【レポート&インタビュー】様々なポケモンが躍動したPUACL2026 FINALSレポート&高野洸インタビュー

インタビュー レポート

■大会概要

2026年3月28日、29日『ポケモンユナイト』の公式大会『Pokémon UNITE Asia Champions League 2026 FINALS(PUACL2026 FINALS)』が開催された。
予選を勝ち抜いた強豪チームが集結し、トップレベルの戦術とプレイスキルがぶつかり合う本大会は、競技シーンの現在地を示す重要な舞台となっている。
会場では試合だけでなく、来場者向けの企画やエキシビションマッチも実施され、多角的に『ポケモンユナイト』の魅力を体験できるイベントとなっていた。 本大会では、競技シーン以外にも来場者向けのコンテンツが充実していた。
体験ブースやステージ企画など、観戦の合間にも楽しめる導線が設計されており、初心者からコアファンまで幅広い層が楽しめる構成となっていた点も印象的だ。

特に印象的だったのは、観客と一体となって盛り上がるステージイベントの数々。
メインとなるユナイトの対戦以外にも、5匹のピカチュウが音楽と映像に合わせて踊るピカチュウダンスや、第20回アジア競技会日本代表メンバーの挨拶など、単なる観戦イベントに留まらず、参加型のエンターテインメントとしての完成度の高さが感じられた。

■1日目エキシビションマッチレポート

特別企画としてエキシビションマッチが実施された。 大会応援リーダー宮田俊哉(Kis-My-Ft2)率いるTEAM宮田。
対するは、俳優・アーティストの高野洸とBlue Seaのしらす率いるTEAM高野洸&しらす。


プロプレイヤーとゲストが混合チームを組み、通常の競技シーンとは異なるカジュアルかつ熱量の高い試合が展開。
試合中はプロ選手による的確なコールやサポートが飛び交い、観客にとってもトップレベルの思考を垣間見ることができる内容となっていた。

一方で、試合自体は決してお祭りに留まらない真剣勝負。
普段からプライベートでもプレイし、芸能界ナンバーワンを豪語する宮田のエーフィが的確にダメージを与え、USAKAZUのルカリオ、VitoppoのカイリューがKOを重ね、勝利を収めた。高野はフシギバナで後方からソーラービームでダメージを与え、しらすはシャワーズで献身的に味方をサポートするが一歩及ばず。

選手同士のコールややりとりが響き渡る会場は大きな盛り上がりを見せた。

今回、メディアクトではプロチームと練習を重ね、この日を迎えた高野にインタビューを実施。試合後の感想や『ポケモンユナイト』の魅力について話を伺った。
その様子をお伝えする。

■エキシビション参加・高野洸インタビュー

――エキシビションマッチを終えて素直な感想を教えてください。

高野:素直な感想は……あと何回かやらせて欲しいっていうところですね。悔しかったです。
序盤から押されても、終盤ひっくり返すというポケモンの構成で、それを意識してプロ選手のみなさんもコールをしてくれて。
「いけるいける!」と試合中とても熱くて、勝ちたかったんですけど、敵もちゃんと強くて持ってかれて……。いや、完敗という感じです。

――また戦えるとしたらどうしますか?

高野:特にルカリオにやられたんですが、自分も持ちキャラが2体いて、使わなかったもう一方のメガルカリオを使いたいです、味方のプロ3人も柔軟に対応してくださるので、一戦目を経てきっと対策を練って強い戦略を立てられるんじゃないかな、って。

――ポケモンユナイトを始めたきっかけを教えてください。

高野:switch版が先にリリースされて、スマホ版が出たタイミングで速攻で始めました。
元々ポケモンが好きで、switch版で気になっていたんですが、後々スマホ版が出るという話だったので、楽しみに待っていました。

――ポケモンユナイトの魅力を教えてください。

高野:チーム戦で話し合いをしながら勝利した時は気持ちいいですね。
ソロプレイで負けてる時は本当に悔しくて暴れちゃいそうになるんですけど、その分、勝った時は本当に嬉しいです。
やればやるほど視野が広くなって、味方の動きも分かるようになって、本当に楽しくなるんです。

――本日使ったポケモンはフシギバナですが、その理由は何かありますか?

高野:フシギバナは初期に使っていて、ソーラービーム当てるのがとにかく楽しいです。エイムも敵の動きを予想して、当てたりすると「自分でやった」感が高くて。元々のポケモンでもフシギバナが好きだというのもあります。
少し前に修正が入って強くなったということで、プロの方々に聞いても、いけるっていわれました。

――プロプレイヤーの方と一緒にプレイして、すごいと感じたことってありましたか?

高野:もちろんプレイの技術などですけど、僕としらすさんに対して的確にアドバイスをしながら勝ちに持っていくためにいろいろ考えてくださいました。動き方を説明するために、画像まで作ってくださったんです。お勧めのレーン戦のやり方など。本当に頭が上がらないです。僕らに対して同じ目線でやってくれるというので、すごくうれしかったです。
特に、今回ご一緒したお三方はさらに大好きになりました!

――今日対戦したチームで印象に残った人、プレイとかありますか?

高野:対戦相手との上レーン戦は、やっぱり神速ルカリオのUSAKAZUさんです。ウサッティ。レベル5になった瞬間、自分はレベル4で、神速でめちゃくちゃやられてしまっていたので、レベル差が開いてそのまま勝てないってなりました。

――宮田さんの印象はいかがでした?

高野:あまり出会わなかったんですよ(笑)レーンが違うということもあるけど。
ソラビ(ソーラービーム)を撃つために遠いところまで見てるはずなんですけど、上手く隠れていたのかなって。

――ご一緒に戦ったしらすさんの印象はどうでしたか?

高野:サポートでワタシラガを使う予定だったのですが、プロの方のお勧めでシャワーズを使ってくれました。心強かったです。僕の動きを見ながら行動してくれて。
一緒に戦っていて、普段からやっている方ならではの上手さも感じましたし、すごく嬉しかったです。

――たくさんの人前でプレイされましたが、会場の空気とかどうでしたか?

高野:本当に貴重な経験で、普段ライブや舞台に出演していますが、180度お客さんに囲まれる環境とか、スタンドも近い感じが武道館のような感じがしました。全員が声を出して応援してくださっている姿がめちゃくちゃ熱くて……だからこそ何回もやりたいなって思いましたね。

――ファンの方にポケモンユナイトのここを楽しんでほしいというポイントがあれば、教えてください。

高野:まずポケモンを自由に動かしながら楽しめるという経験が貴重だと思います。タイプ相性とかなくて遊びやすいので、ハマっていけばより面白くなるので、ぜひまずは触ってみてほしいです。

――今回のようなイベントがあれば、どんなことに挑戦したいとかありますか?

高野:また戦えるのであれば、マジでまたガチりたいです。たとえばフシギバナじゃなくて、ミュウとか使いたい。いまの環境だとミュウが強いから使えるようになりたいです。

――応援しているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

高野:普段から応援ありがとうございます。ポケモンユナイトをきっかけに知ってくださった方もたくさんいらっしゃると思いますが、僕は今後もプライベートでやっていくと思うのでマッチングしてユナイトの世界で繋がれることを期待しています。何か気になったら僕の活動も応援していただければ嬉しいです。ユナイト楽しかったです!

――ありがとうございました。

■決勝は日本チーム対決。FENNELがREJECTを下し優勝

大会のクライマックスとなった決勝戦は、日本チーム同士による注目のカード――FENNEL vs REJECT。

FENNELは1日目から全勝でトーナメントを駆け上がり王者の風格を持って君臨。
対するREJECTは、初戦で負けてしまい、ローワーブラケットに移動するも、そこから6連勝と勝ち上がり掴んだグランドファイナル。
日本チームであるGMUやSCARZを下し、さらに初戦で敗れたLAIC優勝のDIGNITASにもリベンジを果たしてグランドファイナルへ到達した。

両者ともに国内トップクラスの実力を誇るチームであり、序盤から細かな駆け引きと高精度な集団戦が展開される、非常にハイレベルな試合となった。
第1試合は、ニャース、ガブリアス、インテレオンという高い個人攻撃能力を持つポケモンと、相手の行動を阻害するブラッキー、コダックでサポート。集団戦をうまく制したREJECTの勝利。
第2試合は、大会中猛威を振るった、カイリキー・ダダリン・エーフィというコンボでREJECTが優位に見えたが、ラストのグラードン戦をミミッキュがうまく勝ち取りFENNELの勝利。
第3試合は、FENNELはMame選手が多彩な展開を可能とするフーパ、REJECTはOverlord選手が現環境ではトップクラスの性能を誇るネギガナイトをピック。混戦する2分バトルでは、着実にKOを重ねるREJECTが勝利。

アッパーブラケットを無敗で勝ち抜いたFENNELには1ゲームのアドバンテージが与えられており、グランドファイナルはBO5でフルセットマッチへと突入した。

今大会ではフィアレスドラフトを採用。同一チームは一度使ったポケモンを同カード内で再使用できず、試合を重ねるごとに選択肢が狭まっていく。さらに各ゲームのBANも加わるため、最終戦では使えないポケモンが大幅に増える。
その中、FENNELは、アマージョ、シャワーズ、ルカリオ、スイクン、リザードンXを、
REJECTは、ヤドラン、ウーラオス、ミミッキュ、ファイアロー、ピクシーを選択。

試合は一進一退の攻防が続く中、終盤のオブジェクト管理と集団戦で主導権を握ったFENNELが勝利。高いダメージと行動妨害を打ち出すスイクンが終盤戦に多くのポケモンの動きを止め、きっかけを作った形となり、冷静な判断力と安定した連携で試合を制し、見事優勝を果たした! なお、この勝利により、FENNELは公式大会24連勝という偉業を達成した。


日本チーム同士の決勝という構図もあり、会場の熱量は最高潮に。一つひとつのプレイに歓声が上がる、まさにeスポーツの醍醐味が凝縮された一戦となった。

この両チームは上位2チームとして、8月サンフランシスコで開催の『ポケモンワールドチャンピオンシップス2026』出場権を獲得した。日本地域の残る3枠は、6月開催のPJCS2026で決定される。

■総括

競技としての完成度の高さ、観戦体験としての盛り上がり、そして来場者参加型のエンタメ性。
「PUACL2026 FINALS」はそのすべてを高いレベルで成立させたイベントだった。
決勝戦の日本対決を制したFENNELの優勝はもちろん、エキシビションマッチやステージ企画などを通じて、『ポケモンユナイト』の持つ競技性と間口の広さの両立が強く印象に残る内容となった。

なお、大会の途中には、テレビ番組「潜入!ゲーム特報部」の取材として、俳優の佐藤流司と、お笑いコンビ・東京ホテイソン(ショーゴ、たける)がステージに登場し、会場の熱気をさらに高めた。ステージ以外でも取材が行われており、その模様は4月22日(水)深夜25時29分より放送予定だ。

今後の競技シーンのさらなる発展とともに、本作がどのような広がりを見せていくのか、引き続き注目していきたい。

取材・文:木皿儀/写真:ケイヒカル

■公演概要
イベント名:Pokémon UNITE Asia Champions League 2026 FINALS(PUACL2026 FINALS)

開催日程:2026年3月28日(土)〜3月29日(日)
会場:横浜BUNTAI(神奈川県横浜市)
主催:The Pokémon Company
公式サイト:https://puacl2026.com/finals/