期待の若手俳優たちが星座の守護神を演じる朗読劇『Astrologhias! 〜Extra〜』ゲネプロレポート

三好大貴らが出演する朗読劇『Astrologhias! 〜Extra〜』が9月23日、24日に築地本願寺ブディストホールで上演。前日に行われたゲネプロの様子をレポートします。

『Astrologhias!』はこれまでに3作上演されてきた、天上の国・エルスカディアを舞台としたファンタジー作品。注目の若手俳優たちが個性豊かな星座の守護神を演じます。今作は、2022年5月に上演された第2弾『〜mythos2〜』と、2023年4月に上演された第3弾『〜mythos3〜』の間に起こった2つのエピソード描いた内容。

まず1つ目のエピソードでは、女神たちにモテモテなジェミニ（演・阿部快征）、王様で俺様な性格のレオ（演・松永有紘）、真面目で優しい苦労性バルゴ（演・大見洋太）の日常の様子が語られます。それぞれ全く性格の異なる3人ですが、ちょっとした事件をきっかけに仲良くなり…。軽快に繰り広げられるコミカルな会話劇が見どころです。

一方、2つ目のエピソードはシリアスな展開。過保護な兄・キャンサー（演・三好大貴）と、戦いは苦手な弟・ピスケス（演・結城伽寿也）は、冒険の途中で迷宮に紛れ込んでしまいます。そこに現れたミノタウロス（演・小林太陽）は、キャンサーたちの行く手を阻もうと画策。キャンサーは弟を、ピスケスは兄を想うあまりに気持ちがすれ違ってしまうのですが…。果たしてキャンサーたちは無事に迷宮から脱出し、仲直りすることができるのでしょうか？　複雑な兄弟の気持ちの変化が、繊細に演じられています。

シリーズの途中ではありますが、全ての物語を見守る語り部・グリフォンくん（演・岩義人）がナレーションと歌であらすじを説明してくれるので、初見でもすぐに『Astrologhias!』の物語に入り込むことができるでしょう。

朗読劇が終わった後は、日替わりアフタートークも行われます。シリアスな本編とは打って変わって、キャスト同士のわちゃわちゃとした自由な掛け合いにも注目！ また、両日とも公演終了後には朗読劇『Astrologhias! 〜mythos3〜』のBlu-ray購入者を対象にしたイベントを開催。今回のエピソードの続きが気になるかたは、ぜひBlu-rayでチェックしてください。

取材・文：井上明日香