【囲み取材レポート】「ブラッククローバー the Stage」

インタビュー レポート

9月14日(木)から始まる「ブラッククローバー the Stage」の公演に先がけて、囲み取材及びフォトセッション、が行われましたので、その模様をお届けします。

囲み取材に登壇されたのは、アスタ役の植田 圭輔さん、ユノ役の武子 直輝さん、ノエル・シルヴァ役の小宮 有紗さん、ヤミ・スケヒロ役の桜庭 大翔さん、マルス役の高崎 翔太さんです。

――まずは一言お願いします。

植田:ブラッククローバーという作品が持っている伝えたいメッセージだったり、熱さだったり、王道の少年バトル魔法アクションというものが、しっかりとお客様にお届けできたらなと思っています

武子:魔法がテーマのこの作品ですが、情熱と愛と希望に満ち溢れている作品だと思いますので、完璧に演じきれればと思います。

小宮:一か月近く稽古してきて、キャストはもちろんスタッフさんもすごくすごく力を入れて下さって、全てが熱い作品になっていると思いますので、お客様にその熱さが情熱が伝わればと思います。

桜庭:最強のカンパニーで、最高のものを作ってきたと思いますので、今日ここで舞台の限界をみんなで超えていきたいと思います。よろしくお願いします。

高崎:マルス役の高崎翔太です。盛り上げていけるように頑張ります! よろしくお願いします。

――ここに注目してほしいというポイントを教えてください。

植田:魔法が全ての物語の中で、生身の人間たちが舞台でどう表現するのかというところで、昨今エンタメというのは表現方法が増えて、お客様も想像しながら来ると思います。良い意味で期待を超えつつ、良い意味で期待を裏切りつつ、演劇という人間がやるという意味をしっかりと持たせた、伊勢さんの演出があるということです。映像だけじゃない人間力というこのチームだからできるブラッククローバー。そこが見どころかと思います。

桜庭:個人的な注目は肉体ですが……この完成度の高さを見てください(他のキャストを指し)。僕、最初に衣装付き同士で見た時、もうまんまだな、フィギュアが動いている、みたいな。衣装とウィッグだけではなく作り込みも熱が入っているので、キャラクターがそのまま出てきたような作品になっています。

――自分の魔法を使ってるこのシーンは見てほしいとかありますか?

植田:良いなぁ、魔法が使える皆さんは(会場が笑う)。

武子:二つ同時に魔法を使うシーンがあるんですけど、そのシーンは映像の迫力がすごいですし、盛り上がっているシーンになりますので、期待してほしいかな、と。

小宮:ノエルは水魔法で映像を駆使して表現しています。ここにいない他のみんなも映像だけではなく「演劇だなぁ」っていう魔法の表現の仕方もあるので、一人一人のキャラクターに合わせて色々な表現があるところを、ぜひ注目してほしいです。

高崎:映像ばかりにいくと思いきや、人間の動きとかで表わしている魔法もある中で、僕の魔法は全アンサンブルを総動員した技とかガンガンやっています。それに対して、アスタが一人で汗かきながら対抗している様は「熱いなぁ」と思っています。

――アスタ大きな剣を持って縦横無尽に動いていると思いますけど、そのあたりと。稽古についても教えてください。

植田:最初の頃は振れなかったんですよ、重くて。これをどう見世物にしたら良いんだろうって思っていったり、それでも次第に慣れていき、自分の道具と仲良くなるってことですかね。
稽古で、すごく嬉しかったことがあって……自分は稽古に遅れて合流したんですけど、殺陣を入れている日に暴牛のメンバーが僕の稽古が終わるのを待っててくれたんですよ。2時間ちょっとくらいかな……。普通いないんですよ、そんなの。高崎さんなんて秒で帰っちゃうんですよ(高崎「な、なんんすか?」とリアクション)。ま、それが普通なんでね。
でも、別に何も言わずに2日目くらいの自分を待って見て応援してくれていて、そういう物語が自分の中にもあったりするので、そういう想いを込めながら、大剣を振りながら、アスタとしてスラっとした姿を見せたい。剣を振っている姿が芝居だなって思うので、殺陣をしながら芝居が乗っかているというところを見て頂ければと思います。

武子:そう、剣めちゃくちゃ重いんです。僕らは通し稽古とかの中で植田さんが演じている時は、何一つ違和感なくここまでこれたんです。けど、マジで剣が重すぎて、公演が終わった後に展示して全員に持ってもらいたいです。ということをずっと思っていました。
僕は何も持っていないので、常に体の周りを風を感じながら動き続けています。アスタは剣が友達で、僕は風が友達ということで、風切っていきます!

小宮:クラウスさんの武器も昨日空いている時に持ってみたんですけど、めちゃくちゃ重かったんですよ!

――自分だからこのキャラクターの魅力をより引き出すことができたなどありますか?

高崎:植田圭輔さんと初共演の時も最後に対決する役をやって、こうやってまたバトルものでやるんですけど。そういう想いとかも募って、俺と植ちゃんだから信頼関係持ってできる舞台かなって思います暴

小宮:黒の暴牛を考えると、稽古場での皆さんの関係性がとても良くて、暖かく接してくれるんですよ。なので、その優しさをきっとノエルも貰って仲良くなっていくのかなって思うと、ノエルが改めて仲間になるシーンとかが自分としてもグッと役に入ってやれると思います。

桜庭:筋肉です。普段から筋トレしているんですけど、キャラクターによって作り込む筋肉も変えていまして。ヤミは腕がバカみたいに太いんで、腕をめっちゃ鍛えるんです。けれど、人間なんで利き手ってあるじゃないですか。僕は右利きで、どうしても右が太くなるんですけどあいにく(衣装で)隠れてしまってるんですよ。ヤミの期間は左をめちゃくちゃ鍛えて、同じくらいの太さにしないと迫力が出ないんです。左手も仕上がっています!

武子:ユノは一見クールそうで、けっこう情に厚かったり、負けず嫌いで感情が見えることが多いんです。僕自身が義理堅く情に厚いと思うんで、ユノの中にもそういう部分を取り入れて、見えづらいかもしれないけど、演劇だからこそ見える範囲、お客さんに届けれる環境の中で出せていけたらと思います。

植田:フォルムっすかね……(笑)
声のでかさ、態度のでかさ、ですかね。まぁまぁ、そんなことももちろんあるかもしれないけど、僕が惹かれる役って、一本筋が通っているというか、最初から決めたことを何があっても曲げない・折れないっていう。そこには自分だけじゃなくて、周りのことちゃんとを考えらえる人物であって、友との約束があって……全て揃っている。こんなカッコイイ役はないなって思うので、これを別の人がやっているということを全く想像できないっていう感覚自身があるので、僕がやることが魅力だなって思います。

――自分以外で注目してほしいキャラクターはいますか?

高崎:僕の後輩の毎熊ってやつがいて、マグナ役の。本当に男って感じでカッコ良くて、あいつのノドが最後まで持つか心配になるくらい稽古場から熱量熱かったので、ぜひ注目してください!

小宮:ミモザですかね。同じ王族で、育ってきた環境とかが違くてできることも役割も違くて。ノエルとしても、ミモザとの関係性が難しい部分がありつつ、でも気が合うところがあったり。加藤夕夏ちゃんともこの稽古中に仲良くならせて頂いて、そういう仲の良さも舞台中、本番中に出てたら良いなぁって。
プリクラを撮ったり、お洋服を一緒に買ったりしたので、ミモザに注目してください。

植田:若い座組なので、ロータス役の萬谷さんがすごく気さくに僕たちの居やすい環境を作ってくださってて、ご自身も楽しんで下さっていて。チームワークの良さっていうのはすごく感じているんですけど、その中では萬谷さんのおおらかさというのが、ちゃんとしっかりと僕たちを見守ってくださっているということで、僕はロータス役の萬谷さんを挙げさせて頂きます。

武子:クラウス役のとっても多彩な男です。クラウスを普通にやったら、賢くて、真面目で、イケメンで、ってなるんですけど、修司がやることによって可愛さが出てる。なによりもこの座組の最大のムードメーカーと僕は思っているので、たくさん笑わせてもらいました。

桜庭:ラック役の淳平が大好きで、ラックって難しい役だなってずっと思っていて、二面性がはっきりしている。狂気のある方のラックをやっている淳平が本当にめちゃくちゃ目を惹かれてて。真正面で見ることが多いんですけど、魅入ってしまって……かわいいだけのラックじゃなくて、そっちの方にも注目してほしいです。

――最後に公演を楽しみにしている皆さんにひとこと

武子:いよいよ「ブラッククローバー the Stage」本番が始まるんですけど、アスタとユノが魔法帝を目指して始まっていくストーリーで、そこから仲間との成長とか、たくさんのキャラクターが出てきて、本当に魅力が詰まっている作品だと思います。魔法と演劇ならではを楽しんでください。

植田:素敵な仲間たちに出会えるなんて思ってなかったです。それくらいこのカンパニーに良いチームワークを保ってここまでこれたと思っています。何かあった時もきっと支え合えるし、良いシーンをもっとよりよくしていけると自信があるので、より多くの方々にお届けしたいと思っています。注目して頂ければと思います。
ブラッククローバーという世界・物語が持っている良さというのを、僕たちができる120%で限界を超えながらお届けできたらと思うので、なにとぞよろしくお願いします。

取材・文:木皿儀隼一/撮影:ケイヒカル

【公演 情報】
【東京】会場:シアター1010
〒 120 0034 東京都足立区千住 3 92 千住ミルディス 番館 10F
公演:2023 年 9 月 14 月(木)~ 18 日(月・祝)
【神奈川】会場:KAAT 神奈川芸術劇場
〒 231 0023 神奈川県横浜市中区山下町 281
公演:2023 年 9 月 22 日(金)~ 24 日(日)

【チケット情報】
【チケット料金】
・東京公演(全席指定・税込)
特典付S 席: 11,000 円
S席: 9,900 円
A席:席:8,800円
・神奈川公演 (全席指定・税込)(全席指定・税込)
特典付S席:11,000円
S席:9,900円
A席:8,800円
【作品情報【作品情報】】

■タイトル:「ブラッククローバー the Stagethe Stage」

■原作:『ブラッククローバー』田畠裕基(集英社ジャンプコミックス刊)
■製作委員会:主催:「ブラッククローバーthe Stage 」製作委員会
(エイベックス・ピクチャーズ/HIKE /キョードーファクトリー/テレビ東京/ぴえろ)

■スタッフ:
脚本・演出:伊勢直弘
殺陣:新田健太(JAE)
舞台監督:川畑信介
美術:濱田真輝
照明:村山寛和(マーキュリー)
音響:田中亮大(Paddy)
映像:ワタナベカズキ
衣裳:八重樫伸登
ヘアメイク:松前詠美子
特殊造形:林屋陽二
演出助手:入江浩平
宣伝写真:
TOBI(LT Graph)
宣伝美術:大柳玲於
(LT Graph)
ロゴデザイン:栗原高明

WEB
製作:岡本宏輔
制作:倉重千登世、有賀美幸

■キャスト:
アスタ:植田圭輔
ユノ:武子直輝
ノエル・シルヴァ:小宮有紗
マグナ・スウィング:毎熊宏介
ラック・ボルティア:三井淳平
ヤミ・スケヒロ:桜庭大翔
ミモザ・ヴァーミリオン:加藤夕夏
クラウス・リュネット:菊池修司
ロータス・フーモルト:萬谷法英
マルス:高崎翔太

・PV:https://www.youtube.com/watch?v=OeaDIvuA8-s
・公式サイト:https://bclover stage.com
・公式:Twitter @bclover_st https://twitter.com/bclover_st

Ⓒ田畠裕基/集英社・ブラッククローバー the Stage 製作委員会