【ゲネプロレポート】ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 開幕

レポート

 7月4日(土)、日本青年館ホールにて、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編が開幕する。

2021年7月にスタートした『テニミュ』4thシーズン第9弾となる本作では、激闘の末、全国中学生テニストーナメントの決勝戦へと勝ち進んだ青学(せいがく)と、関東大会の決勝戦で死闘を繰り広げた立海の頂上対決が描かれる。

 物語は、越前リョーマ(演:竹内雄大)の回想から幕を開ける。校内ランキング戦の日、手塚国光(演:寺田友哉)に青学(せいがく)の柱となることを託された日、雨の中不二周助(演:橋本勇大)と試合をした日。全国大会決勝戦を前に、これまでの軌跡が鮮やかに思い出される。

 次いで立海も登場。「常勝」を掲げ、全国大会にて2連覇をしていたにもかかわらず、関東大会で部長・幸村不在の中、青学(せいがく)に敗北。悔しさをにじませながらリベンジを誓う。

 最初に描かれるのは、『テニミュ』4th初登場となる名古屋聖徳vs立海の全国大会準決勝。中でも、攻撃的なプレースタイルのリリアデント・クラウザー(演:一ノ瀬 隼)と、立海・切原赤也(演:木村聖哉)の試合が丁寧に描かれる。

柳生比呂士(演:中山清太郎)、丸井ブン太(演:白金倫太郎)&ジャッカル桑原(演:大村征弥)ペアが敗北し、後がない状態で試合が回ってきた赤也。クラウザーの攻撃で磔にされ、一度は瀕死に追い込まれるが、覚醒しデビル化する。木村の卓越した演技力、歌唱力そしてダンスで、それまでよりも超攻撃的になった赤也のテニスが存分に表現される。

 名古屋聖徳vs立海の試合が立海の勝利に終わり、ついに青学(せいがく)vs立海の決勝戦。

 初戦は手塚国光vs真田弦一郎(演:速川大弥)。必殺技「風林火山」を「風林火陰山雷」に進化させた真田が先制する。「知り難きこと陰の如く」を使う真田の背後に、真田自身の影が大きく映し出され、ここにきて新技を持ち出す真田の強さが演出される。

先日のインタビュー(※1)で、「命を懸けてでも勝つ」と述べていた速川。その言葉通り、軸のぶれない、真田を体現したフォームで鬼気迫る試合を熱演する。

※1 【インタビュー】「全身全霊でお届けします」寺田友哉&速川大弥 ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

 対する手塚も、「手塚ゾーン」とは逆の回転をかけ、全ての打球をアウトにするという新技、「手塚ファントム」を繰り出す。寺田は先日のインタビューにて、手塚の中学生らしい感情を大事にしていると語った。実際に、本試合での手塚からは、青学(せいがく)を全国優勝に導くという手塚の強い思いが伝わってきた。

ダブルス2は乾 貞治(演:世良大雅)&海堂 薫(演:渡邊 樹)vs柳 蓮二(演:梶山武雅)&切原赤也。乾と柳は、関東大会でのシングルス対決以来の再戦となる。

関東大会ではデータテニスで柳に勝利した乾だが、今回は柳&赤也のテニスを読み切れず呆然とする場面も。その分をカバーすべく海堂が奮起するが、海堂の煽りによりデビル化した赤也が乾を執拗に付け狙う。

乾を守りつつ奮闘する海堂と、本来コントロールのきかない赤也をうまく手なずける柳。両ペアの対比も見どころだ。世良・渡邊の身体を張った熱いプレーと、梶山の静かな存在感も見逃せない。

シングルス2は不二周助vs仁王雅治(演:蒼井嵐樹)。幸村をして「立海で最も恐ろしい」と言わしめる、「コート上のペテン師」・仁王のイリュージョンが繰り広げられる。蒼井の醸し出す飄々とした雰囲気や楽曲も相まって、客席も仁王の世界に引き込まれる。

他方、最初こそ仁王のイリュージョンに気圧されるものの、苛烈な試合のさなかで新しいカウンター技を完成させたという不二。橋本の不二からは窮地に立っても揺るがない冷静さ、まさに天才の風格が感じられる。

ダブルス1は大石秀一郎(演:藤本力翔)&菊丸英二(演:長嶺龍汰)vs丸井ブン太&ジャッカル桑原。いよいよ試合が始まろうとしたところで、前編は幕を閉じる。

先日のインタビュー(※2)にて、二人そろって息の合った回答を幾度も見せた白金・大村。コート上でも、息ぴったりなプレーに期待したい。

※2 【インタビュー】「1秒も目を離せない展開が次々と」白金倫太郎&大村征弥 ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

公演時間は3時間5分。もちろん休憩(20分)もあるが、跡部景吾(演:石川志泉)、金色小春(演:串田真人)、一氏ユウジ(演:内藤将大)、忍足謙也(演:長谷川 幹)らが活躍する幕間も必見だ。青学(せいがく)vs立海、頂上決戦の行方を、ぜひ劇場で見届けてほしい。

取材・文:大崎みき/写真:ケイヒカル

■公演概要
■公演概要
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン
全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

原作
許斐 剛『テニスの王子様』
(集英社ジャンプコミックス刊)

脚本・作詞・演出
三浦 香

音楽
坂部 剛
Yu(vague)
大石憲一郎
田川めぐみ
TAKA

振付
YOU
井餘田 修
遠山晶司(梅棒)

出演

<青学(せいがく)>
越前リョーマ:竹内雄大
手塚国光:寺田友哉
大石秀一郎:藤本力翔
不二周助:橋本勇大
乾 貞治:世良大雅
菊丸英二:長嶺龍汰
河村 隆:坂上翔麻
桃城 武:有岡歩斗
海堂 薫:渡邊 樹
堀尾聡史:大山蓮斗
加藤勝郎:加藤央睦
水野カツオ:中川湊斗

<立海>
幸村精市:潮見洸太
真田弦一郎:速川大弥
柳 蓮二:梶山武雅
仁王雅治:蒼井嵐樹
柳生比呂士:中山清太郎
丸井ブン太:白金倫太郎
ジャッカル桑原:大村征弥
切原赤也:木村聖哉

<名古屋星徳>
リリアデント・クラウザー:一ノ瀬 隼

<氷帝>
跡部景吾:石川志泉

<四天宝寺>
金色小春:串田真人
一氏ユウジ:内藤将大
忍足謙也:長谷川 幹
渡邊オサム:川隅美慎

<テニミュボーイズ>
進藤 蒼
鶴岡ライアン
山本恵大

<スウィング>
渡貫諒弥

公演日程

東京公演
2026年7月4日(土)~7月12日(日)
日本青年館ホール

大阪公演
2026年7月18日(土)~7月26日(日)
東京建物Brillia Hall 箕面

広島公演
2026年7月31日(金)~8月2日(日)
呉信用金庫ホール

愛知公演
2026年8月7日(金)~8月9日(日)
刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール

福岡公演
2026年8月14日(金)~8月16日(日)
福岡市民ホール 大ホール

東京凱旋公演
2026年8月22日(土)~8月30日(日)
TACHIKAWA STAGE GARDEN

チケット料金
7,800円(税込・全席指定)

チケット取扱い
イープラス
チケットぴあ
ローソンチケット

公式サイト
https://www.tennimu.com/

お問合せ ネルケプランニング
https://www.nelke.co.jp/contact/