【ゲネプロレポート】いよいよ関東大会決勝戦！「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく）vs立海」

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく）vs立海が、1月13日（土）に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開幕。初日公演前に行われた囲み取材とゲネプロの様子をレポートします。

『テニミュ』4thシーズン第5作目となる本作で、越前リョーマ（演・今牧輝琉）たち青学（せいがく）は、ついに関東大会決勝戦に駒を進める。立ちはだかるのは王者・立海だ。

立海は部長の幸村精市（演・潮見洸太）が入院中で不在。一方、青学（せいがく）の部長・手塚国光（演・山田健登）も、九州で怪我の治療をしている。双方が部長不在という状況の中、関東大会優勝を目指して激戦を繰り広げる。

今回が『テニミュ』4thシーズン初登場となる立海の面々は、堂々とした佇まいだ。歌声に厚みがありダンスの切れ味も鋭く「王者」の風格を感じさせる。一方、この公演をもって『テニミュ』4thシーズンの本公演を卒業することが決まっている青学（せいがく）も、今まで培ってきたものを全て出しきるぞと言わんばかりの息のあったパフォーマンス。遠く離れた場所からそれぞれのチームを想う手塚と幸村の歌声も、物語に深みを与えていた。

また、今回は手塚が九州で出会う少女・千歳ミユキ（演・山下愛乃、渡部遥玲のWキャスト）も『テニミュ』シリーズ初登場。可愛らしくも凛とした歌声で、元気いっぱいに舞台を盛り上げる。

両者ともに２勝２敗のまま、試合は越前リョーマvs真田弦一郎（演・速川大弥）のシングルス１に突入。皇帝と呼ばれる強さを持つ真田は「風林火山」でリョーマを追い詰める。その時、リョーマの体にある変化が…。果たしてどちらのチームが優勝を手にするのか、最後まで目が離せない。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には、越前リョーマ役の今牧輝琉、手塚国光役の山田健登、幸村精市役の潮見洸太、真田弦一郎役の速川大弥が登壇。意気込みなどを語った様子を以下に全文レポートする。

●囲み取材レポート

ーーいよいよ初日を迎えますが、今の気持ちを教えてください。

今牧　最高のクリスマスと年末年始を『テニミュ』の稽古で過ごすことができて楽しかったです。『テニミュ』4thシーズンとして関東大会の決勝戦をできることが嬉しいですし、汗水流して頑張って稽古してきたので、今日からどんな感じになっていくかワクワクしています。

山田　昨年から皆と一緒に時間をかけて準備してきたので、やっと届けられる嬉しさがあります。

潮見　とてもワクワクしています。僕は初舞台なんですが、全身全霊でぶつけられるように頑張っていきます。

速川　長いようで、体感としては短い稽古期間だったなと思います。初日だからって特別なことするのではなくて、１公演１公演、皆様に丁寧にお届けできるように頑張ります。

ーー今牧さんと速川さんに、ご自身が演じる役について今回の見どころを教えてください。

今牧　リョーマがさらに成長するのがこの関東大会決勝の立海公演だと思っています。リョーマの中の内なるものが解放されて無我の境地に至ります。進化するサムライを目の当たりにしてほしいです。

速川　真田としてはシングルス１のリョーマとの対決です。キャスト・スタッフ全員で一丸となって熱く作り上げているので、ぜひ観てほしいです。立海としては幸村と約束を交わすシーンです。本当に丁寧に作っているので、心情までしっかり観ていただきたいです。

ーー山田さんと潮見さんは、今回どちらも部長不在の公演となりますが、部長としてどんな公演にしたいですか？

山田　部長不在だからこそ団結力を増してレベルをあげた青学（せいがく）を観てほしいです。

潮見　僕たち立海はフレッシュで、また見たことがないような立海になると思います。僕は試合はしないんですけど、チームの皆と心を一つにして、進んでいけたらいいなと思います。

ーー青学（せいがく）は今回で本公演卒業となりますが、今の気持ちを教えてください。

今牧　卒業はいつかくるものとは思っていましたが、いざ決まったらやっぱり寂しかったです。でも、僕たちはこれまで積み上げてきた『テニミュ』4thシーズンの不動峰、聖ルドルフ・山吹、氷帝、六角、全部の公演をちゃんとインプットし直してやるだけです。寂しい気持ちは一旦置いておいて、目の前の相手を倒して行きたいです。

山田　寂しいですが、ここまで積み上げてきたものを全て出しきって完走したいので。初心に戻って、最後まで油断せずに走りきります。

ーー最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

速川　全試合、熱くてかっこいい公演です。瞬きする暇も与えませんので、瞬きせずに観てください。

潮見　僕たち立海、最強のチームを作ってきたので、楽しみにしていてください。

山田　また今日から新たな旅が始まりました。キャスト、スタッフ、そしてお客様。最後まで油断せずに行こう！

今牧　僕たちがやることを一生懸命やって、出演する全てのキャスト、スタッフさん、そして観にきてくださるお客様全員で、「楽しかった！」と笑顔でゴールテープを切れるように、最後まで頑張ります！

取材・文：井上明日香／撮影：ケイヒカル

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