【レポート】全国大会に向けてのヒット祈願! 『テニミュ』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉 ヒット祈願ご祈祷・記者会見レポート

レポート

12月10日(火)、東京・神田明神にて、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉のヒット祈願ご祈祷と記者会見がおこなわれた。

この日の出席者は越前リョーマ役の竹内雄大、手塚国光役の寺田友哉、大石秀一郎役の藤本力翔、甲斐裕次郎役の益川和久。なお、木手永四郎役の二階堂 心(長塚拓海より改名)も出席予定であったが、体調不良のため残念ながら欠席となった。会見の司会進行はテレビ東京アナウンサー・中垣正太郎が務めた。

ご祈祷を終え、会見会場へ姿を現した4人。司会から、ご祈祷を終えた今の心境を聞かれると、まず竹内が「公演の成功を祈願してのご祈祷ということで。初めての経験だったので緊張しましたが、いよいよ公演が始まるんだなぁ…とわくわくする気持ちも芽生えてきて楽しみになりました」と目を輝かせた。寺田は「ここにいないキャストの気持ちも背負ってご祈祷を受けさせていただきました。これから始まる新しい物語と、僕たちの初めての公演のいいスタートを切れるように…と心に刻んで本稽古に臨みます」と気持ちを新たにする。

「今、どんな気持ちで稽古に臨んでいるか?」との質問には、竹内は「お披露目会を終えて、いろいろな課題が見つかりました。より高いモチベーションで、充実した稽古を過ごしています」。寺田は「全員、1日に1度は台本を読みなおすようにしています。(そうすることで)昨日は気付けなかったことに気づけたり、新しい発見ができるんです」と、日々の発見を告白。藤本は「僕たちは、スローガンのひとつに“青春”を掲げています。いいものを作ろう! とみんなでひとつになっているのが、部活・青春だと感じていて。日々、青春を送れていると思いながら稽古をしています」と笑顔を見せる。

益川は「比嘉の皆は、お芝居も歌もダンスも、そして休憩中のボケやツッコミも本気でやってしまうんです(笑)」と、全員が全力で稽古に臨んでいる様子をアピール。なお、比嘉は益川も含めて全員がボケで、ツッコミは不在とのこと。

今作の見どころについて、竹内は「僕(リョーマ)と田仁志くん(田仁志 慧/演:平川聖大)の試合を特に観てほしいです! どうやって田仁志くんのような強靭(きょうじん)な男に挑むのか…。それから、リョーマくんのかわいいところをどうやって出すか、も思考錯誤しています」。寺田は「全国大会ということで、青学(せいがく)のメンバーがパワーアップしたところを」、藤本は「手塚部長が怪我で不在だった間、大石くんが部長代理として部を引っ張って来ていました。手塚部長との約束である全国大会出場を果たし、メンバー、手塚部長ともどもレベルアップして、本当に強くなった青学(せいがく)を観てほしいです」。

益川は、沖縄ことばや沖縄の文化について「先生が来てくださって、イントネーションをしっかりと教えていただいています」。続けて「この前、指笛を教えていただいて、稽古場で指笛がピュウピュウ鳴り響いていて(笑)」と沖縄ムードのチームの様子を口にする。その指笛を披露してくれないかと司会から頼まれるも、「唯一指笛ができない男、益川和久です」と答え、場内は笑いに包まれた。

本公演での両チーム対決になぞらえて、相手チームに負けないところは? と問われると益川は、胸を叩いて「ここの熱さですね! 何しろタンクトップですから!」となおも場内を笑わせる。竹内は「先代の方々へのリスペクト、謙虚さ、フレッシュさ」とし、続けて「それから…数(人数)」とこちらも笑いを呼ぶ。寺田は「中学生男子のような青くささ」を挙げた。チームで話し合っているときに、思いが高ぶって泣きながら円陣を組むこともあるそうだ。藤本はチームワークを挙げ、何か課題が見つかるごとにチームで話し合う時間を設けているという。

それぞれの対戦相手キャストについての印象を聞かれると、竹内は(田仁志役の平川について)「食いしん坊だなぁ…と(笑)」体を大きくするための、専用の白米ケータリングがあることを告白。寺田は木手役の二階堂について「歌もうまいしパフォーマンスが一流なのでリスペクトしています。対戦相手ではあるけれども、色々と学ばせていただいていて。だからこそ全力で倒しに行きたいです」と力強く口にした。

最後にコメントを求められると、益川は「あつあつの舞台をお届けします。皆さん、日焼け止めを塗ってご来場ください!」、藤本は「僕たちの青春の1ページを見届けてください!」。寺田は「進化した新しい青学(せいがく)をぜひ楽しみに待っていてください」。竹内は「全国大会の幕開けがしっかりできるよう、稽古に励んでいます。劇場でご観劇いただけたら幸いです!」とファンへ呼びかけ、会見は終了した。

会見の後は、本公演のヒットを後押しするかのような、雲ひとつない晴天のもと、境内にてフォトセッションがおこなわれた。12月にしては暖かい日差しが、タンクトップがユニフォームである比嘉にもエールを送っているようだ。メディアとともに、特派員として参加しているTSC会員のカメラにも4人は目線を送り、会見とフォトセッションは終了した。

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉は、2025年1月11日(土)からTOKYO DOME CITY HALLを皮切りに上演予定。

取材・文:広瀬有希/写真:ケイヒカル

■概要
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン青学(せいがく)vs比嘉 ヒット祈願

【日 程】 12月10日(火)
【会 場】 神田明神 文化交流館4階 「令和の間」(千代田区外神田2-16-2)

【参加キャスト】
[青学せいがく] 越前リョーマ役:竹内雄大、手塚国光役:寺田友哉、大石秀一郎役:藤本力翔
[比嘉] 木手永四郎役:二階堂 心、甲斐裕次郎役:益川和久