【ゲネプロレポート】『舞台「桃源暗鬼」』待望の第2弾、『舞台「桃源暗鬼」-練馬編-』開幕
1月4日(土)、東京・天王洲 銀河劇場にて『舞台「桃源暗鬼」-練馬編-』が開幕する。これに先立ち、同劇場にて公開ゲネプロが行われた。
メディアクトでは初日を前に実施されたゲネプロ公演の様子をレポートする。
ゲネプロレポート
本作は、日本中で親しまれる昔話の「桃太郎」を題材に、鬼の子孫で構成される「鬼機関」と桃太郎の子孫で構成される「桃太郎機関」との戦いを描いた漫画「桃源暗鬼」(作:漆原侑来)の舞台第2段である。
人間として生きてきたものの、突然「桃太郎」に襲撃されたことで、自らが「鬼」であることを知った一ノ瀬四季(演:阿部顕嵐)。
この事件で育ての父を失った四季は、無陀野無人(演:立花裕大)の課した試験をかいくぐり、羅刹学園に入学することになる。
ここまでは前作のストーリーだが、本作の冒頭で前作の映像がダイジェストで流れるため、前作を観劇していない人にもわかりやすい設計になっている。
本作は、四季たち羅刹学園の面々が、淀川真澄(演:佐藤永典)率いる「鬼機関」練馬区の偵察部隊を見学するため東京・練馬を訪れるところから物語が始まる。
四季は練馬で警官を名乗る「神門」(桃寺神門(演:酒寄楓太))と出会い意気投合する。実は神門は「桃太郎機関」の一員であり、本来であれば二人は敵同士だが、お互いに素性を知らぬまま親睦を深めていく。
一方、皇后崎迅(演:高橋怜也)は車に轢かれそうになった姉妹を助けるため、街で「鬼」が持つ特殊能力、「血蝕解放」を使用する。これをきっかけに、皇后崎は神門の上司であり四季殺害を目論む桃巌深夜(演:武子直輝)に見つかり、拉致されてしまう。
四季たちは偵察部隊の協力を得つつ無事皇后崎を奪還するも、事件は深夜の卑劣な策略により民間人を巻き込んだ騒動へと発展する。深夜によりこの騒動の黒幕であるとの濡れ衣を着せられた四季は、友情を築いたはずの神門と対峙することとなる。
四季と神門の戦いの結末、時を同じくして巻き起こる無陀野無人vs月詠、矢颪碇(演:草地稜之)・遊摺部従児(演:廣野凌大)・屏風ヶ帆稀(演:宮河志帆)・手術岾ロクロ(演:灰塚宗史)・漣水鶏(演:山﨑紫生)・並木度馨(演:中村泰人)vs桜介、皇后崎vs深夜の戦闘の行方、また、花魁坂京夜(演:田口涼)の口から語られる、四季に流れる「鬼神の子」の血の代償については、是非劇場で確かめて欲しい。
また、以前メディアクトでは、『舞台「桃源暗鬼」-練馬編-』の上演にあたり、酒寄楓太(桃寺神門役)と岸本勇太(桃華月詠役)にインタビューを行った(※)。
酒寄は本作の四季と神門の戦闘シーンに、岸本は月詠の美意識が高く、戦い方に優雅で余裕がある点に、特に力を入れて演じたいと語っていた。
観劇の際は是非その点にも注目してほしい。
※【インタビュー】舞台「桃源暗鬼」-練馬編-桃寺神門役の酒寄楓太、桃華月詠役の岸本勇太インタビュー
ゲネプロ写真
取材・文:大崎みき/写真:ケイヒカル
公演概要
公演タイトル 舞台「桃源暗鬼」-練馬編-
期間 2025年1月4日(土)〜1月19日(日)
劇場 天王洲 銀河劇場
原作 漆原侑来『桃源暗鬼』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
演出 松崎史也
脚本 畑 雅文
脚本協力 竹村晋太朗
音楽 谷 ナオキ
出演
一ノ瀬四季役 阿部顕嵐
無陀野無人役 立花裕大
皇后崎 迅役 高橋怜也
矢颪 碇役 草地稜之
遊摺部従児役 廣野凌⼤
屏風ヶ浦帆稀役 宮河志帆
手術岾ロクロ役 灰塚宗史
漣 水鶏役 山﨑紫生
桃寺神門役 酒寄楓太
桃華月詠役 岸本勇太
桃角桜介役 相澤莉多
桃巌深夜役 武子直輝
淀川真澄役 佐藤永典
並木度 馨役 中村泰仁
花魁坂京夜役 田口 涼
晨火 淡海 優 岡村圭輔 黒田ひとみ 佐竹正充
西分綾香 長谷川桂太 日置 翼 藤島 望 ほか
主催 舞台「桃源暗鬼」製作委員会
チケット情報 【一般発売】2024年11月23日(土・祝)10:00
【料金】¥11,500(全席指定/税込)
【取り扱い】チケットぴあ
◆舞台「桃源暗鬼」公式サイト https://stage-tougen-anki.com/
◆舞台「桃源暗鬼」公式X https://x.com/st_tougenanki
© 漆原侑来(秋田書店)/舞台「桃源暗鬼」製作委員会