【ゲネプロレポート】糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇『夜啼鳥』 開幕!

レポート

5月14日(水)、東京・Theater Mixaにて糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇『夜啼鳥』が幕を開ける。

メディアクトでは、初日に先立ち行われたゲネプロの様子を、写真とともにお届けする。

今年で俳優デビュー10周年を迎える糸川。2015年に劇団番町ボーイズ☆の公演にて初舞台を踏んで以降、ミュージカル『刀剣乱舞』や舞台『黒子のバスケ』など、数々の大人気2.5次元作品に出演している。更に近年では、ミュージカル『スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』といったグランドミュージカルや、ボイスキャストとしてアプリゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』にも出演するなど、その確かな演技力と歌唱力で活躍の幅を広げている。

本作の脚本・演出を務めるのは舞台『ワールドトリガー the Stage』などでも脚本・演出を務める中屋敷法仁。糸川とは舞台『黒子のバスケ』ぶりにタッグを組む(イベント関連を除く)。また、音楽監督はミュージカル『刀剣乱舞』などで糸川と共に作品を作り上げたYOSHIZUMIが担当する。

本作の舞台は古代ローマ。

暴政を敷いたローマ帝国・第5皇帝ネロの生涯が、音楽に出会い、傾倒し、狂っていく様子にフォーカスして描かれる。

キーヴィジュアル同様、黒を基調としたゴシックな舞台に、ダークなメイクを施した糸川が登場し、一気に『夜啼鳥』の仄暗い世界観に引き込まれる。

本作で印象的なのは、淀みなく紡がれる膨大なセリフである。開幕直後から約1時間半にわたり、歌唱シーン以外のほぼ全編で、糸川が流れるように話し続ける。

セリフ量に比例し、観客が受け取る情報量も膨大なものとなるが、古代ローマという、現代日本とかけ離れた時代が舞台であるにもかかわらず、糸川の表現力や脚本の構成により、非常に理解しやすい内容になっている。

また、本作は「音楽劇」と銘打たれているが、その名に違わず、様々な曲調の楽曲が散りばめられている。

色気の滲む歌声でダークな雰囲気の曲を歌い上げたかと思えば、今度は夜啼鳥としての清らかな歌が奏でられる。ネロとしての迫力ある歌声には、ネロが暴君どころか魔王のようにすら見えるようだった。

本作では、一人芝居であるが故に、糸川が女性を含め様々な役を演じる。また、音楽劇でもあるために、多種多様な楽曲も歌唱される。全体を通してダークな雰囲気の楽曲も多く、普段明るいキャラクタ-を演じることが多い印象のある糸川の、新しい一面を観ることもできる。

デビューから10年でここまでの舞台を完成させるに至った糸川が、今後どこまで進化を遂げるのか。糸川の活躍から目が離せない。

取材・文:大崎みき/写真:ケイヒカル

■糸川耀士郎俳優10周年記念 1人音楽劇『夜啼鳥』作品情報

【タイトル】糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇 『夜啼鳥』
(読み イトカワヨウジロウ ハイユウジュッシュウネンキネン ヒトリオンガクゲキ『ヨナキドリ』)

【企画・プロデュース】糸川耀士郎
【脚本・演出】中屋敷法仁
【音楽監督】YOSHIZUMI
【公演日程】東京公演:2025年5月14日〜18日【全8回】
【全席指定・税込】
12,000円(特典付き)
9,000円(特典なし)
セミスタンドシート:9,000円(特典なし)
特典:スペシャルブックレット

【会場】Theater Mixa
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目14−3 6階
【主催】糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇「夜啼鳥」製作委員会
【制作】Office ENDLESS
【公演に関するお問い合わせ】  info@officeendless.com(平日 10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので
予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【公式HP】https://officeendless.com/sp/hitoriyonakidori/
【公式X(旧 Twitter)】   @hitori_ynkdr ハッシュタグ「#夜啼鳥」
©糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇「夜啼鳥」製作委員会