【インタビュー】山田ジャパン劇団旗揚げ10周年記念公演「9でカタがつく」関哲汰(ONE N' ONLY)初主演の心境を聞く

インタビュー

「9でカタがつく」は、山田能龍が主宰する山田ジャパンの公演。本作は2019年、劇団旗揚げ10周年記念公演の第2弾として初演された。劇中では、とある雀荘を舞台に、9年ぶりに再会したミステリアスな青年とその母親、そして彼らを取り巻く麻雀打ちたちの姿が描かれる。

今回は、主人公・近田チヒロ役を務める関哲汰(ONE N' ONLY)にインタビューを実施。初主演となる今作への意気込みや、役作りのポイントについて語ってもらった。

――出演が決まったときの率直なお気持ちや、出演に至った経緯をお聞かせください。

舞台は以前、グループで経験したことがある程度で、1人で舞台に出演する経験がありませんでした。しかも今回は主演のチヒロ役。わくわくする気持ちもありつつ、「大丈夫かな」という不安も正直大きかったです。

最近は映像作品でのお芝居が中心でしたので舞台のお話をいただいた時にビックリしましたが、山田ジャパンさんの作品が面白そうだと思いましたし、絶対に自分の経験になるとい挑戦を決めました。

――舞台作品ならではの難しさ、楽しさを教えてください。

映像作品とは作り方が全然違っていて、すごく楽しいです!オーバーに声を張ったり、距離感も独特で映像だとカメラワークの中で動くことが多いですが、舞台ではあえて広く動いたり、自分から率先して動いていく必要があります。そういう違いがが面白いと感じています。

――チヒロはどんな人物でしょうか。役作りのポイントなども教えてください。

チヒロは、回想シーンと現在のシーンで全然違う印象を受ける人物です。根本的な性格は変わらないんですが、過去のチヒロは人に心を閉ざしているんです。過去の自分から逃げるために新しい自分を作っていたりして、二面性のある人物だと思います。

回想シーンと現在のシーンの演じ分けを大切にしながら、演出の山田さんと一緒に役を創り上げているところです。山田さんからは毎日たくさんのアドバイスをいただいています。

僕はあまり弱音を言うことがないんですが、今回は「緊張しています、ドキドキしています」とこぼしたこともありました。そのとき山田さんが「絶対大丈夫だよ」と声を掛けてくださって、すごく安心しました。舞台を数々経験されている山田さんの言葉だからこそ、胸に響きましたね。山田さんの言葉の力を信じながら、稽古を進めています。

――チヒロを演じるうえで、ご自身と似ているところや違うところはありますか?

チヒロと僕は、全然違う人間かもしれません。特に性格は違いますね。僕はチヒロとは真逆で、人に対して心を閉ざしてシャットダウンすることがないんです。

ただ、違う人間だからこそチヒロの言葉が響く部分もあります。チヒロが必死に藻掻いていたり逃げようとしていたりする姿を客観的に見ることができるからこそ、胸に来るものがあります。

きっとたくさんの思いを抱えて舞台を観に来てくださる方もいると思うので、いろいろな角度からチヒロの言葉が刺さるのではないでしょうか。

特に回想シーンは、心に響くところがあると思います。チヒロは親友に出会って、初めて人のあたたかさを肌で教えてもらうんです。そこから少しずつ明るくなっていく。その過程にぜひ注目していただきたいですね。

――本番まであと10日。今のお稽古の様子はいかがですか?

ひとつひとつ丁寧に、少しずつ作品を組み立てているところです。まだ完成形ではありませんが、順調に進んでいます。

周りの方々に救われていると感じますね。休憩中には「ここはこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスをくださったり、皆さんが一丸となってこの作品を作ろうとしているのを感じます。皆さんに助けられながら作っていけていることが嬉しいです。

――母親役のいとうあさこさんとの共演はいかがですか?

いとうあさこさんは昔から大好きなタレントさんなので、共演できてすごく嬉しいです!

テレビで見ていたままの、本当にお母さんみたいに優しい方です。年下の僕に対しても言葉遣いが丁寧ですし、気に掛けてくださいます。休憩中に台詞合わせをしてくださったり、ずっといとうさんの優しさを感じています。

――ONE N' ONLYでの活動が、演技に活きていると感じる瞬間はありますか?

普段の活動と舞台には、ナマモノという共通点があると思います。これから本番を迎える中で、具体的に活かせる部分も見つけられそうですし、今回の経験が今後のお芝居の糧に必ずなると思います。ONE N' ONLYのメンバーも観に来てくれるみたいなので楽しみです!

――今後挑戦してみたいことを教えてください。

個人的には、バラエティ番組に出演してみたいです! 海外に行って体を張るロケなんかにも挑戦してみたいですね。

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

稽古を経て、チヒロという人物が少しずつ出来上がってきています。とてもいい作品に仕上がっているので、早く皆さんにお披露目したいです。

僕の初主演となる今作、ファンの方々はもちろん、そうではない方にもきっと楽しんでいただける作品だと思います。絶対に面白い作品になっていますので、ぜひ楽しみにしていてください!

取材・文:水川ひかる

【公演概要】

タイトル:
山田ジャパン2026年3月公演『9でカタがつく』

脚本・演出:
山田能龍

公演期間:
2026年3月20日(金・祝)~3月29日(日)

会場:
本多劇場

チケット料金:
前売:8,800円(税込)
当日:9,300円(税込)
※全席指定

出演:
関 哲汰(ONE N’ ONLY)
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
いとうあさこ
吉田メタル
松田大輔(東京ダイナマイト)
二葉勇
カジ(さくらんぼブービー)
横内亜弓
羽鳥由記
二葉要
ほか山田ジャパン劇団員

企画・製作・主催:
らでん

チケット発売日:
2026年2月8日 10:00~

公式サイト:
https://yamadajapan.com/stage/9kata2026/