【ゲネプロレポート】ついに決勝・対スペイン戦!ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stage ゲネプロレポート

レポート

ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stageが、10月3日(金)に東京・Kanadevia Hallにて開幕。本作は2020年12月に始まった『新テニミュ』シリーズの第5章として、「U-17 WORLD CUP(アンダーセブンティーンワールドカップ)」 決勝メンバー決定戦からのストーリーが描かれる。

【ゲネプロレポート】

今作では、まず、日本代表メンバーにて「U-17 WORLD CUP」の決勝メンバーを決定する戦いが行われる。
徳川カズヤ(演:小野健斗)vs真田弦一郎(演:吉田共朗)、跡部景吾(演:高橋怜也)vs忍足侑士など、これまでに見たことのない対戦カードで、注目の試合となる。
試合に勝ち残り、決勝戦の出場枠を獲得した選手が決勝戦への思いを歌いあげる。

続いて、スペイン代表が登場。
スペイン代表は今作で7名が揃うこととなったが、鮮やかなユニフォームに身を包んだ選手たちが揃って舞台に立つ姿は壮観だった。

両国の選手が出揃い、いよいよ決勝戦が開幕する。

S3:跡部景吾vsロミオ・フェルナンデス(演:Sion)
第一試合は跡部vsロミフェル。
持久戦が得意な跡部と、ヨガを極めたことで体力の無限リセットが可能なロミフェルが、決勝戦の緒戦にて対峙する。
ロミフェルは体力無限リセットの効果か、試合序盤こそ涼しげでクールに試合を進めている印象を受けた。
しかし、先日のインタビュー(※)にてSionが語った通り、試合終盤に向かうにつれ、跡部だけでなくロミフェルの泥臭い部分も垣間見えるようになり、非常に熱い戦いとなった。

また、高橋曰く、高橋の歌唱を聴いたことでキーが高めに設定されるようになった跡部の楽曲や、Sionがロミフェルに合わせて一年かけて高めた身体の柔軟性にも目を見張るものがあった。是非注目してほしい。
【インタビュー】ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stage(跡部景吾役:高橋怜也×ロミオ・フェルナンデス役:Sion)

D1:大曲竜次(演:畠山 遼)&遠山金太郎(演:粟野准斗)vsマルス・デ・コロン(演:Toki)&セダ(演:湊 丈瑠)
金太郎の所属する四天宝寺中のテニス部部長で、日本代表メンバーでもある白石蔵ノ介の根回しにより、決勝メンバー決定戦で初めてダブルスを組んだ大曲と金太郎。
対するは、ユニフォームをスコートに履き替えたクロスドレッサーのマルスと、顔半分がマスクに隠れ謎に包まれた雰囲気のセダ。
金太郎を「宝箱」と評し、マルスの技で麻痺した金太郎を狙うセダの打球から庇い、自ら心臓に攻撃を受ける大曲。
一方、自分の代わりに打球を受け負傷した大曲を守るべく、ダブルスにもかかわらず自ら全ての球を返球しようとする金太郎。

互いに助け合いながら試合を進めていく姿に胸を打たれた。

S2:越前リョーマ(演:今牧輝琉)vs越前リョーガ(演:井澤勇貴)
一時は日本代表メンバーとして、リョーマの仲間という立場で共にテニスをしてきたリョーマとリョーガの因縁の兄弟対決。
リョーガが相手のテニスを「奪う」プレイスタイルであるがゆえに、南次郎から、リョーマが一端のテニス選手になるまで真剣勝負をすることを禁じられていたが、U-17 WORLD CUP決勝戦にてついに兄弟が対峙する。
やっと念願の兄弟対決が始まるかと思いきや、リョーマ、リョーガの父親である越前南次郎(演:中河内雅貴)が病に倒れ、病院に搬送される。

リョーマとリョーガは家族としてこれに付き添うこととなり、S2は一時中断。両国代表の協議の結果、急遽先にD1を行うこととなる。

D1:越知月光(演:楚南 慧)&毛利寿三郎(演:丸山龍星)vsフリオ・ロマン(演:古谷大和)&シルバ・セラ・バンビエーリ(演:Alec)
S2の結果を待たずに急遽開始となったD1。
日本からは「能力共鳴(ハウリング)」を使いこなす東洋のツインタワー、越知&毛利ペア。スペインからは幼馴染みで今大会No.1ダブルスとの呼び声高い、フリオ&バンビペアが出場する。
越知&毛利ペアは超高速サーブ「マッハ」や「睡眠テニス」などを駆使して戦うが、フリオ&バンビペアは、これをアクロバティックなパルクールテニスで迎え撃つ。
両ペア共に試合序盤から「同調(シンクロ)」し、ダブルスとしてのレベルの高さが窺える試合だった。
試合中には客席を巻き込んで盛り上がるナンバーもあるので、是非楽しみにして欲しい。

S1:徳川カズヤvsアントニオ・ダ・メダノレ(演:當間ローズ)
南次郎の緊急搬送により、D1終了時点で未だリョーマが病院から戻ってきていないため、先にS1を行うこととなる。
徳川がスペイン代表の主将、メダノレ相手に優位に試合を進めていたところで場面が変わる。
南次郎の運ばれた病院にいるリョーマにフォーカスが当たり、リョーマ、リョーガ、南次郎の3人でテニスへの想いを歌い上げる。

リョーマを演じる今牧は、ゲネプロ前の囲み取材で「もしかしたら今回、いつもより影が薄いかもしれない。」と話していたが、舞台の中央でスポットライトを浴びて歌う姿は、実に主人公然としており、圧倒的な存在感を放っていた。

試合の多さはさることながら、各キャラクターの人物像も掘り下げられており、非常に充実した約3時間となった。

今回は東京公演に入江奏多(演:泰江和明)、君島育斗(演:星野勇太)、遠野篤京(演:輝馬)が、大阪公演に手塚国光(演:手島章斗)が、岐阜公演に手塚とデューク渡邊(演:大久保圭介)が、そして東京凱旋公演にデュークと鬼 十次郎(演:岡本悠紀)が、公演替わりで出演する。

本レポートはゲネプロの行われた東京公演のレポートだが、キャストの変わる各地方公演も是非楽しみにしてほしい。

取材・文:大崎みき/写真:ケイヒカル

ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stage 公演概要

タイトルミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stage
原  作:許斐 剛『新テニスの王子様』(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本/演出:上島雪夫
作 詞:三ツ矢雄二
音 楽:兼松 衆
振 付:上島雪夫/井餘田 修

出  演
<日本代表>
越前リョーマ 役:今牧輝琉、跡部景吾 役:高橋怜也、幸村精市 役:藤田浩太朗、
真田弦一郎 役:吉田共朗、遠山金太郎 役:粟野准斗、種ヶ島修二 役:秋沢健太朗、
徳川カズヤ 役:小野健斗、大曲竜次 役:畠山 遼、越知月光 役:楚南 慧、毛利寿三郎 役:丸山龍星

<スペイン代表>
アントニオ・ダ・メダノレ 役:當間ローズ、フリオ・ロマン 役:古谷大和、
マルス・デ・コロン 役:Toki、シルバ・セラ・バンビエーリ 役:Alec、ロミオ・フェルナンデス 役:Sion、
セダ 役:湊 丈瑠、越前リョーガ 役:井澤勇貴
越前南次郎 役:中河内雅貴

[公演替わり出演] 
<東京公演> 入江奏多 役:泰江和明、君島育斗 役:星野勇太、遠野篤京 役:輝馬
<大阪公演> 手塚国光 役:手島章斗
<岐阜公演> 手塚国光 役:手島章斗、デューク渡邊 役:大久保圭介
<東京凱旋公演> デューク渡邊 役:大久保圭介、鬼 十次郎 役:岡本悠紀

<テニミュキッズ(※日替わり出演)> トレヴァー ハルバーソン、ローフト ハンス芳雄、デュバル 逢鈴、ライアン マックス
<テニミュボーイズ> 明石侑成、石川蓮恩、耀、三橋優樹

<スウィング> 當間ラン
【特別映像出演】屋久杉麗華 役:KIMERU、跡部瑛子 役:藤原紀香

東京公演          2025年10月3日(金)~10月13日(月・祝)   Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)
大阪公演          2025年10月18日(土)~10月26日(日)   SkyシアターMBS
岐阜公演          2025年10月31日(金)~11月2日(日)      土岐市文化プラザ サンホール
東京凱旋公演    2025年11月7日(金)~11月16日(日)   Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)

チケット料金:S席:9,500円/A席:7,500円(全席指定/税込み)
一般発売日:2025年8月24日(日) 10:00~
主  催:東京・大阪・東京凱旋公演:新テニミュ製作委員会
岐阜公演:中京テレビクリエイション
共  催岐阜公演:公益財団法人 土岐市文化振興事業団
協  賛:ファミリーマート
お問合せ:ネルケプランニング  https://www.nelke.co.jp/contact/
公式サイトhttps://www.tennimu.com/
テニミュ・モバイル       https://sp.tennimu.jp/

©許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会