【ゲネプロレポート】レオ、泉、凛月、嵐、司。5人が奏でる未来のためのレクイエム|あんステ「Requiem from Knights」開幕

「『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-」が、6月26日(金)品川プリンスホテル ステラボール(東京)にて開幕を迎えた。
『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』シリーズ(以下「あんステ」)は、ゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!』の舞台化作品。2016 年の初演以降、数々のゲーム内ストーリー・ライブ公演を展開し、アイドルたちの成長の日々を舞台ならではの演出とライブパフォーマンスで描き続ける。
今作「-Requiem from Knights-」では、ゲーム内ストーリー「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」の内容を舞台化。騎士道ユニット『Knights』のターニングポイントともいえるストーリーが、ついにステージで幕を上げる。
メディアクトでは、初日に先駆けて行われた公開ゲネプロの模様を取材した。
ゲネプロレポート
本作の上演時間は、約3時間。1幕で本編(ドラマパート)を一気に見せ、15分の休憩を挟み、2幕はまるごとライブパートとなっている。
今回は2幕のライブパートだけでなく、1幕で展開するライブにおいても、観客の参加が重要な要素の1つとなる。1幕でも歌唱シーンやライブシーンではペンライトを使用できるので、観劇の際には手元に置いておくのがおすすめだ。


アイドルの卵たちが集う学び舎、私立夢ノ咲学院アイドル科。大型ライブフェス【返礼祭】に向けて、学内は慌ただしい空気に包まれていた。
【返礼祭】とは、ホワイトデー・シーズンに開催される特別なライブフェス。1〜2年生が主体となってライブを企画・実行するのが特徴で、ファンへの日頃の感謝を示すと同時に、卒業していく3年生への恩返しの意味も持つ。
騎士をモチーフにした人気ユニット『Knights』も、返礼祭の準備を進めていた。だが、1年生の朱桜司(演:北川尚弥)の様子がおかしい。普段は快活でまじめな司が、ここ数日はずっとぼんやりしたままで、ライブにも身が入らず、先輩との会話もずっと上の空だ。
一方、『Knights』のリーダー・月永レオ(演:橋本祥平)は、卒業を機に、『王さま』(=リーダー)の座を後輩に譲ることを決意していた。「円卓会議」という名のこたつミーティングの場で、レオは王冠を司に託そうとするが、司は「自分にはふさわしくない」と言ってきっぱり辞退。さらに、1週間ほど学校にも姿を見せなくなってしまう。


かつて心身を壊して殻に閉じこもった経験のあるレオは、「自分が無理を言ったからでは?」と居ても立ってもいられなくなり、旧友である『fine』のリーダー・天祥院英智(演:富園力也)に相談。そこで、英智から司の現状について打ち明けられる。
司と英智は、ともに大財閥の御曹司であり、英智は司の家庭事情についてもよく知っていた。じつは最近、司の父が体調を崩して入院し、その影響で司の生活にも変化が生じているのだという。
名門・朱桜の本家に生まれた司は、幼い頃から次期当主として育てられてきた。それでも、夢ノ咲学院でアイドルとして活動し続けてきたのは、その時間が心から楽しく、幸せで、大切に感じていたからだ。
だが、現・当主である父が倒れた今、司には「家名を継ぐ」という役割が急に現実味を帯びて迫りつつある。名門一族の跡継ぎとしての自分と、人気アイドル『Knights』の一員としての自分。「家」と「アイドル」、どちらも大切だからこそ、司は自身の将来を選ぶことができず迷っている――。
その話を聞いたレオは、ひそかにある決断を下す。
数日後、司が久しぶりにレッスンに復帰すると、レオがその場で突然、『Knights』の解散を宣言する。動揺を見せるメンバーたちに追い打ちをかけるがごとく、レオは「お前らなんか大嫌いだ」と叫び、一人ひとりへの不満をぶちまけ始めた。その内容は、それぞれが最も聞きたくない言葉、各自の心を的確に抉る内容だった。
レオの暴言に傷つき、怒り、落ち込む『Knights』の面々に、レオはある提案をする。それは、きたる【返礼祭】でレオを倒し、断頭台へ送ること。それだけが『Knights』を存続させる唯一の道だとレオは示し、仲間たちの覚悟を問う。
これまでにも『Knights』は、さまざまな形で闘いを繰り広げてきた。外部の敵を倒す【デュエル】。内部粛清のために行われた【ジャッジメント】。そして今回新たに、暴虐な王を弾劾し、革命を起こすための新たなデュエル【レクイエム】の開催が提案された。
【返礼祭】は、前半戦(昼の部)と後半戦(夜の部)の2部制で、前半戦ではユニット同士のライブ対決が行われる。このライブ対決を利用して、1〜2年生のメンバー3名が順番に『王さま』を務め、全権を持ってライブを指揮する、というのがレオの出した提案だ。
それぞれのライブ対決で得られた観客からの投票数を比べ、最も多かった者が次の『王さま』に任命される。『王さま』は、他の4人のメンバーそれぞれに1つずつ自由に命令を下すことができ、その命令は絶対に守られるものとする。このルールのもと、【返礼祭】の裏側で【レクイエム】が進行することとなった。
レオの真意はどこにあるのか。戸惑いながらも走り出した『Knights』は、それぞれの想いを胸に、【返礼祭】を迎える。
*
2025年上演の「-Desperate Checkmate-」では、レオと泉を中心とした物語が描かれた。今作「-Requiem from Knights-」では、『Knights』の5人全員が主役となり、一人ひとりに丁寧にスポットライトが当てられていく。


今作の大きな見どころの一つが、作中で描かれる【返礼祭】のシーンだ。『Knights』の1〜2年生である鳴上嵐(演:北村諒)、朔間凛月(演:荒牧慶彦)、そして朱桜司の3人がそれぞれ「王」となり、各自が企画したライブを展開。その過程やライブ本番では、彼らの新たな表情を垣間見ることができる。
レオの爆弾発言をきっかけに、凛月は「カリスマ・朔間零の弟としての劣等感」と、嵐は「誰にも本音を見せることができない臆病さ」と、それぞれ対峙することとなる。普段は冷静で余裕のある2人が、これらの痛みを選び取り自ら向き合うのは、他ならぬ『Knights』とともに生きるためだ。



新たな一面を見せてくれるのは、この2人だけではない。瀬名泉(演:高崎翔太)は、テニス部の後輩たちや『Knights』の1〜2年生たちに、今まで明かしたことのなかった本音の感謝を伝える。泉の口から紡がれる正直な想いと、それを受け止める後輩たちのやりとりは必見だ。
傍若無人に見える行動ばかりしているレオも、今回ひそかに自身の弱さに抗い、それに決着をつけようとしている。物語の終盤にさりげなく登場する、「大丈夫」という小さな独白には、叫び声よりも強く心を震わせる力があった。
そして司は、自身の将来に関わる大きな選択を迫られる。かつて司がきらきらした瞳で憧れ、まっすぐに追い求めたおかげで、『Knights』の命はつながった。『Knights』の命綱となった彼は、【レクイエム】を経て、どんな決断を下すのだろうか。


過去を描いた「-Desperate Checkmate-」では出番が限られていた司だが、今作では物語の主軸を担う存在として、さまざまな表情を見せてくれる。『Knights』としての姿はもちろん、幼なじみでありライバルでもある姫宮桃李(演:戸塚世那)との関係性にも注目してほしい。


さらに、今作では久々に、『Trickstar』の遊木真(演:松村泰一郎)、衣更真緒(演:谷水力)が活躍する姿も見ることができる。ユニットとしても個人としても、『Knights』と縁の深い2人。ドラマパートでの活躍とともに、元気にはじけるトリスタらしいライブパフォーマンスも必見だ。
初日会見
ゲネプロに先駆けて行われた初日会見には、橋本祥平、高崎翔太、荒牧慶彦、北村諒、北川尚弥の5名が登壇。稽古中のエピソードやメンバーへの思い、今作の注目ポイント、上演に向けての意気込みなどを語った。

――お芝居やライブシーンで、ぜひ注目してほしい部分はどこですか?
橋本祥平(月永レオ役):今回は「返礼祭」ということで、「卒業」がテーマ。稽古中ナイーブになる瞬間もありましたが、何よりも個々の、とくにスオ〜(司のあだ名)の成長に凄まじいものを感じています。キャラクターだけでなく、それぞれの役と役者がリンクして成長を感じられる部分も多いと思うので、ぜひそこもチェックしていただけたら嬉しいです。
高崎翔太(瀬名泉役):前回の「-Desperate Checkmate-」は、ユニット結成のお話でした。今回は、卒業のお話。全員の関係性が、より深く描かれています。メンバーとご飯に行ったときなどにも話したんですが、本当に役者と役の気持ちがリンクする部分がたくさんあります。そうした部分を取りこぼさないように演じていけたらと思っています。
荒牧慶彦(朔間凛月役):とても見応えのある物語です。キャラクター個々にフォーカスが当たり、それぞれの悩みや思いを深掘りするストーリーは、演じていて楽しいし、見ていて切ない気持ちにもなると思います。と同時に、今回は披露する曲数も多いです。本編でもライブパートでも、初めての曲も含めたくさん登場しますので、そこも楽しみにしてほしいです。
北村諒(鳴上嵐役):「あんステ」史上最高のボリュームになっています。新曲もありますし、マッキー(荒牧)が言ったように、本編もライブパートも見応えしかない状態です。キャラクターたちも、キャストとしても、このメンバーで変わらずここまで走ってこられた絆が、お芝居を特別なものにしてくれていると感じます。そんなところにもぜひ注目してみてください。
北川尚弥(朱桜司役):「Judge of Knights」(2017年上演「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」)で、5人が初めてステージ上に揃ってから、約9年の月日が経ちました。この月日があるからこそ、今回の「-Requiem from Knights-」という作品を、この5人でお届けする価値があると感じます。皆様に感謝の気持ちを込めて、また、少しでも「成長したな」と思ってもらえるように、全力でお届けしたいです。
――稽古期間中、印象に残っているエピソードはありますか?
橋本:毎度のことながら、毎日笑ってばかりいました。毎日楽しかったんですが、(具体的なエピソードは)何一つ覚えていなくて……。
荒牧:全力で生きてたからだよね。
橋本:全力でしたね。自主練もめいっぱいやりました。
高崎:僕らが帰らないから、スタッフさんも『Knights』の公演では夜遅くまで働かなきゃいけなかったり。
橋本:お世話になりましたね。
荒牧:さっき翔太くんが言ってくれたとおり、稽古中も、役者とキャラクターがリンクする部分が結構あって。泉だったり、嵐ちゃんだったり、レオや司も、みんなそう。稽古の段階から、キャラクターが発する言葉にジーンときちゃって、これはお客様が入って本番の空気になったらどんな感情になっちゃうんだろう……と、すごく楽しみなんです。みんなの熱の入り方もすごかったですね。
北村:シーン稽古でも誰も手を抜かなくて、ずっと全力。信頼できるし、素晴らしいメンバーだなと思います。
北川:みんなで意見を出し合いながら、一緒に作り上げた感がありましたね。
高崎:原作がアプリゲームということもあり、会話中心で進むシナリオなので、最初は「お芝居に起伏を作るのが難しいな」とも感じていたんです。でもある日突然、尚弥が頼もしくみんなを引っ張り始めて。そのときに「あ、この作品はちゃんと成立できる」って改めて感じたことが、すごく印象に残っています。
北川:なんか……今回すごく褒めていただけるんですけど、あまり褒められ慣れていなくて。嬉しいんですが、どういう反応をしたらいいのか困ってます(一同笑)。公演では、舞台ならではの臨場感や、人間同士が会話しているからこそ生まれる「生」の感覚を、お客様に楽しんでいただけたらいいなと思っています。
高崎:そういえば、稽古していて「疲れたなー」って言ったら、祥平が「え、マリック?」って返してきて。「どういうこと?」って聞いたら、「(Mr.マリックの口癖で)キてます?」って。そんなことばっかり。……ここ使わないでください(一同笑)。
橋本:このレベルのジャブがいっぱいあります(笑)。


――9年間、皆さんそれぞれに『Knights』への愛情を深めてきたかと思いますが、稽古中、自分以外のキャストの方から「Knights愛」を感じたエピソードはありますか?
荒牧:祥平が、ボソッと「単独ライブやりてぇ」って言うんですよ。実現するかどうかは置いておいて、それぐらいユニットへの思いが乗ってるんだなと感じられて嬉しかったです。
高崎:ナイス『Knights』愛!
橋本:この場で言っちゃったら、もうやるしかないね。
高崎:口に出して言っていくスタイルね。
北村:でも大事だよ、言霊っていうのもあるからね。やりたいよ!
高崎:原作の長編ストーリーを2時間分にギュッと凝縮している台本なので、稽古していると「これって、どうしてこうなったんだろう?」って疑問が生まれることもあるんですね。そうすると、諒がパッと原作をひらいて過去のストーリーを見せてくれて、「こういうことがあったんだよ」って解説してくれる。率先して原作との掛け橋になってくれる姿を見て、すごく『Knights』愛があるなと感じました。
北村:愛してるのよ、『Knights』を。
高崎:ナイス『Knights』愛!
荒牧:諒は、声優の北村諒さんのこともリスペクトしてるんだよね?
北村:そう、北村諒さんの声や喋り方って特徴があってけっこう難しいんだけど、この10年かけてちょっとは近づけたんじゃないかな?(笑) みんなそれぞれキャラクターを研究して、愛を持って演じているのを稽古しながらひしひしと感じました。たとえば祥平は、今回の台本には起こされていない、原作のレオが言ったちょっとしたワードも拾い上げて、本編の隙間にちょこちょこ差し込んだりしていて。
橋本:「これは入れたい」「これも使える!」って思っちゃって。
北村:素敵ですよね。
橋本:今回は『Knights』以外に、『fine』と『Trickstar』からも2人ずつキャストが出演します。ユニットが揃っていない状態って、きっと心細さや寂しさも感じるんじゃないかと思うんです。
先日、大型ライブ(『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-10th Anniversary LIVE-)の方も稽古が始まって、そこでそれぞれのユニットが揃った様子を楽しそうに話しているのを見て、やっぱり寂しさはあるのかなと。でもそうした気持ちを抑えて、お芝居でしっかり『Knights』を立ててくれる。それも一つの愛ですよね。『Knights』以外のキャストからも、「Knights愛」をもらっていると感じます。
――今作のストーリーは、後輩から先輩に感謝を伝える【返礼祭】。稽古の中で、感謝を伝えたいメンバーはいますか? 思いついた方、挙手でお願いします。
橋本:……尚弥、どう? 何か感謝ある?
北村:言わせようとしてるじゃん。
高崎:挙手制、挙手制。
北川:(笑いながら挙手して)全員に感謝です! 僕、(スケジュールの都合で)稽古に合流するのが遅れてしまって。最初の方はご迷惑をおかけしました。でも、稽古が終わった後にみんなで残って振り付けを教えてくださったり、お芝居について「こうしたい」って提案すると、「いいよ、やってみよう」って気軽に相談や練習に付き合ってくれたり。嬉しかったです。「ああ、俺『Knights』でよかったな」って、改めて思いました。
北村:こちらこそですよ。みんなを引っ張ってくれて、ありがとう。忙しい中で、稽古までにちゃんとセリフを入れてくるんだもの、すごいですよ。
橋本:そうだよ、俺と翔太くんがどれだけ焦ったか。
高崎:俺たちの一週間が2時間で追い抜かれちゃう!って。
北川:(笑)改めて、全部青春だったなって感じます。この歳になっても青春を味わえて、最高でした。


――荒牧さんは、どうですか?
荒牧:そうですね、きっと尚弥以外の3人から僕に感謝があると思います。
橋本・高崎・北村:ごちそうさまでした!
高崎:稽古最終日に、焼肉屋さんに連れて行ってくれたんですよ。残念ながら尚弥がどうしても行けなかったんですけど、いやあ美味しかったな〜!
橋本・北村:美味しかった〜!!
荒牧:そのくらいで平気、もう大丈夫!(笑)まじめな話をすると、橋本祥平という俳優と、月永レオというキャラクター、リーダーとしての2人に感謝しています。この2人が真ん中にいてくれることで、とにかく現場が明るくなった。ちょっと「疲れたな」という空気になると、祥平が何かしらしょうもないネタを差し込んでくるんです(一同笑)。でも、そのしょうもないものがとても居心地が良くて。みんなテンションが上がるし、ありがたかったです。
橋本:うれしい〜。この皆さんだからこそできることですよ。
高崎:歌唱指導の先生が、しみじみ「『Knights』仲良いな」って言ってたよ。
荒牧:それみんなに言われるね。
――橋本さんは「王さま」として、この9年間でご自身が成長してきたと感じる部分はありますか?
橋本:いや、ないです。むしろ何も変わらないです。
高崎:それが最高だよね。
荒牧:9年前の関係値から、そのまま横並びで僕ら歩んできているので。
北村:逆に、『Knights』のところに来ると、戻ってこられたって感じがするよね。
橋本:本当にそうなんですよ。他の現場では年上側として気を張ることも増えてきている分、ここでは安心して心を預けられちゃうというか。本当に、あの頃に戻れる感覚で、みんなとても生き生きしてます。
荒牧:橋本祥平が黙るのは、ボケを考えているときだけ。黙り込んでると「あ、今何か考えてるな」って分かりますね。



――今作は「卒業」のお話でもありますが、皆さんが今「卒業したいこと」はありますか?
橋本:楽屋に入って一発目の奇声を卒業したい。「(高音で)あぁあーっ!」っていうやつ。
一同:ああ〜(笑)。
橋本:喉を起こしてるつもりなんだけど、「客観的に見たらおかしいよな?」って思って。
高崎:あと、挨拶を利用した発声練習ね。「おはようございまぁあす!(妙な抑揚)」って叫びながら入ってくるの、やめてよ〜。
北村:やるのは全然いいんだけどさ、急に来るとびっくりするから、もう少し手前から始めてもらえる? そしたら「あ、祥平来たんだな」って心の準備できるから。
橋本:おお、なるほどね。じゃあそうします。
高崎:(笑)……卒業したいこと。みんなそうだと思うんですけど、初日の緊張はいつになったら卒業できるのかな、と。
荒牧:できないね。
高崎:なかなかできないよね。でもいつか、何の気負いもなくフラットに、ただ役のままフッと舞台に立てるような人になれたらカッコいいし、気持ちも楽だろうなって思います。
荒牧:卒業したいことはしてきたから、あんまり残ってなくて……あ、一つありました。ゲームの課金。趣味としてやってることだし、ストレス発散にもなっているんですが、最近あまりにも課金しすぎているので、ちょっと卒業したいなと思っています。
北村:寝る前のスマホをやめたいです。これをやめればもっとぐっすり快眠できるって分かってるのに、つい見ちゃうし、スマホゲームを始めちゃったりして。目も疲れるし、次の日のためにもやめたいんですけど、なかなか。
高崎:しかも、10年前と同じゲームを今も続けてるんだよね。(北村:「そう(笑)」)一途なのはいいけど、寝なよ、ほんとに、ちゃんと寝なって。
北川:僕は、1日のルーティンを自分の中でガチガチに作り込みすぎて、その通りにいかないとモヤモヤするところがあるので、もうちょっとルーズに生きてもいいのかなと思っています。場当たりや稽古も、時間どおりに進まないとつい「え、なんで?」って思うし……(一同:「そうなの?」「怖い」「言わないから余計怖い(笑)」)。
とくに、自分ではどうにもできない電車の遅延とか、乗り換えとか。そういうものが1つでも狂うと、自分の中で全てが台無しになっちゃう。もっと時間に余裕を持って行動すればいいんですけど、なかなか難しいので。そういう部分を卒業したいです。


――ありがとうございます。それでは最後に、開幕に向けての意気込みをお願いします。
橋本:いよいよ本番が始まります。稽古が始まってからここまで、あっという間でした。楽しみながらも、1日1日しっかりと絆を確かめ合ってここまで歩んできました。「あんステ」というコンテンツが迎える10周年にふさわしい公演にできるよう、精一杯頑張ります。この公演が、僕たちから皆様への返礼になればいいなと願いつつ、劇場でお待ちしています!
高崎:僕と諒は10年間、『Knights』の5人は9年間。変わらないメンバーで、こうして走ってこられたことが嬉しいです。節目となる卒業のお話を、このメンバーでできること、決して当たり前じゃなく、すごいことだと思います。舞台ならでは、生身の人間ならではの魅力をお見せできたらと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
荒牧:9年間培ってきた「あんステ」の『Knights』で、この物語をお届けすること、それ自体に大きな意味があると思っています。このメンバーだからこそのエモさや、このメンバーだから表現できる物語が確かに存在するはずです。ストーリーにしんみりしていただきつつ、ライブパートはその反動で思いきり楽しんでいただけたらと思います。僕ら自身も楽しんでいきます!
北村:舞台版の「あんさんぶるスターズ!」も10周年、このタイミングで、『Knights』の【返礼祭】をできること。ここまで連れてきてくださった、転校生、プロデューサーの皆様、本当にありがとうございます。皆様に今訪れている節目、そして未来の節目にも、共に在ることができるような作品になれば、という思いで作り上げました。皆様の心に届くよう、しっかり演じさせていただきますので、どうぞ楽しんでください。
北川:自分にとっても大きな思い入れのある「あんステ」です。その中で、「-Requiem from Knights-」という作品をお届けできること、とても嬉しく思います。演出の中で皆様にご協力いただくシーンがあったりと、観客の皆様と一体となって作っていきたい作品です。もちろんライブも一緒に楽しんでいけたらと思いますので、ぜひ最後まで応援よろしくお願いします!
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「『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-」は、東京公演が6月26日(金)~7月5日(日)品川プリンスホテル ステラボールにて、大阪公演が7月10日(金)〜12日(日)SkyシアターMBSにて上演。DMM TVにて、①6月26日(金)18:00初日公演【マルチアングル配信】、②7月12日(日)13:00公演【マルチアングル配信】、③7月12日(日)18:00大千秋楽公演【マルチアングル配信】の独占ライブ配信も予定されている。
取材・文:豊島オリカ、写真:ケイヒカル

























■公演概要
『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-
東京公演
2026年6月26日(金)~7月5日(日)
品川プリンスホテル ステラボール
大阪公演
2026年7月10日(金)~7月12日(日)
SkyシアターMBS
原作
『あんさんぶるスターズ!』
Happy Elements 株式会社
脚本・作詞
浅井さやか(One on One)
演出・振付
後藤健流
出演
Knights
月永レオ 橋本祥平
瀬名泉 高崎翔太
朔間凛月 荒牧慶彦
鳴上嵐 北村諒
朱桜司 北川尚弥
遊木真 松村泰一郎
衣更真緒 谷水力
天祥院英智 富園力也
姫宮桃李 戸塚世那
アンサンブル
石川蓮恩
内龍星
岡村拓真
兼次要那
高橋陸人
山﨑巧人
主催
あんステ製作委員会
Ⓒ2021 Happy Elements K.K/あんステ製作委員会



