【オフィシャルレポート】新演劇プロジェクト「ツギタシ」旗揚げ公演『ソラ使っちゃって』開幕!

俳優・難波なうと脚本家・蓮戸良による新演劇プロジェクト「ツギタシ」の第一回公演『ソラ使っちゃって』が、8月26日、新宿シアタートップスにて開幕した。
「ツギタシ」は、舞台、ドラマ、映画など幅広く活躍する俳優・難波なうと、ショートストーリーを中心に活動してきた脚本家・蓮戸良によって立ち上げられた演劇プロジェクト。



同年代の2人がそれぞれに抱えてきた感情を共有し、先人たちが紡いできた演劇の歴史に想いを“継ぎ足す”ように作品を立ち上げていく。毎回同じ味にはならない作品を目指し、演出には堤泰之を迎えた。
旗揚げ公演となる『ソラ使っちゃって』では、とある地方の駅前にあるストリートピアノを舞台に、3つの物語によるオムニバス構成で物語が展開。難波なうが一人三役に挑戦するなど、旗揚げ公演にふさわしい意欲作となっている。
キャストには、難波なうをはじめ、高田翔、佐藤正和、小林美江、灰塚宗史、野間愛希、松本紀保が出演。若手からベテランまで確かな実力を持つ俳優陣が集結した。



開幕にあたり、キャスト・スタッフからコメントも到着した。
難波なうは、先人の想いを継いで、足して、演劇を創っていきたいという思いを胸に、今回の公演に参加するメンバーとともに劇場までたどり着いたことへの喜びを語った。また、主宰としての立場と、俳優として3人のキャラクターを演じ分けることへの思いにも触れ、「ツギタシの産声があがります」とコメントしている。
脚本の蓮戸良は、難波なうと何度も話し合いを重ねながら作品を丁寧に「継いで、足して」完成させたとコメント。完成したのは「小さな町で生きる、愛おしい変な奴らの物語」だと語り、観客に最後まで楽しんでほしいと呼びかけた。
演出の堤泰之は、若い2人が立ち上げたユニットだからこそのみずみずしさと溢れるエネルギーを、そのまま舞台に乗せていくことが自身のミッションだったと説明。リアルな設定でありながら「リアルに演じようとしなくていい」「ファンタジーだと思って演じてほしい」とキャストに伝えたという。
高田翔は、約1か月にわたる稽古を経て、みんなで作り上げた作品を観客に届けられることへの期待と緊張を語り、旗揚げとなる第一回公演に参加できることを嬉しく思うとコメント。作品について「とても優しい作品」と表現し、個性豊かな登場人物たちによる約1時間45分の物語を楽しんでほしいと語った。
佐藤正和は、稽古を通して何が“継ぎ足された”のか、劇場で確かめてほしいとコメント。小林美江は、旗揚げならではの熱気や勢い、興奮に満ちた稽古場を振り返り、期待を寄せている。
濱岡大輔役の灰塚宗史は、旗揚げ公演に参加できることへの喜びを語り、温かな稽古場で自身のアイデアを継ぎ足していける幸せな環境だったとコメント。物語の舞台となる転加町に、濱岡大輔こと“ハマー”を通して「温かい爆風」を吹かせられるよう精一杯挑む。
野間愛希は、同じ空でも見る人によって違うように、観客それぞれの中に残る舞台にしたいとコメント。「帰り道バスの中で、何色だったかなと振り返って貰えるような舞台」を目指すという。
松本紀保は、3つの物語から紡がれる世界について「リアルの中にファンタジーを纏っている」と表現。個性豊かで愛おしい登場人物たちや、難波なうによる三者三様の姿にも注目してほしいと呼びかけた。



『ソラ使っちゃって』は、8月30日まで新宿シアタートップスにて上演される。旗揚げ公演ならではの熱量と、3つの物語がどのように交差していくのか注目だ。



