“魂を救う”衝撃のミュージカル「ALTAR BOYZ」Team SPARK スペシャルトークショーレポート

レポート

8月11日から公演が始まるミュージカル「ALTAR BOYZ」に先駆けて行われた、ミュージカル「ALTAR BOYZ」Team SPARK スペシャルトークショーのレポートをお届けします。
まずは、トークショーが開始する前のフォトセッションで行われた各メンバーの挨拶からご紹介します。

鍵本さんは、「ALTAR BOYZが初めてで、不安でしたが、このチームはとても愛があって、活気に満ちていて、チームワークや絆が大きくなっています。本番を迎えても、愛や絆がどんどん深まっていくのだろうなと思うと、千秋楽が楽しみです。まずは1公演1公演を重ねていこうと思います。今までの中で、このTeam SPARKが一番面白かったと言われるようにしたいです」。

⽶原さんは、「ALTAR BOYZが3回目ですが、前回の2年前は緊急事態宣言で千秋楽を迎えられずに終わってしまい、今年は声出し解禁やALTAR BOYZが楽しめる部分が帰ってきたと思います。この頼もしい5人と一緒に過去一番のSPARK、はじけてやろうと思います。この作品は、公演を重ねるたびに変わっていくんですよね、ライブ感がメインの舞台なので。何度来ても楽しめる舞台になっていると思うので、ぜひ観に来てください」。

和田さん「本当にこのままで、稽古場から楽しくて、早く観てもらいたいという気持ちが強いです。また、お客さんが入った瞬間、ALTAR BOYZが完成すると思います。暑い夏をALTAR BOYZと一緒に楽しく過ごしてほしいです」。

川原さんは、「今回で4回目、SPARKは3回目で同じ役をずっとやってきたというプライドもありますし、今回は3チームの中で平均年齢が高くなったので、懐の深いALTAR BOYZのチームとして面白いものをお観せできるんじゃないかと思っています。皆さん、楽しみにしていてください!」。

若松さんは、「僕自身はALTAR BOYZが2回目で、前回と今回で違う役をやるんですが、それで作品の見え方が変わりましたし、この作品の普遍性のあるテーマもあると思います。みんなで楽しく踊って、帰りにみんなが周りの人に優しくなれるようなハートフルな面も持って帰って頂ければと思います。新宿FACEでお待ちしております」。

これらの挨拶の後、一旦フォトセッションは終了し、19時にトークショーが開始されました。

●ミュージカル「ALTAR BOYZ」Team SPARK スペシャルトークショー

開幕まで10日となりましたが、稽古の状況についての話題に。

現状では2回通しをした状態で、鍵本さんは「初参加ですけど、昔からこのグループでやってきたような打ち解けていて、安心感があって、このグループ感で初日を迎えたらいいと思います」とのこと。もちろん、まだまだ、コーラスや細かく覚えなければいけないことはあるけれども、チームとしての一体感が良いということを認め合っています。

稽古の合間の話では、平均年齢が高いため、しっぽりしていると川原さん。しゃがんだりすると膝がパキパキと和田さん。などなど、わきわきあいあいしたりしながらも、やる時はダンスなどをしっかりするというオンとオフがよいチームということを語り合っています。

音楽やダンスなど多彩な経験を持っているチームなので、メンバーごとに得意なことを紹介していきました。

●鍵本 輝さんについて
一番正統派のチームなので、大人の色気のあるマシューとして包容力が強く、引っ張ってくれる。そういうリーダーだという面がありつつ、天然な部分もあると評されていました。無駄に絡みやすいということと、結構つまらないということが暴露されていましたが、仲が良いからこそ笑って言い合える話題と感じました。

⽶原幸佑さんについて
掴めない部分が強い(不思議)ボケれば突っ込んでくれる存在。また「会話が宇宙人」と指摘され「俺宇宙人枠?」と反論すると、川原さんからは「古き良き恐竜枠」と言われていました。ダンスの技や引き出しの多さを褒める声も多かったです。

和⽥泰右さんについて
鍵本さんは「どう接したらいいかわからなかったんですけど……真面目なことを言えば言うほど、面白くなっていくんですよ」キャラクターの面白さ、何があってもブレない性格という精神的な面の言及が多かったです。また、今回の高い熱量を周りからも言われつつ、本人もかなり熱く語っておりました。

川原⼀⾺さんについて
「ハーモニー上がってるよ、間違えてない」など、的確に指摘する音楽面でのリーダーとされていました。SPARKというチームを良くしていこうという熱意が高く、SPARKを高い位置に連れて行こうと。本人は「オリジナルメンバーがあって、俺らだと思うし、その熱量というか、うまい下手ではなく心を動かすには、5人の関係性が如実に出る」と語っていました。かなり真面目に答えてくれました。

若松渓太さんについて
周りがそれぞれ役や演技について熱い話がある流れで「ジェラピケ来てるの?」「あ、パジャマで来たんだ」「コットンみたいな素材だな」という服装いじりからはじまりました。それが関係性として仲の良さを感じさせてくれました。
みんなと一緒に過ごすということが楽しいと語る若松さん、ムードメーカーとして面白いエピソードが次々と出てきていました。

その後も、他のチームへに対するコメントや、自分たちの役に対するコメントなどを熱く語り、ずっと語り合うトークイベントでした。

結びに、開幕に向けた意気込みを。

若松渓太さん
初演から普遍的なメッセージ性がありつつ、みんなでバーっと盛り上がれる作品になっています。アルターガールズとは言っておりますが、老若男女、ご家族誰でも楽しめる作品したいと思っております。

川原⼀⾺さん
たくさんの方に観てもらいたい作品ですし、僕が思うALTAR BOYZって、何回も観ることで、これってディープな作品なんじゃって思える作品だと思います。
宗教的なものや人種差別的なものがあんまり日本では日常的ではなかった時代にこの作品って日本に来ているんですけど、いま、LGBT問題であったり、タイムリーだと思うんですよね。何も考えずに浄化される人も、何かを抱えてる人も浄化しますので、ぜひ来てください。

和⽥泰右さん
全部が詰まっている作品だと思うんですよね。それを僕らが楽曲だったり、お芝居だったり、分かりやすくお客さんに教えることができると思うんですよね。この作品から色々と教えられています。そして、初めてのお客さんも何回も観ているお客さんも新しい発見があるこのALTAR BOYZという作品を8月全力で届けられたらと思います。

⽶原幸佑さん
僕が参加したのが4年前で2年おきにやってるんですけど、2年後にまだあるかもわからないので、毎回これが最後と思ってやっているので、みなさんの思い出に残る作品になればいいと思っています。僕たちも全力で伝えますし、それを受け取って頂ければと思います。

●鍵本 輝さん
ALTAR BOYZ全体めちゃくちゃ熱量があるメンバーがそろっているので、僕たちSPARKも負けないように、今までで一番すごいSPARKって言って頂ける等に圧倒的な熱量を出していきたいと思いますので、来られる方は楽しんでもらえたらと思います。

全員の熱いコメントで締められたイベントでした。

配信終了後、最後にサプライズとして「We Are The Altar Boyz」がパフォーマンスされました。突然の出来事に会場も動揺がはしり、大盛り上がりとなり幕を閉じました。

熱い熱量の伝わるイベントとなり、本編がさらに期待ができるものとなりました。

<STORY>

“アルターボーイ”とは、神と司祭に仕える「使徒」のこと。使徒である美しき男⼦5⼈はボーイズグループ(ダンスボーカルグループ)「ALTAR BOYZ」を結成。⼈々の魂を救うため、歌とダンスで愛を説きながら、魂を測る装置と共に世界中をツアーしていた。なぜ彼らはこの活動を始めたのか︖それぞれが抱えていたのは、⼈種、移⺠、LGBT、家族などの問題。それらを原動⼒とユーモアの種にして、ALTAR BOYZはパフォーマンスを披露、観客の魂は徐々に浄化されていく。しかし、メンバー1⼈のために⽤意されたサプライズの誕⽣⽇プレゼント…、そこから雲⾏きが怪しくなり、どうしても救済されない魂があることが発覚する。なぜ救済されない魂が︖果たしてALTAR BOYZは観客全員の魂を救うことができるのか!?

<どれも観たくなる 3 チーム>

◆燃えて燃えて眩い GOLD【Team GOLD】
2017 年に結成。19 年、21 年(常川のみ不参加)と続投してきた。4 公演⽬となる今回、成熟 と圧倒的な存在感で魅せる!

◆跳べ!美しく華やかに SPARK【Team SPARK】
2019 年に結成。21 年続投した⽶原・和⽥・川原に、今回初参加となる鍵本と、21 年GOLD だ った若松が参加。弾けるような起爆⼒に期待!

◆空⾼く掴めレジェンドを SAPPHIRE【Team SAPPHIRE】
全員初参加となる次世代チーム SAPPHIRE。フレッシュな魅⼒で新⾵を吹かせる!

取材・文:木皿儀/撮影:ケイヒカル

<公演概要>
「ALTAR BOYZ 2023」

作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲ゲイリー・アドラー&マイケル・パトリック・ウォーカー
演出:⽟野和紀
台本・翻訳:北丸雄⼆
Co-Producer:東⼭義久/植⽊ 豪
出演者
【Team GOLD】⼤⼭真志 / 法⽉康平 / 松浦 司 / ⽯川新太 / 常川藍⾥
【Team SPARK】鍵本 輝(Lead) / ⽶原幸佑 / 和⽥泰右 / 川原⼀⾺ / 若松渓太
【Team SAPPHIRE】中⼭優貴 / ⼤野瑞⽣ / 中本⼤賀(円神) / 司波光星 / Rayshy
会場:新宿FACE(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁⽬201Humax Pavilion 新宿歌舞伎町7F)
公演期間:2023年8⽉11⽇(⾦・祝)〜8⽉29⽇(⽕) 新宿FACE 全29公演
チケット料金:10,000円
★Team SAPPHIREプレビュー公演(8月12日(土)17:00公演) 9,500円
※別途1ドリンク500円※全席指定・税込※未就学児童入場不可
チケット一般般発売日」7月2日(日)10:00
公式サイトURL:https://www.altarboyz.jp/
お問合せ先:キョードー東京0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)