【イベントレポート】Mixa × Murder Mystery「クズたちの宴」「愛する故に」二つの対極にあるテーマの体験型イベントを、声優&役者が熱演!

レポート

2024年8月11日にMixa × Murder Mystery「クズたちの宴」「愛する故に」が実施されました。
メディアクトではそのイベントの模様をレポートさせて頂きます。

【マーダーミステリーとは】

マーダーミステリーとは、物語の登場人物になりきって、議論を通して事件の真相を解明する体験型推理イベントだ。
プレイヤーは、犯人を捜し出す(犯人役の人は逃げ切る)ことを目的として話し合いをしながら物語を進める。
犯人捜し以外にも、役柄によって隠しておきたい事実や別の目的があり、推理力以外にも相手を欺く演技力が求められる。
マーダーミステリーは、一度プレイするとすべての謎が解けてしまうので、同じシナリオは「一生に一度しかプレイできない体験」と言われている。


今回は昼の部と夜の部で実施される作品は全く別の作品となり、その違いも楽しめるような設計になっています。

昼の部『クズたちの宴』

【ストーリー】
深夜、都内の埠頭に集められたのは、借金地獄に苦しむ者たちだ。
君らは破産者、ギャンブル依存症者、詐欺師、そして元成功者たち。
過去の失敗や悪運に追い詰められ、この場に足を踏み入れた。

突如流れるアナウンス。
「皆様、我々が用意した究極のゲームが始まります。」
君らにとって、これはただのゲームではない。
それぞれが抱える借金を帳消しにする唯一のチャンスだ。
しかし、その代償は“命”を賭けること。
負ければ運命は運営の裁量に委ねられ、その命さえ保証されない。

ゲームのルールは当日発表。君らに選択肢はない。
一方の道しか見えない……ゲームに勝つこと。それが君らの生きる道だ。

ここに集められた者たちは、自身を「クズ」と自認する者ばかり。
命をかけた争いは酷く、醜いものになることは想像に難くない。
自分の運命を変えるためには、どんな手段も使ってでも勝つ。
その結果、ゲームは徐々にエスカレートしていく。
その酷い有様は、一種の醜い”芸術”とも呼べるものになるだろう。

さあ、はじめよう!
運命を変えるギャンブルの時間。

夜の部『愛する故に』

【ストーリー】
とある没入体験型イベントに招かれた男女カップル 3 組
イベント会場の扉を開けたら、そこは豪華な明治時代の屋敷だった
巻き起こる不思議な出来事
怪しげな笑顔の司会者
彼らを待ち受けるものとは……?

テーマは”愛”
愛する故に、彼らは何を紡ぐのか

どちらの作品も通常の「殺人事件」の真相を解き明かすといったマーダーミステリーの王道的な設定からは外れていますが、それだけに非常に高い評価を受けている作品です。また、遊ぶメンバーによって展開がかなり左右する作品とされています。
今回のイベントではどのような結末になるのか……そこに注目したいです。
主に『クズたちの宴』のレポートを重点的にお届けします。

『クズたちの宴』レポート

※以降、ネタバレを含んだ内容になります。読んでしまうと『クズたちの宴』を遊ぶことができなくなります。ご注意ください。
※本来『クズたちの宴』は8人で遊ぶもので、今回はイベント用に6人プレイに調整されています。

なお、現在『クズたちの宴』を遊ぶことができる店舗は下記となります。
・マーダーミステリー専門店 Rabbithole(新宿御苑/十三)https://rabbithole.jp/event/kuzu
・Hello Hello Mystery(福岡)http://hellohellomystery.com/calendar/5652581
ご興味がありましたら、ぜひネタバレを知る前に遊んでみてください。

配役は下記の通り。

【配役】

伊東健人:霊能力者(イツキ)
今井文也:ギャンブラー(鈴木)
駒田航:元ホスト(マサト)
田口涼:アイドル(ゆりりん)
神木孝一:OL(酒井)
ランズベリー・アーサー:ひきこもり(島田)

GM(演:NJ)の促しからキャラクターの自己紹介が始まります。この時点で声優・役者を営む出演陣、

ギャンブラー役の今井さんはギラギラとしたノリ。OLの神木さんはわけもわからずここに来たけど頑張ろうとして、霊能力者の伊藤さんは余裕な口ぶりで客席を巻き込むように語りかけ、元ホスト役の駒田さんはかなり軽くチャラめのノリ。アイドル役の田口さんはアイドル挨拶をしてみんなのノリが悪いことに悪態をつき、ひきこもり役のアーサーさんはひきこもりらしくぶつぶつ……と。
GMの鬼怒川(GM)からのルール説明。その後、読み合わせなどのやり取りで、GMから叱責されたこともあり、クズたちはギャンブルゲームに挑むことになります。

ルールはある程度シンプルなカードゲーム。
手札に持っているカードを1枚ずつ出し、その勝敗によって勝ち負けが決まり、ライフを奪い合うというもの。
カードの強弱は
・「火」→「木」→「水」→「火」……
・「闇」→「火」「木」「水」
・「光」→「闇」
・「火」「木」「水」→「光」
矢印は矢印先に対して強い、を示します。つまり、火は木に強く、木は水に強く、水は火に強いということになります。
その他にも自身が抱えてる借金額があったり、カードやライフの売り買いなどの要素もあり、最終的には「手札を無くし、ライフを3以上確保する」というクリア条件を満たすことを目指すことになります。また獲得金が低いプレイヤーは「処刑される」という罰ゲーム付き。

ゲームがこれから始まるぞ……というタイミングでダイジェストシーンに切り替わります。
説明されたゲームプレイ時間は60分とアナウンスされていましたが、残り20分から開始されることになります。それまではそれぞれのキャラクターがどのような行動を取っていたのか、という紹介がダイジェストで流れ、各キャラクターの残りカードとライフなどの要素が均等ではなく、不均等からプレイヤーたちはゲームを始めることになります。

手札の買占めを目論んで手札の多いギャンブラーは積極的に勝負に挑んでいきます。
ひきこもりとは「水」を使って勝利。チャラい元ホストと対戦をし「水」を使って敗北。
その後、アイドルのゆりりんと勝負することに。「チェキ撮らせてあげるんで、何のカードを使うか教えてください」と提案して「マジで? 水を使うよ~」とギャンブラー。その言葉の裏をかこうと「火」を出すアイドル。が、ギャンブラー有言実行で「水」を出して勝利! 3連続「水」を出すわけがないと踏んでいたようで、裏の裏の心理戦が発生したことが想像できます。

ステージの下手部分には、こそこそと秘密の会話を行える密談ブースがあるため、そこで二人きりで相談することができます。
霊能力者とひそひそと密談を重ねるひきこもり。その後、戻ってきた際には予定調和のあるような口ぶりで勝負していました。何か口裏を合わせていたのかもしれません。
その後、ギャンブラーとOLが密談ブースへ。残ったプレイヤーたちは彼らのテーブルを眺め、置きっぱなしにされているコインを盗み見たりしています。このコインというのはカードやライフをの売り買いに利用することができる1枚100万円の価値がある要素で、その情報は重要な価値があります。このクズたちの宴では、そういった情報戦術も大切なため、隙を見て誰が誰を出し抜くのか、というものが面白いところになっています。

積極的対戦を行っていくギャンブラー、密談を重ねクリア条件を早めに決めるOL、裏の裏をかかれライフを失っていく霊能力者、飄々と勝利を重ねていく元ホスト、ここぞというところで「光」で勝利を挙げたアイドル、情報精査を巧みに行いクリア条件を満たすひきこもり。
情報戦を繰り広げ、ゲームは終了となります。最終的に最も獲得金が少なかったのは「霊能力者(演:伊東健人さん)」!
事前のルール説明通り、その後、処刑されてしまうわけですが……

実は、この後さらにさまざまな展開が行われます。ただし、核心的なネタバレに抵触してしまうため、いったんレポートはここまでとさせていただきます。

■解説について
製作チームより、『クズたちの宴』について、解説がしきれていなかった部分があったため、下記の「ふせったー」ページに『クズたちの宴』解説をご紹介させて頂きます。イベント観劇・アーカイブ視聴をした方々は是非ご覧頂ければ幸いです。

https://fusetter.com/tw/w62SpPtm#watchword


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『愛する故に』写真レポート

※以降、ネタバレを含んだ写真がある可能性があります。見てしまうと『愛する故に』を十分に楽しめなくなる可能性があります。ご注意ください。
※本来『愛する故に』は4時間ほどかけて遊ぶもので、今回はイベント用に2時間に調整されています。

真実の愛を見出すため、何度も会話を交わし、それぞれが考えていることと心を通わせていく6人。
最終的に6人が導いた結論は……!

【イベント概要】

【出演】
 伊東健人・今井文也・駒田航・田口涼・永塚拓馬・西山宏太朗
 ※五十音順です。
 ※出演者は予告なく変更になる場合がございます。
 ※永塚拓馬は体調不良のため、同役は神木孝一、西山宏太朗は体調不良のため、同役はランズベリー・アーサーが務めます。

【日程】
 2024年8月11日(日) 
 昼の部 『クズたちの宴』 12:30開場 / 13:00開演
 夜の部 『愛する故に』 17:00開場 / 17:30開演

【チケット情報】
 チケット販売サイト: https://l-tike.com/madamisu/
 配信チケット:https://l-tike.zaiko.io/e/madamiku03

【来場者チケット】 
 来場者チケット:S席12,000円、A席9,800円、B席7,800円(税込/各種手数料別)
 ※5歳未満入場不可
 ※一部ステージが見にくい席がございます。ご了承ください。

【来場者チケット販売期間】※第2プレリク抽選先行が決定しました※

 プレリクエスト抽選先行 2024年7月13日(土) 12:00 〜 7月21日(日) 23:59まで
 第2プレリクエスト抽選先行 2024年7月30日(火) 12:00 〜 8月1日(木) 23:59まで
 ※一般販売の日程も変更になりました

 一般販売 2024年8月9日(金) 12:00~
 ※プレリクエスト抽選先行が満数の場合は一般販売はございません。

【配信チケット】
 昼/夜 各3,000円(税込/各種手数料別)

【配信チケット通し券】
 5,500円(税込/各種手数料別)

【配信チケット販売期間】
 2024年7月13日(土) 12:00 〜 8月18日(日) 21:00まで
 ※昼夜通し視聴チケットは20:00まで
 ※イベント終了後も購入可能

【アーカイブ視聴期間】
 イベント終了 〜 8月18日(日) 23:59まで

※イベント用Xハッシュタグ
 #マダミク

【企画協力】
 『クズたちの宴』
 製作:マダミスHOUSE/ワンドロー
 原案・シナリオ:木皿儀隼一(ワンドロー)
 ゲームデザイン:海野名津紀(けんぴ。)
 演出:NJ
 企画・プロデュース:クマ(マダミスHOUSE)

 『愛する故に』
 企画:マダミスHOUSE
 製作:FIVE社
 翻訳:謝羽
 日本語修正:マキ(マダミスHOUSE)
 ローカライズ・監修:クマ(マダミスHOUSE)