【レポート】高野洸プロデュース ゲームに魅了された俳優たちの本気のバトル『ACTORS☆LEAGUE in Games 2025』開催!

レポート

6月10日(火)、東京ガーデンシアターにて、『ACTORS☆LEAGUE in Games 2025』が開催された。

ライブエンターテインメントの楽しさを、興奮を、観客と分かち合いたい!という熱い想いから俳優がプロデュースする『ACTORS☆LEAGUE』プロジェクト。
4年目となる2025年は、ゲームを深愛する俳優・高野洸プロデュースの『ACTORS☆LEAGUE in Games 2025』から幕を開けた。

『ACTORS☆LEAGUE in Games 2025』は昨年同様、TWILIGHT(TW)とMAGICAL BERO(MB)の2チーム制。
アキラ(高野洸)をリーダーに擁するTWのプレイヤーはアラン(阿部顕嵐)、リョウ(北園 涼)、リョウタロウ(小坂涼太郎)、ケイト(櫻井圭登)、ナオキ(武子直輝)、タケシ(寺山武志)、リョウタ(廣野凌大)、ユウ(福澤 侑)、ショウタ(松田昇大)。
一方ヨシヒコ(荒牧慶彦)はMBリーダーとしてミズキ(梅津瑞樹)、ダイゴ(加藤大悟)、リョウ(北村 諒)、ツバサ(木津つばさ)、ヒロキ(佐奈宏紀)、シュウヤ(砂川脩弥)、リョウヤ(高橋怜也)、リョウセイ(田中涼星)、ハルキ(持田悠生)を率いる。
プレイヤー以外にも、【Ryuji Sato】(佐藤流司)、【なんでもエンタメ研究所・助手エイト】(小西詠斗)も参戦し、解説席には植田圭輔と古谷大和が座る。加えて実況を田口尚平が、Legend GamerをKEN THE 390が、支配人をDJ KOO(TRF)が務めるという豪華ラインナップ。更に、本イベントでプレイされる『ストリートファイター6』のスペシャルゲストとして、プロゲーマーチームである名古屋NTPOJAも出場した。

オープニングステージではTWからユウ、ショウタ、アラン、アキラが、MBからヒロキ、ツバサ、ダイゴ、ハルキが登場し、【BORDERLESS RULERS】のHILOMU、Dolton、KIMUTAKU、KENTA、GeN、YASU、SOUTAと共にダンスを披露した。ペンライトを片手に客席の熱が高まったところで、いよいよゲームが始まる。

最初のゲームは本イベントのプロデューサー高野洸が考案したオリジナルカードゲーム『フルパンプ!』。各カードの攻撃力、防御力を駆使し、12ある相手のライフを先に0にした方が勝ちというルールだ。
1戦目はTWリョウvsMBミズキ。解説から「カードゲームに強いがこういう場で失敗してしまう」(古谷)、「勝負強いところを見せて欲しい」(植田)と評されるTWリョウに対し、デッキに含まれるミズキのカード2枚を指さしつつカメラに満面の笑みを向け、余裕の感じられるMBミズキ。
結局、ゲームは試合時間20分中わずか8分でMBミズキが電撃勝利を決めた。
2戦目はTWナオキvs MBヒロキ。普段からカードゲームをプレイしており、デュエリストさながらの居住まいのTWナオキ。対するMBヒロキは裏でずっと練習をしていたとのことだが、緊張のあまりカメラ越しにもありありとわかるほどに手が震えていた。
しかし、練習の成果を発揮し、「捨てることで相手に1ダメージ」との効果を有する「なんでもエンタメ研究所・助手エイト」のカードを捨てまくることで着実にTWナオキのライフを削っていったMBヒロキが勝利を収めた。

『フルパンプ!』は2対0でMBの勝利に終わるが、ここで、初代『フルパンプ!』王であるTWリョウタへの挑戦者として解説の古谷が名乗りを上げ、エキシビションマッチが開催される。
初代王者として負けられないリョウタと、植田に「今日はエンタメを忘れています。」と言われるほどに真剣な表情を見せる古谷。
先制攻撃を決めたのはリョウタ。一方古谷はなかなか攻撃に出ない。それどころかカードの効果で自らのライフを1にまで削る。12のライフが全て残っているリョウタにどう反撃するのかと思われたところ、「相手とのライフ差が攻撃力になる」との効果を持つ「リュウジ」のカードを用いてTWリョウタをワンターンキル。古谷の鮮やかすぎるプレイに、会場は熱狂に包まれた。

『フルパンプ!』での対決が終了したところで、会場にサイレンが鳴り響く。サイレンの原因は会場のエンタメ度不足とのことで、白衣に身を包んだ「なんでもエンタメ研究所」のヨシヒコ(荒牧)、エイトが登場し、助手のTWタケシ、MBリョウと共に客席を盛り上げる。

会場の熱狂により無事エンタメ度が満ち足り、ゲーム対決再開となる。

2つ目のゲームは『スーパーボンバーマンR2』。
TWからははタケシ、リョウタロウ、アラン、ユウが参戦。MBからは、昨年前人未踏の6人抜きという圧倒的な強さを見せつけたヨシヒコに加え、ダイゴ、シュウヤ、リョウが出場した。

まずは4対4の団体戦。団体戦ではヨシヒコ擁するMBが勝利する。
続いて1対1の勝ち抜き戦。まずはTWリョウタロウvs MBダイゴの戦いとなるが、早々にアイテムを手に入れたMBダイゴがゲームを有利に進め、勝利する。
2戦目はTWタケシvs MBダイゴ。フィールドにブロックが降り始め、両者爆発ギリギリの白熱した戦いとなるが、またもやMBダイゴが勝利を収める。
3戦目はTWアランvs MBダイゴ。TWアランは1人で既に2勝をあげるMBダイゴに、「ここでマッキーくん(荒牧)を引きずり出す」と意気込むも、あえなく自爆。
4戦目はTWユウvs MBダイゴ。ここまでの勢いからMBダイゴ1人で全勝するかと思われたが、最終的にMBダイゴの自爆に終わる。
5戦目はTWユウvs MBシュウヤ。MBシュウヤは「今決めたらおいしい」とやる気をみせるも、ブロックとボムに挟まれて自爆してしまう。
6戦目はTWユウvs MBリョウ。MBヨシヒコと対戦するにはここでTWユウがMBリョウに勝利しなければならないが、結果、MBリョウの勝利に終わる。

昨年無敗のMBヨシヒコの出る間もないままに勝敗が決し、MBヨシヒコから「あと一歩届かないか。」と煽られたTWの面々は、悔しそうな表情を見せていた。

またもやMBの勝利に終わり、この時点での得点はTW対MBが0対49とMBの圧勝。
ここで、四木並べの初代チャンピオン(自称)を名乗るRyuji Satoが登場し、TW、MBの20人全員を相手に四木並べ対決を行うこととなる。
0対49という点数差を考慮し、Ryujiにとどめを刺したチームに20点が加算されることとなる。
ゲームはなかなか勝負のつかない白熱した戦いとなり、引き分けになるかとも思われたが、最終的にTWリョウタロウが最後の一手を決め、それまで1点も獲得できていなかったTWに無事20点が入った。

最後のゲームは『ストリートファイター6』。
TWからはアキラ、リョウタ、ケイト、ショウタが出場。MBからはツバサ、ハルキ、リョウヤ、リョウセイが参戦した。
また、コーチ陣として、プロゲーマーチームである名古屋NTPOJAからKEI.B、Seiya、大谷、もっちーの4選手も登場した。

バトルに入る前に、TWリョウタからMBの面々に対し、コマンドクイズと称して「ボタンをすべて押したらどうなる?」とのクイズ(大喜利)が出題された。
MBツバサは「空を飛べる」と回答し、MBリョウヤはMBリョウセイに持ちネタを披露させた。MBリョウセイは「俺はそんなことしたくないゼ」、MBハルキは「廣野くんが大喜利をする」と回答し、反撃として突如大喜利を振られたTWリョウタは、某国民的漫画のキャラクターの絵を添えて「戦闘力が53万になります」と回答し、会場は爆笑に包まれた。

大喜利を経ていよいよ『ストリートファイター6』でのバトルが始まる。
1~4戦目は1対1の対戦で、先に2ラウンド取った方の勝利。5戦目は勝ち抜き戦とのルールだ。

しかし、ここまででついた圧倒的な点差から、TWが全勝してもMBに勝利できないことが発覚し、支配人の鶴の一声で獲得ポイントがアップする。

1戦目はエドを使うTWアキラvs MBケンを操るリョウヤ。MBリョウヤはアーケードコントローラーを持ち込み気合いを見せるも、TWアキラの2連勝に終わる。
2戦目はTWショウタ(ザンギエフ)vs MBツバサ(ルーク)。MBツバサは若干の反撃を見せるも、一方的な試合展開でTWショウタの勝利に終わる。
3戦目はTWケイト(ジュリ)vs MBリョウセイ(キャミィ)。1ラウンド目で辛勝を見せるTWケイトに、続く2ラウンド目でパーフェクトK.O.を繰り出すMBリョウセイ。3ラウンド目ではいきなりTWケイトが必殺技で先制し、TWケイトが勝利するかと思われたが、MBリョウセイの必殺技も決まり、結果MBリョウセイが勝利を獲得した。
4戦目はTWリョウタ(ブランカ)vs MBハルキ(ディージェイ)。ゲームでの獲得ポイントがアップしているものの、『ストリートファイター6』で全勝しない限り『ACTORS☆LEAGUE in Games 2025』で優勝し得ないTW。そこでTWリョウタ、MBハルキ間で交渉が行われ、TWリョウタがパーフェクトK.O.(ノーダメージでのK.O.)を一本でも決めた場合、獲得ポイントが2倍になることとなった。
TWにとっては勝利の可能性を掴むため、MBにとっては確実に勝利するために、両者共に絶対に負けられない戦いとなるが、TWリョウタは緒戦で見事パーフェクトK.O.にて勝利を収める。続く2ラウンド目もTWリョウタの勝利に終わる。
相手に2倍のポイントの獲得を許し、敗北が見えてきたMBに、MBツバサを筆頭に、参戦メンバーが「リーダー、本当にすみませんでした!」とMBヨシヒコに対し土下座をするも、MBヨシヒコから「なに負けた気でいるんだよ!まだあるだろうが!」と檄を飛ばされる。

リーダーであるMBヨシヒコからの激励を受け、MBの面々も気持ちを新たに勝ち抜き戦が始まる。
1戦目はTWケイトvs MBハルキだが、TWケイトの圧勝に終わる。
2戦目はTWケイトvs MBリョウセイ。TWケイトにとっては先程のリベンジマッチとなるが、今回はTWケイトが2連勝する。
3戦目はTWケイトvs MBツバサ。この試合でもTWケイトが勝利を見せる。
最終戦はTWケイトvs MBリョウヤ。またもやTWケイトが勝利し、結局、TWケイト一人でMB4人を下す結果となった。

ここで、勝利したTWと名古屋NTPOJAとの間で、エキシビションマッチが開催されることとなる。通常マッチだと試合にならないとのことで、TW側に攻撃力3倍、体力が回復し続ける、等のマックスハンデが付与される。ちなみに、マックスハンデとは1回コンボを受けたらそのラウンドは負ける程度、野球でいうと最初から20~30点入っている程度の大きなハンデとのことだ。

1戦目はSeiya(春麗) vs TWケイト。緒戦はなんとTWケイトが奪取するが、続く2ラウンド目、3ラウンド目で立て続けにSeiyaによるパーフェクトK.O.が決まる。
2戦目はSeiya vs TWショウタ。緒戦はSeiyaが勝利するが、2ラウンド目、3ラウンド目では投げや必殺技を駆使し、なんとTWショウタが勝利を掴む。
3戦目は大谷(リュウ)vs TWショウタ。1ラウンド目は大谷が勝利するが、2ラウンド目、3ラウンド目ではまたもTWショウタが勝利する。
4戦目はもっちー(豪鬼)vs TWショウタ。1ラウンド目でまたも勝利するTWショウタ。2ラウンド目ではもっちーが勝利するも、最終ラウンドでTWショウタが勝利をつかみ、総合でTWショウタが勝ち星を上げる。
5戦目はKEI.B(エレナ)vs TWショウタ。TWショウタがこのまま快進撃を見せるかと思われたが、KEI.Bの勝利に終わる。
6戦目はKEI.B vs TWアキラ。TWアキラが1勝を得るも、最終的にKEI.Bが2勝する。
7戦目はKEI.B vs TWリョウタ。普段から『ストリートファイター6』をプレイし、マスターランク帯の実力を有するTWリョウタの戦いに注目が高まる。結果、TWリョウタが2ラウンドを先取し、勝利を収めた。大いにハンデを付けられた状態ではあるが、プロゲーマー相手に互角とも言い得る戦いぶりを見せ、会場は大いに盛り上がった。

全てのゲームが終了し、いよいよ両チームの得点が発表される。
序盤はMBが圧倒的強さを見せつける展開だったが、四木並べでのポイント獲得や、『ストリートファイター6』での2倍ポイント等があったため、結果発表を前に会場に緊張が走る。
結果は50対54でMBの勝利。『ストリートファイター6』でのMBリョウセイの一勝が、MBの命綱となったようだ。優勝チームのリーダーMBヨシヒコは、「負けのコメントを考えていたんですけど、まさか勝っていたとは。」と驚きを見せつつ、「勝ち負けよりも熱いもの、ゲームというものを通して会場が一体になれたことが、本当に、優勝です!ありがとうございました!」とコメントを述べた。

他にも、『フルパンプ!』MVP賞にMBヒロキとなんでもエンタメ研究所・助手 エイトが、『スーパーボンバーマンR2』賞にMBリョウが、『ストリートファイター6』賞にTWショウタが選ばれた。また、スタミナ賞が『スーパーボンバーマンR2』での3連勝が評価されたMBダイゴに、MVP賞が『ストリートファイター6』にて一人でMBの面々を下したTWケイトに贈られた。

最後に、支配人から優勝チームMBのリーダー ヨシヒコにゴールデンコントローラーが授与され、プロデューサーであるTWアキラから、「本日はありがとうございました。色々ありすぎましたね。改めて皆さんに振り返っていただきたいなと思うくらい全部濃くて、面白かったと思います。ここがすごかったな、ここが面白かったな、というのを皆さんに持って帰っていただければいいかなと思います。本当にありがとうございました!」とコメントを述べた。

次回の『ACTORS☆LEAGUE』は6月30日(月)開催の『ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2025』。その後も『ACTORS☆LEAGUE in Dance 2025』が8月26日(火)に、『ACTORS☆LEAGUE in Futsal 2025』が10月7日(火)に、『ACTORS☆LEAGUE in Brain 2025』が11月18日(火)に開催される。今年も最後まで『ACTORS☆LEAGUE』から目が離せない一年になりそうだ。

取材・文:大崎みき/写真:ケイヒカル

■イベント概要
ACTORS☆LEAGUE in Games 2025

スタッフ
企画・プロデューサー:高野洸
総合演出:植木豪

キャスト
TWILIGHT
LEADER:高野洸
阿部顕嵐 / 北園涼 / 小坂涼太郎 / 櫻井圭登 / 武子直輝 / 寺山武志 / 廣野凌大 / 福澤侑 / 松田昇大

MAGICAL BERO
LEADER:荒牧慶彦
梅津瑞樹 / 加藤大悟 / 北村諒 / 木津つばさ / 佐奈宏紀 / 砂川脩弥 / 高橋怜也 / 田中涼星 / 持田悠生

Ryuji Sato:佐藤流司
なんでもエンタメ研究所・助手エイト:小西詠斗
解説:植田圭輔 / 古谷大和
実況:田口尚平
Legend Gamer:KEN THE 390
「ストリートファイター6」スペシャルゲスト:名古屋NTPOJA(KEI.B、Seiya、大谷、もっちー)
支配人(オペレーター):DJ KOO (TRF)

BORDERLESS RULERS
HILOMU / Dolton / KIMUTAKU / KENTA / GeN / YASU / SOUTA

公演スケジュール
2025年6月10日(火)
東京都 東京ガーデンシアター

ACTORS☆LEAGUE in Games 2025:https://actors-league.com/games/
ACTORS☆LEAGUE 2025:https://actors-league.com/