【ニコニコ超会議2026】己の正体を暴く旅。丘山晴己・高野洸・木原瑠生が「究極の選択」の果てに見せた素顔とは?――「超・思考実験展」レポート

4月25日、ニコニコ超会議2026の特設ステージにて、体験型エンターテインメントの話題作『超・思考実験展』の特別公開実験が行われた。
■「思考実験展」とは
株式会社NO MOREが手がける「思考実験展」とは、TRPGの名作シナリオ『カタシロ』の作者・ディズム氏と、体験型エンタメを手がけるNO MORE Inc. CCO広屋佑規氏がタッグを組む"じぶん没入体験"エンターテインメントだ。
物語の登場人物として極限の選択を重ねることで、出演者自身の価値観や本音がリアルタイムで浮き彫りになっていく、まったく新しいステージ体験をお届けする。
今回はニコニコ超会議向けの特別版として、全6公演・18名の出演者が参加。
ディズム氏本人が全ステージの進行役を務め、観客も出演者と同じ情報量でリアルタイムに体験を共有できる構成となっている。
25日14時回のゲストとして登壇したのは、丘山晴己さん、高野洸さん、木原瑠生さんの3名。
ファンタジー世界のパーティとして魔王討伐の旅に出た彼らが、道中で突きつけられる「答えのない問い」に対し、どのような価値観を露呈させたのか。

■「職業」と「人生に欠かせないもの」
物語は、影の魔物に襲われる国で魔王を倒す冒険者一行として3名が選ばれた場面から始まる。
事前に行われた職業診断の結果、丘山さんは「音楽家:モーツハルちゃん」、高野さんは「魔法使い:アキラニッシュ」、木原さんは「音楽家:ヴェトベン・ルイ」と、それぞれ個性的な職業を割り振られた。
彼らは従者ルーシェと共に、自分らしさを証明するための「これだけは欠かせない、手放せないもの」を3つ選ぶことになる。
【人生に欠かせないと選択したもの】
・丘山さん: 伝書鳩、ぬいぐるみ、コーヒー
・高野さん: 携帯できるボードゲーム、コーヒー、写真機
・木原さん: 写真、装飾品、コーヒー
3人全員が「コーヒー(リラックス)」を選んでいる点に、多忙な表現者としての共通項が垣間見える。
■「過去」を捨てる痛みと、残った「アイデンティティ」
旅の道中、魔物に襲われた村人を救う代償として、3人は「人生に欠かせないもの」を2つ手放すことを迫られる。
極限状態で彼らが手元に残したのは、以下の3点だった。
【残したもの】
・丘山さん:「伝書鳩(大切な人との繋がり)」
・高野さん:「写真機(瞬間を切り取るもの)」
・木原さん:「写真(想い出)」
形は違えど、3人とも「人との繋がりや記憶」をアイデンティティの核として選んだ点は、ファンにとっても興味深い結果だろう。
■「大切な人を殺せるか」即断する木原と、慈愛の丘山
物語中盤、彼らの前に現れたのは「大切な人の姿をした影の魔物」だ。
丘山さんは大切な人として「子どもの頃の自分」、高野さんは「母」、木原さんは「兄」を選択。
大切な人の姿をした魔物を倒すか委ねるかという問いに対し、木原さんは「ぶったぎります」と笑顔で即断。
積もった恨み(!)があると語るなど、兄という身近な存在への親しみと信頼が、逆説的ににじみ出るシーンとなった。


■究極の決断:誰が「犠牲」になるのか
クライマックスの魔王戦。提示されたのは、あまりにも残酷な条件だった。
【究極の選択肢】
1. 自分が大切な人たちのことをすべてを忘れる(攻撃)
2. 大切な人が自分を忘れる(魔法)
3. 何もしない
※3人のうち2人が「攻撃」か「魔法」を選べば勝利。相談は一切禁止。
誰か1人が「何もしない」を選べば、その人は何も失わずに済む。
しかし、全員が自己保身に走れば世界は滅びる。
進行のディズム氏によれば、回によっては「2人が何もしないを選択する」こともあるというこの局面。
3人が見せたのは、三者三様の「献身」の形だった。
そして魔王討伐後、3人はそれぞれの行く末を選択する。
彼らが選んだ「究極の選択」と「未来」とは……。
その結末は、ぜひ配信で確認してほしい。
(配信は5月31日(日)まで視聴可能)


「思考実験展」は、正解のない問いに悩み、自分を見つめ直すための鏡だ。
プロの表現者として、そして一人の人間として、彼らがさらけ出した選択の記録。
それは、見ている側に対しても「あなたなら何を捨て、何を守るか?」という重い問いを投げかける、圧巻のエンターテインメントだった。
文:岡 里衣奈






【ニコニコ超会議2026】『超・思考実験展』
■公演スケジュール
※敬称略
【DAY1:4月25日(土)】
進行司会役:ディズム
11:00~12:20 ストリーマー回C(スタンミじゃぱん/まざー3/歌広場淳)
13:30~14:50 俳優回(丘山晴己/高野洸/木原瑠生)
16:00~17:20 ストリーマー回A(k4sen/ファン太/Clutch_Fi)
【DAY2:4月26日(日)】
進行司会役:ディズム
11:00~12:20 ストリーマー回B(とっぴー/おぼ/ふらんしすこ)
13:15~14:35 声優回(立花慎之介/安元洋貴/杉田智和)
15:30~16:50 VTuber回(ズズ/千燈ゆうひ/蝶屋はなび)
■チケット
現地観測チケット 3,500円
配信観測チケット 3,500円
■公式ホームページ
https://shikoujikkenten.com
◾️配信チケット
https://dwango-ticket.jp/project/vwWRHVBKM6
※2026年5月31日(日)23時59分まで
撮影:福地凛太



