【オフィシャルレポート】岸本勇太、野嵜 豊W主演の舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」が本日開幕!
舞台『鴨乃橋ロンの禁断推理』が2024年11月1日(金)から日本青年館ホールにて上演を開始した。今回、そのゲネプロ(公開稽古)の模様と囲み会見の模様をお伝えする。
【ゲネプロレポート】
ピアノ&アコーディオン(演奏:佐々木憲)とヴァイオリン(演奏:銘苅麻野※東京公演。大阪公演は三國茉莉)との音色が会場に流れると、まず舞台に登場したのは伝説の犯罪一族と畏怖されるウィンター・モリアーティ(演:土生瑞穂)とマイロ・モリアーティ(演:佐々木喜英)だ。現実世界から5年前、彼らは世界最高峰の探偵養成学校BLUEに現れたひとりの探偵について興味を示していた。原作にはない舞台オリジナルのオープニングが、この後のストーリー展開をより楽しみにさせる。
そしてプロローグではBLUEで天才と呼ばれながらもある事件で探偵免許を剥奪された鴨乃橋ロン(演:岸本勇太)と、ピュアでマヌケな警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸(トト、演:野嵜 豊)の出会いから、2人が都内で発生している連続殺人事件を解決するまでが描かれた。2人はロンの推理をもとに見事連続殺人事件の犯人を追い詰める。ここでロンのある"病”が発症してしまうが、トトがそのピンチを救う。ロンは自分を食い止めたトトの存在を喜び、2人で謎を解き明かしていくことを誓う。
原作を再現しているシーンはもちろん、舞台だけの新たな要素として、キャストによる歌唱とダンス、そして生演奏が織り込まれているのが本作の特徴だ。雨宮(演:石井陽菜)がトトを叱る場面は迫力満点。また、ロンが死者の横に添い寝して会話する、作品の代表的なシーンではスクリーンに舞台真上からのLIVE視点が投影された。
第2の事件で2人の前に現れたBLUEの追跡学教官、シュピッツ・ファイア(演:馬場良馬)の陽気で身軽なキャラクター性、さらに別の事件で登場する翡翠臣疾(演:鈴木拡樹)の慧眼チェックからの小気味良いピンセット指導は原作ファンも必見だ。翡翠の右腕を務める山根(演:中島大地)が上司の期待に応えようとして見せた歪んだ愛、天才脳神経外科医・卯咲もふ(演:田上真里奈)のキュートな歌唱ダンスにもぜひ注目してほしい。
そして、全編的にコメディ要素も多い本作において、ミステリアスな空気で会場を包み込む存在が冒頭に登場したモリアーティ家の2人だ。2人の出演シーンの一部は舞台オリジナルの脚本となっている。ロンがBLUEで教えを受けたジョン・グリズリー(演:和泉宗兵)を誘い込むなど、物語が進むにつれ、モリアーティ家の不穏さは増大していく。
果たしてロンとトトは巡り合う謎をどのようにして解明していくのか。原作を知っている人のみならず、作品に初めて触れたという人も、ロンたちと一緒に推理していくような劇場ならではの臨場感を体感してほしい。
【囲み会見】
登壇者は、岸本勇太(鴨乃橋ロン役)、野嵜 豊(一色都々丸役)、馬場良馬(シュピッツ・ファイア役)、石井陽菜(雨宮役)、田上真里奈(卯咲もふ役)、土生瑞穂(ウィンター・モリアーティ役)、佐々木喜英(マイロ・モリアーティ役)、鈴木拡樹(翡翠臣疾役)の8名。
司会:自己紹介と初日を迎えた心境を教えてください。
岸本:みなさん、お集まりいただきありがとうございます。鴨乃橋ロン役の岸本勇太です。
いよいよゲネプロを終えてから初日を迎えるわけですけども、演出の川尻さんを筆頭に、満足することなく、場当たり最中も「もっとこうできるよね」「もっとこう見せられるよね」とみんなそれぞれチャレンジしながら作ってこられたと思っています。稽古期間から考えると約1ヶ月くらいあったんですけど、意外とあっという間に月日が過ぎて今日を迎えて、すごく自信のある作品になっていると思いますので、みなさんぜひ楽しんでください。
野嵜:一色都々丸役の野嵜豊です。まず初日を迎えられたことに感謝しております。感謝と緊張が入り交じっています。ここまで支えてくださったキャストのみなさま、スタッフのみなさま、応援してくださるみなさまに感謝を、これから舞台で表現して届けていきたいと思っていますのでぜひ楽しみにしていてください。
馬場:お集まりいただきましてありがとうございます。シュピッツ・ファイア役の馬場良馬です。この1ヶ月の稽古期間が、真剣にですけれども川尻さんの演出ということでみんなで楽しく少しでも面白くなるように、いい雰囲気のカンパニーの中で稽古を積み重ねてこれたのではないかなと思いますので、本番を通してお客様にその楽しいを共有できたらいいなと。これからの本番が楽しみです。
石井:雨宮役の石井陽菜です。元々いただいていた台本よりコメディー部分をかなり強調して上演することになりそうで、その中でもやっぱり推理のパートで結構真剣な部分があったり、お客様に見やすいようにたくさん笑える部分だったりが追加になったりしているので、すごく見やすい作品になっております。雨宮としては、一色都々丸をたくさん叱りながら、鴨夫様にときめきつつ、この作品を展開できたらなと思っております。ご来場をお待ちしております。
田上:卯咲もふ役の田上真里奈です。みんなも言っていた通り、すごくいい雰囲気で稽古を進めてこれまして、私は稽古を見ながら、ロンとトトを筆頭に今まで読んでいた彼らが立体的に浮かび上がるとこんなに素敵なんだ、楽しいんだというのを感じながら稽古していたので、それを劇場で生でお客様に人間味溢れる私たちを楽しんでいただければなと思います。
土生:ウィンター・モリアーティ役の土生瑞穂です。まずは誰ひとり欠けることなく初日を迎えられたことにすごく安心しています。演じる側としてこの舞台のストーリーを何度も稽古場などで見てきているんですけど、毎回ハラハラドキドキさせられています。私自身、初めての漫画原作の舞台なので、みなさんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
佐々木:マイロ・モリアーティ役の佐々木喜英です。初日を迎えることができて大変嬉しく思っております。アニメの一期をご覧になられたファンの方はモリアーティ家の出番を心配していると思うんですが、舞台オリジナルの脚本となっておりますので、僕たちの日常っぽいシーンも見られるんじゃないかと思っておりますのでぜひ楽しみにしていてください。
鈴木:翡翠臣疾役の鈴木拡樹です。みんな言っていた通り、楽しくいい雰囲気でここまで作ってこられました。今作はいくつかの事件が起こるストーリー構成になっておりまして、それぞれの事件ごとに1場、2場とか場ごとに分かれて稽古してきたんです。その良さがすごく出ているなと思いました。僕もほかの場というのは通し稽古直前に知りましたし、「こういう空気感でこの場は作ってきたんだ」というコントラストの違いですかね。それを実際のお客様も見ていただいて、飽きることなく楽しんでいただけるのではないかと思います。あとは劇場ならではの身近に感じる高揚であったりとか、そういうもので推理がすごく楽しくなっていくと思います。一緒に推理していただくようなかたちで見ていただけるとベストなのかなと。楽しく作ったので楽しんで見てもらえたらなと思いますので、みなさんよろしくお願いいたします。
舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」 公演概要
タイトル:「鴨乃橋ロンの禁断推理」
原作:天野明「鴨乃橋ロンの禁断推理」
(集英社 「少年ジャンプ+」連載)
脚本・演出:川尻恵太(SUGARBOY)
音楽:あらいふとし
<公演期間・劇場>
東京公演
2024年11月1日(金)~11月4日(月) 日本青年館ホール
大阪公演
2024年11月9日(土)~11月10日(日) サンケイホールブリーゼ
<チケット>好評発売中!
取り扱い:ローソンチケット(Lコード:32886)
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=726496
<チケット料金>
S席 16,800円(税込・全席指定・前方5列以内確約)
A席 12,800円(税込・全席指定)
B席 9,800円(税込・全席指定)
★リピーターチケット特典:
ランダムキャラクタービジュアルブロマイド(キャスト複製サイン入り)
【子供無料チケットの実施】
文化庁による「文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業)」により、 6歳以上(小学生)~18歳以下のお子様を無料で公演にご招待いたします。また同伴する保護者様においては、特別価格にてご観劇いただけます。
<出演者>
鴨乃橋ロン:岸本勇太
一色都々丸:野嵜 豊
シュピッツ・ファイア:馬場良馬
雨宮:石井陽菜
山根:中島大地
ジョン・グリズリー:和泉宗兵
卯咲もふ:田上真里奈
ウィンター・モリアーティ:土生瑞穂
マイロ・モリアーティ:佐々木喜英
翡翠臣疾:鈴木拡樹
公式HP: https://kamonohashiron-stage.com/
公式Twitter @kamoron_stage
<主催>舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」製作委員会
Ⓒ天野明/集英社・舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」製作委員会