【レポート】イマーシブ・フォート東京「今際のアリス~Immersive Death Game~」体験レポート

レポート

2024年7月19日(金)より実装された新アトラクションの体験レポートをさせて頂きます。

また17日に実施された取材ツアーでの株式会社刀広報の久保田真也さんから「開業後の反響と新アトラクション導入の目的について」と株式会社刀エグゼクティブ・ディレクター近藤正之さんから「新アトラクションの見どころ」についての挨拶がありましたので、そちらをご紹介いたします。

「開業後の反響と新アトラクション導入の目的について」

開業期、「ザ・シャーロック」であったり入場料にプラスすることで非常に本格的なイマーシブ体験が人気です。これまでマイナーなジャンルでしたけれど、たくさんの方に受け入れて頂けているかというところ、この強い体験は有料の体験となっています。
そうじゃないワンデーのチケットのバリューアップを進めています。4か月経ちましたが、ほぼすべてのアトラクションで回収・改良が行われ、新たな体験になっているという状況です。
ディープに体験される方も、1日ライトに体験される方も満足度が挙がるような形で改善を続けてまいりました。

夏休み、そして秋の行楽シーズンという集客的にも本番の部分でございますけれど、大きく2つ期待しているところであります。

1つは、この夏とても暑いですね。この非常な猛暑、熱中症と危険な中、色々な注意や安全が必要ですけれども、屋内なので、雨が降っても暑くても運営できる安全なテーマパークというところもあります。リスクを最小限に夏休みを楽しめるという状況をお作りできると。

もう1つが新アトラクション「今際のアリス~Immersive Death Game~」ですね。
開業以降ですね、いろんなアトラクションをやってる中で、ワンデーで強いタイトルを作るという中の一つですね。
キーアイテムとして導入させていただいております。特に『今際のアリス』はデスゲームを自分で体験できる、という非常に強い体験にできるんじゃないか、というところで今回起用しました。また海外の方にも非常に注目を頂いておりまして、四言語に対応していまして、海外からいらっしゃるお客様に対しての戦略の一つとしていきたいです。

「新アトラクションの見どころ」

今回『今際のアリス』コンテンツのコラボレーションをさせて頂きます。

私自身ですね、これまでマーケターとして、クリエイティブとしてて、様々なコンテンツのリアルアトラクション化というところにチャレンジをしてきたのですけれど、その中でも、この『今際のアリス』というコンテンツは非常に独創的で特徴的で、イマーシブ・フォート東京と非常に親和性が高いという風に考えております。

制作にあたってはですね、実際にドラマを制作いただいたチームと密に連携協力頂きまして、お互いにこだわり抜いて今日を迎えております。

どのようにこだわったのかというところなんですけれども、その最たるものが首輪爆弾です。
プレイヤーの皆さんにも首に実際に付けて頂きます。この首輪爆弾が、デスゲームの象徴的なアイテムになっていまして、それを実際に自分が身に着けてゲームをクリアしなければこの首輪が爆発するといった形になっています。

デスゲームならではの絶対絶命の危機感であったりとか切迫感。 また、このアトラクションは集団で体験します。多い時で200人ぐらい集団で体験をしますので、パニックということもご堪能いただけるように意図して制作をしております。

イマーシブ・フォート東京はですね、あこがれのドラマで合ったり、映画であったりアニメ・漫画の世界に生身で飛び込んでいって、普段では味わえないような体験を味わっていただくというものが醍醐味になっておりますけれど、その中において『今際のアリス』は刺激的でとびぬけている体験に仕上がっているというふうに考えています。

体験レポート

※核心部分のネタバレには触れてはおりませんが、導入や感想などをお伝えするため、事前情報を知らずに体験されたい方は、これ以降を読むことはお勧めいたしません。

まずは150人~200人程が会場に集まります。

装着の前段階として、まずはスマートフォンからQRコードを読み込み、利用規約を確認します。今後もスマートフォンを利用するシーンはあるので、ある程度充電のある状態で臨みましょう。

スマホでに承認をスタッフに提示して「首輪爆弾」を受け取ります。実際に重厚な首輪爆弾を手にした時点で、それだけで一気にデスゲームの世界に踏み入れた感覚が押し寄せます。
ただの首輪ではなく重厚な装置としての首輪を首に取り付け、個別に設定されているQRコードがあるので、それもスマホで読み込みます。

200人規模の不安の声が混じる喧騒の中、首輪をはめただけで「非日常」感じます。

そして、本編が始まります。
ゲームの概要が説明された後、天井に広がる大きなディスプレイにドラマ版の「ボーシヤ」が登場。ドラマ版と同じく金子ノブアキさんが演じているということで、ドラマ版を視聴している人にとっては一気に引き込まれる演出。
一気にテンションが上がるシーンではありますが、心境としてはこれからなにがあるのか、自分は生きて生還できるのか……という不安でいっぱいなため、そこまで心躍ってはいませんでした。心拍数は高かったと思いますが……。

そして、GAMEルールが提示されます。「同じ模様が描かれた2枚のカードに記された数字を足して、入力する」というもの。
制限時間以内にそれをクリアすることで良いっていうことで……話を聞くだけであれば、難易度的にそこまで難しそうには感じません。
とはいえ、これから何があるか分かりませんので、集中してルール攻略の糸口を考えます。

ただ、その前に「ちゅうとりある」が実施されます。
ボーシヤの合図で表示されたのは、天井のディスプレイ一面に広がる膨大なカード。その中で同じカードを見つけ、入力しなければならない……と考えているのもつかの間、あっという間に時間切れになってしまいます。いや、無理無理!!
失敗した罰として、、首輪爆弾からビリビリと電気が流れ込みます!! 痛い!! 会場は阿鼻叫喚の渦。このときの心境は、え、難すぎない? でした。あと「痛い」。低周波治療器の最大がいきなりビビビって来たくらいの感覚でしょうか……苦手は人はお控えください。

これがチュートリアルだとしたら本番はどうなってしまうのか、さらなる不安にさいなまれます。

さて、ここからは本番となりますので、ネタバレを考慮して詳しいレポートはここまでとさせて頂きます。

もちろん最初に提示されたルール
「同じ模様が描かれた2枚のカードに記された数字を足して、入力する」を潜り抜け、無事に首輪爆弾を外すことに成功できたらクリアです。筆者は途中、かなりミスをしてしまい出遅れたのですが、それを取り戻すように中盤から盛り返し、終盤でのひらめきにより、無事に首輪爆弾の解除成功となりました! いやぁ……ギリギリ。本当に手に汗握るとはこのことでしたが、無事に生還して一安心でした。

会場ではしっぱ死してしまった人々に対する首輪爆弾の演出が発生し、再び会場に悲鳴が轟ぎます。

自分としては脱出ゲームの「脱出成功」と近しい気持ちよさはあるのですが、道中一緒に行動していた仲間たちもいて、彼らは失敗してしまったわけです。つまり、デスゲームにおいての仲間を置いて自分だ生還したというシチュエーションとなります。他の味方も助けたかった……どうしたらよかったのか……という後悔を胸に、生きていくという気持ちを体験でき、まるで、ドラマ本編の1シーンのようにも感じられたのはとても没入感があるものだとも思います。

実際に体験してみて、かくもデスゲームとは理不尽で、パニック状態が発生するものだと。日常では味わえることができない貴重な体験でした。まさに「イマーシブ」なデスゲーム体験でしたし、原作版・ドラマ版のファンの人はもちろん、原作自体をまったく知らなくても楽しむことができるアトラクションでした。ぜひ、イマーシブ・フォート東京に行くのでしたら体験してください!

今回は「ハートの8」という内容のアトラクションだったのですが、今後もバリエーションが増えていくことを期待しています。

最後にアドバイスとして。
仲間と共に行動しましょう。

映像提供:イマーシブ・フォート東京
©麻生羽呂・小学館/ROBOT

今際のアリス~Immersive Death Game~アトラクション概要
・体験人数:最大216人/回
・体験時間:約30分
・年齢制限:15歳以上(中学生利用不可)
・開催回数:6回/日
・対応言語:日本語/英語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字)
・サービス/サポート:車イス

イマーシブ・フォート東京について
「イマーシブ・フォート東京」は、全天候型の完全屋内型テーマパークとしても国内屈指の⾯積(約3万平⽶)を誇り、パーク内には⼀⽇じゅう完全没⼊できる12種類のアトラクション、および6つの物販・飲⾷店舗を備えています。
⾜を踏み⼊れたその瞬間から、思わず⽬を⾒張る華やかで賑やかなヨーロッパの世界観に包まれる⼀⽅、アトラクションのテーマに合わせたダークでミステリアスなエリアも演出し、来場された⽅がまさにその物語の登場⼈物の⼀員、当事者になってのめり込む没⼊感をお届けします。チケットの購⼊⽅法やコンテンツの詳細については、公式Webサイトをご確認ください。
https://immersivefort.com/

<イマーシブ・フォート東京 施設概要>
● 施設名称 : イマーシブ・フォート東京 (英語表記: IMMERSIVE FORT TOKYO)
● 場所 : 東京都江東区⻘海(りんかい線:東京テレポート駅 徒歩3分、ゆりかもめ:⻘海駅直結)
● 開業時期 : 2024年3⽉1⽇ (予定)
● 総⾯積 : 約3万平⽶ (旧 ヴィーナスフォート 2F/3F部分に相当)
● アトラクション数 : 13
● 店舗数 : 6 (飲⾷4店舗、物販2店舗。1店舗はレストランとアトラクションを
兼ねる)
● Webサイト : https://immersivefort.com/