発足したシリーズプロジェクト。2024年の『ACTORS☆LEAGUE』は、本イベント・高野洸プロデュースの『ACTORS☆LEAGUE in Games 2024』からスタートする。
今年の『ACTORS☆LEAGUE in Games 2024』は、2チーム制。
高野洸がリーダーを務めるTWILIGHT(TW)トワイライト(阿部顕嵐・北園涼・高橋健介・武子直輝・寺山武志・福澤侑・松田昇大)と、荒牧慶彦が率いるMAGICAL BERO(MB)マジカルベーロ(石川凌雅・梅津瑞樹・北村諒・佐奈宏紀・spi・高橋怜也・田中涼星)。解説は佐藤流司と古谷大和。実況は3年連続で田口尚平。
メディアクトでは、プロデューサー高野洸をはじめとした俳優たちが、今年もゲームで熱いバトルを繰り広げた様子をレポートする。なお本記事は、ゲームの勝敗や表彰者などに関しても触れているので、まっさらな状態でイベントを楽しみたい読者は、配信を見た後に読み直すなど注意してほしい。
今年も総合演出を担当するのは植木豪。華やかなオープニングステージでは、BORDERLESS RULERSのHILOMU、Dolton、KIMUTAKU、KENTA、GeN、YASU、SOUTAが、TWのメンバーとともに圧巻のパフォーマンスを披露する。早くも場内の熱が高まったところに本日の両チームプレーヤーたちが登場し、客席は熱気でいっぱいに。
本イベントプロデューサーの高野より「本日はお越しいただきありがとうございます。今年も開催できてよかったです。最強のメンバーでやれていることを実感しています。皆さんの声援や応援があって、選手がキラリと光ると思います。今年は、より冴えたプレーをする選手が勝つと思います、よろしくお願いします!」と挨拶が。
支配人のDJ KOOが「NO GAME,NO LIFE!」と開幕を宣言。さらに解説席の佐藤流司が「優勝するのはこの俺だ!」と声を響かせ(出場者たちから「無理だから!」と突っ込みが入る)、同じく解説の古谷大和は「盛り上がってますか! 選手たちを大いに盛り上げて皆さんも楽しんでいきましょう!」と場内へ呼びかけた。
今年選ばれたゲームは、ボンバーマンシリーズより最新作「スーパーボンバーマン R 2」、アワパーティシューター「FOAMSTARS」。さらに、プロデューサー・高野が考案したオリジナルカードゲーム「フルパンプ!」。出場俳優たちの能力を数値化したものが書かれているカードを使ってバトルする、新しいカードゲームだ。
第1試合は「FOAMSTARS」。Legend GamerのKEN THE 390がゲームをラップで紹介し、2対2の試合が始まった(普段は4対4でおこなわれる)。
TWはユウ(福澤)とショウタ(松田)、MBはリョウ(北村)とヒロキ(佐奈)。この試合はTWの勝利。解説の佐藤から「ユウとショウちゃんのコンビプレーがうまかった」と高評価が。第2試合に出場するのは、TWはアキラ(高野)とアラン(阿部)、MBはヨシヒコ(荒牧)とリョウヤ(高橋)。負けられない戦いに、両チームともにリーダーが出場し気合を入れる。序盤はMBが優勢に進めていたが、途中から勝負は均衡。最後にはTWが勝利をおさめ「GG(グッドゲーム)」コールが。
続く第3試合、TWのユウとアランに対し、もう後がないMBはリョウセイ(田中)とスピ(spi)の大型コンビをプレーヤー席に送る。解説席の佐藤から「あっち(MB)コントローラー小さくない?」と突っ込みが。しかしこの試合もTWが制し、両チームの点差は36-0。TWリーダー高野は「快勝ですね!」と笑顔を見せ、MB荒牧は「味見はここまでだ!」と苦々しい表情。
ここで『ACTORS☆LEAGUE』シリーズの発起人である黒羽麻璃央が舞台上に登場。「ゲームはアナログだ!」と、アナログゲームでのバトルを提案する。大きなトランプのカードをそれぞれが引いて頭上にかかげ、駆け引きをしながらカードを取り替えていく様子に場内から爆笑と大きな歓声が。このゲームでの敗者はケンスケ(高橋)。解説の佐藤から「おいしいな、って表情だぞ」と突っ込みを入れられたケンスケ。ケンスケは、「ジョーカー引いたんなら俺と一緒に罰ゲーム受けろよ!」とリョウセイに絡み、「同じ日(1994年12月24日)に生まれてよかったです」(ケンスケ)「俺が光でお前が闇」(リョウセイ)と言葉を交わし、ともに苦いお茶での罰ゲームを受けた。
ふたつ目のゲームは、高野発案のオリジナルカードゲーム「フルパンプ!」。観客にもゲームのルールが分かるように、まずは遊び方のレクチャーから。
第1試合はTWリョウ(北園)とMBミズキ(梅津)。「やっとペロペロできるぜ!」など、さまざまな小芝居で場内をわかせるミズキに「芝居しすぎて自分を見失ってる」と解説の佐藤から突っ込みが入る。このゲームでは、カードゲームに深い知識を持つ古谷が丁寧な解説を乗せながら進んでいく。第1試合に勝利したミズキは「このゲーム10年やってるんで」とジョークを飛ばした。
第2試合はTWケンスケ、MBリョウガ。私物と見られる「レアカード」のミニアタッシュケースを持参し、リョウガをあおりまくるケンスケに、「完膚なきまでにリョウガに勝ってほしい」「この国に法律があってよかった」と解説の佐藤。古谷もふたりの手札を見ながら高揚した口調でカードの解説とアドバイスを送る。この試合はリョウガが勝利。「勝ったぞ!」とおたけびを上げるリョウガと憔悴したケンスケの表情の対比が美しい結果となった。
第3試合はドレッドヘアにしたTWタケシ(寺山)とMBヨシヒコ(荒牧)。この試合は、「俺のターン! ドロー!」「ぬぅあああー!」などお互いにセリフがかった言葉を発しながらプレー。熱気が高まる中、タケシがプライベートな身分証明書(テーピングによりプライバシーに配慮済み)や審判高野のCDなどを卓上に出し、場内は大爆笑。しかし攻撃力最強のspiカードで怒涛の攻撃を見せたヨシヒコが勝利し、MBは「フルパンプ!」での4連勝に王手をかける。
最終試合はTWナオキ(武子)とMBスピ(spi)。互いに芝居がかった口調ではあるがスピーディにゲームが進んでいく。頭脳とパワーをフルに使ったこの試合の勝者はナオキ。スコアは8対24とMBが優勢ながらもTWが一矢報いる結果となった。
ハーフタイムを挟んで最後のゲームは「スーパーボンバーマン R 2」。4対4でおこなった過去の大会とは異なり、今回は各チーム全員参加、順番を決めて1対1での勝ち抜きバトルになった。ひとり目はTWショウタ、MBリョウヤ。両チームともに最終プレーヤーにリーダーを置いて試合が始まった。しかしMBはリョウヤ、リョウガと続けて衝撃の自爆。この敗戦を断ち切るかのように試合に挑んだMBリョウセイは、ショウタに勝利すると「俺がボンバーマンだ!」と吠えた。
続くTWアランは冷静にMBリョウセイを撃破し、MBミズキの挑戦を受けて立つ。ミズキはボムでアランを挟む攻撃を繰り出して勝利するもTWユウに惜しくも敗北。TWユウはMBヒロキも破ると、たくましい上腕二頭筋を見せつけるMBスピ、「本物のリョウを見せてやる」とすごむMBリョウ(北村)も抜いて4連勝。ついにMBは、最終プレーヤーのヨシヒコが登場。さすがに負けられないヨシヒコは余裕の笑みでTWユウに勝利。「全て俺の舌の上です」と勝利宣言したヨシヒコは、TWリョウ(北園)、ケンスケを破り場内の空気を引き寄せる。続いてヨシヒコに立ち向かうのはタケシ。「みんなを味方につけて戦っていく姿がかっこいいですね」と解説の古谷が評し、タケシは口撃でヨシヒコにプレッシャーをかける。しかしこのプレッシャーもはねのけたヨシヒコはタケシに勝利し4連勝。
ヨシヒコはさらにゲーム巧者ナオキも打ち破り、ついに勝負はリーダー同士の対決へ。ヨシヒコは「練習してきました」というアキラもおさえ、6連勝で「スーパーボンバーマン R 2」を制すると「次のCMは俺かな」と微笑みを見せた。
最終ゲームでMBが脅威の追い上げを見せるも、3つのゲームでの合計得点では10点差でTWが勝利。優勝チームのリーダーアキラは「みんなほんとにありがとう!」とチームメイトに声をかけた。
この熱い試合に、解説の佐藤は「すごい接戦。熱い試合ばかりで最高! 見ているこちらも楽しかったです」と興奮した様子。古谷も「チームが一丸になった結果ですね。チームが協力してTWが勝てたのは美しかったです」とTWの勝利を評した。
表彰式では各賞の受賞者が発表された。優勝チームはチームTW。個人賞では「FOAMSTARS」賞はTWアラン。賞品のゲーミングチェアを「8人で勝ったので8等分します」と笑顔を見せる。「フルパンプ!」賞にはTWナオキが選ばれ、「フルパンプ!」のレアカードが贈られた。「スーパーボンバーマン R 2」賞にはTWユウ。楽しくおいしいシーンを作り上げた「おいC賞」にはTWタケシ。そしてMVPはMBヨシヒコが選ばれ、最上級のゲーミングワイドモニターが賞品として贈られた。
支配人DJ KOOは「回を重ねるごとにアキラを含め、出演者、スタッフの皆さんが緊張しながら今日に挑んできました。最高だったと思います、おめでとう!」と勝利チーム賞のゴールデンコントローラートロフィーをアキラに手渡した。
最後にプロデューサーの高野が「3度目の開催で、不安なところもまだありました。でも、予想を超えた展開が最後には見られました。この『ACTORS☆LEAGUE』は一番テンションが爆発する瞬間です。お客さまにとってもそうであるとうれしいです。また次もやれるのであれば、さらにおもしろいエンタメを求めてがんばっていきます」と挨拶して、イベントは幕を閉じた。
今後の『ACTORS☆LEAGUE』は、8月27日に福澤侑プロデュース『ACTORS☆LEAGUE in Dance 2024』(東京・有明アリーナ)が開催、9月3日(火)の岡宮来夢プロデュースの『ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2024』で締めくくりとなる予定だ。
取材・文:広瀬有希
©ALG2024
撮影:小境勝巳
公演情報
ACTORS☆LEAGUE in Games 2024
出演
◆TWILIGHT
高野 洸
阿部顕嵐
北園 涼
高橋健介
武子直輝
寺山武志
福澤 侑
松田昇大
◆MAGICAL BERO
荒牧慶彦
石川凌雅
梅津瑞樹
北村 諒
佐奈宏紀
spi
高橋怜也
田中涼星
◆スペシャルゲスト
謎解きクリエイター 松丸亮吾
◆解説
佐藤流司
古谷大和
◆実況
田口尚平
◆Legend Gamer
KEN THE 390
◆支配人(オペレーター)
DJ KOO
◆BORDERLESS RULERS
HILOMU Dolton KIMUTAKU KENTA GeN YASU SOUTA
企画プロデューサー
高野 洸
演出
植木 豪
【対戦ゲームラインナップ】
・スーパーボンバーマンR 2
ⓒKonami Digital Entertainment
・FOAMSARS
© SQUARE ENIX
・フルパンプ!
©ALG2024
日程・会場
公演日 6/11(火) 16:00開場/17:00開始
会場 千葉・幕張メッセ 幕張イベントホール
公式サイト
ACTORS☆LEAGUE in Games 2024公式サイト
https://www.actors-league.com/games/
ACTORS☆LEAGUE 2024(@Actors_League)・公式X(旧Twitter)
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