【オフィシャルレポート】舞台『劇場版モノノ怪 前日譚~二首女~』開幕

レポート

舞台『劇場版モノノ怪 前日譚~二首女~』が、2026年5月14日、東京・品川プリンスホテル ステラボールにて開幕した。

本作は、2026年5月29日に最終章公開を控える『劇場版モノノ怪』シリーズ三部作の前日譚を描く完全オリジナルストーリー。『モノノ怪』シリーズ生みの親であり、『劇場版モノノ怪』シリーズ総監督を務める中村健治監修のもと、舞台ならではの演出で怪異譚を立ち上げる。

主人公・薬売り役は、新木宏典が続投。舞台『モノノ怪』シリーズ第3弾として、“二つで一つ”に囚われた双子の想いが生んだモノノ怪「二首女」の物語が描かれる。

物語の舞台は、華やかな賑わいを見せる芝居小屋。そこでは、双子の舞《双子桜》が人気を集めていた。しかし、その美しさにはどこか異様な気配が漂う。

見えているはずのものが見えず、見えぬはずのものがそこに在る――。

薬売りは、モノノ怪を斬るために必要な“三様”――「形」「真」「理」を探りながら、芝居小屋に隠された真実へと迫っていく。

公開ゲネプロでは、芝居小屋そのものを再現した空間演出が印象的。ロビーには提灯やのぼりが並び、観客は“芝居一座《結座》の客”として物語世界へと引き込まれる。

さらに、客席から実際に“おひねり”を投げ入れることができる参加型演出も実施。観客自身が芝居小屋の空気を体験できる構造となっている。

主演の新木宏典は、超然とした雰囲気を纏う薬売りを繊細に表現。静かに真実を見極める姿と、終盤で見せる圧巻の殺陣とのコントラストが強い存在感を放っていた。

また、《双子桜》を演じる岡田夢以と加藤里保菜は、双子ならではの息の合った芝居を披露。声や所作までリンクしたような演技が、作品の怪異性をより際立たせている。

横幅の広いステージを活かした映像演出も見どころのひとつ。襖や移動パネル、布を使った投影演出により、芝居と現実、幻と真実の境界が曖昧に溶け合っていく。

舞台で芝居小屋を描く“入れ子構造”と、『モノノ怪』ならではの和風怪奇譚が融合した本作。
薬売りが暴く“形・真・理”の先に待つ真実に注目だ。


キャストコメント

薬売り役:新木宏典

稽古場では想像の中でお芝居を固めていたので、劇場に入ってからやっと演出効果とのセッションができるようになりました。

この空間をどう提示できるのかが味わえたので、この後のゲネプロで作品の全貌が見られるのがとても楽しみです。

今回は公演日数が短いので、気づいたら公演が終わっていたということのないよう、お気をつけください。

短い期間ではありますが、少しでも多くの方に『劇場版モノノ怪』の世界を楽しんでいただけたらと思います。


柚羽役:岡田夢以

今回で3作目の出演なんですが、「化猫」「座敷童子」と比べて、稽古場から劇場に来るまでの時間がものすごく早く感じました。

稽古もずっと濃密でしたし、劇場入りしてからもブラッシュアップが続いていて。期待とワクワクとドキドキが入り混じっているのが今の率直な気持ちです。

今回は初めて舞台からの初お披露目ということで、より丁寧に世界観やキャラクターを描いて、アニメを想像できるような形でお届けしたいと思っています。


柚音役:加藤里保菜

前作では岡田さんとは親子の役でしたが、今回は双子に変わったので、すべてをリンクさせるためにずっと話し合いを重ねてきました。

ずっと一緒に生きてきた2人だと感じ取ってもらえるように作ってきたので、その部分が挑戦であり楽しみです。

キャスト・スタッフ全員で、作品の持つ独特な世界観や圧を丁寧に作り上げてきました。ぜひ会場で全身で感じていただけたらと思います。


駒吉役:中尾暢樹

脚本を読ませていただいた時に、なぜ自分が初参加なのかわかりました。

僕が諸悪の根源だなと。今回はいっぱい嫌われてやろうと思っています(笑)。

いかに悪く見えるかが注目ポイントです!

■公演概要
舞台『劇場版モノノ怪 前日譚~二首女~』

演出・映像
ヨリコジュン


出演

薬売り:新木宏典

岡田夢以
加藤里保菜
Raychell
設楽もね
白又敦
西銘駿
西洋亮
田上真里奈
藤原ひとみ
ヤマダユウスケ
中尾暢樹

ほか


公演日程

2026年5月14日
〜5月17日

会場
品川プリンスホテル ステラボール


公式HP
https://officeendless.com/sp/mononoke_stage/

公式X
https://x.com/mononoke_stage

© 舞台『劇場版モノノ怪 前日譚~二首女~』製作委員会