【ゲネプロレポート】舞台『パリピ孔明』「全く知らない方でも絶対に楽しめる(藤田玲)」ゲネプロ公演及び囲み取材レポート

レポート

舞台『パリピ孔明』が2024年5月3日(金)~5月6日(月)に東京・天王洲銀河劇場にて、5月10日(金)及び5月11日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。


今回、メディアクトでは、初日公演に先駆けて行われたゲネプロ公演及び囲み取材の様子をお届けする。

ゲネプロレポート

まずは、ゲネプロ公演の様子をお伝えする。

中国の三国時代を生きた歴史的偉人・諸葛孔明(演:藤田玲)が五丈原の戦いにて戦死した後、現代日本の渋谷に転生し、シンガーソングライター・月見英子(演:岩田陽葵)の歌に心奪われるところから物語が始まる。
英子のマネージャーに就任した孔明は、その軍師としての才を生かし、英子の夢を叶えるべく様々な計略を巡らせる。
まず、孔明は現代の音楽について知見を得るために英子と共にクラブに出かける。英子は、クラブで出会った人気シンガー・ミア西表(演:立道梨緒奈)に、ミアが出るフェスへの参加を打診される。しかしこれは、自分の出番の裏に無名な歌手をおくことで自らのステージに集客しようとしたミアの策略であった。
人気シンガーvs無名な英子。明らかに英子に不利な状況だったが、孔明が三国時代に用いた『石壁八陣』を応用し、英子のステージは大盛況となる。


孔明は、英子の次なる活躍の場として野外フェス・『代々木アートフェス』を用意する。
英子のステージは集客に圧倒的な不利な配置だったが、孔明がここでも計略・『無中生有』を利用し、英子のステージは前代未聞の大盛り上がりを見せる。
英子は、この様子を見ていた大物プロデューサー・近藤剛から、英子を含めた4グループの候補者のうち、最速でSNSでイイネを10万個獲得した者のみが出場権を獲得できるという『10万イイネ企画』への参加を条件に、日本最大級の音楽フェス・サマーソニアへの出場を打診される。
孔明は、英子が出場権を獲得できるよう、まず、過去にMCバトルを3連覇したラッパー・KABE太人(演:高尾楓弥(BUDDiiS))を仲間にすべく計略を巡らす。

KABE太人vs孔明のラップバトルの結果、無事、KABE太人は英子の仲間となる。
劇中で行われるKABE太人vs孔明や、KABE太人vs有名ラッパー・赤兎馬カンフー(演:沖野晃司)のラップバトル、また、KingBoy(アケガラス)vs日替わりゲストの即興ラップバトルは必見である。


一方英子は、歌唱力はあるものの“自分らしさ”がないという壁に直面する。そんな状況を打開すべく路上ライブをしようとした英子は、同じく路上ライブをしていた久遠七海(演:小泉萌香)と出会う。
七海と友情を育む英子であったが、ある日七海から、七海が実は仮面アイドルグループ・AZALEAのベースボーカルであることを明かされる。
AZALEAは英子と同じく、『10万イイネ企画』の参加者であるが、英子は、七海が唐澤(演:碕理人)によるプロデュースの元、AZALEAで“やりたい音楽”ではなく“売れる音楽”を奏でることを強いられ、苦悩していることを知る。
そんな七海に自分の気持ちを届けるため、英子は七海に向けて歌を歌い、“誰かのために歌う”という“自分らしさ”を見つける。
10万イイネ獲得のため、AZALEAは唐澤の発案で、ライブ中にイイネをお金で買う作戦に出る。
一方“自分らしさ”を見つけた英子は、孔明の計略のもと、AZALEAと当日、同時刻、同じ場所にてライブを決行する。


『10万イイネ企画』の勝者はいかに。最後まで目が離せない展開である。

囲み取材レポート

続いて、脚本及び演出を務める石田明さん(NON STYLE)、諸葛孔明役の藤田玲さん、月見英子役の岩田陽葵さん、久遠七海役の小泉萌香さん、KABE太人役の高尾楓弥さん(BUDDiiS)、オーナー小林役のなだぎ武さんの計6名が登壇した囲み取材の様子をお届けする。


■見どころについて

藤田:漫画、アニメ、ドラマがあって今回舞台ということで、原作を知っている方にも楽しんでいただけるように、原作リスペクトで作らせていただきました。
全く知らない方でも絶対に楽しめるように作っておりますので、全体的に見どころかなと思います。
また、やはり僕は英子さんの軍師ですので、英子さんの歌も楽しんで一緒に盛り上がっていただければなと思います
後はアドリブですね。毎回かなり気が重いくらいなので、そのあたりも楽しんでいただけたらなと思います。

岩田:石田さんの演出が、キャラクターひとりひとりをすごく魅力的に見せてくださっているので、ひとりひとりの感情に寄り添いながら見ていただけるんじゃないかなと思います。
音楽が魅力の一つでもある作品であり、劇場でもすごく音圧を感じられると思うので、皆さんにも一緒にのってもらったり、楽しんでいただけたらなと思います。

小泉:AZALEAです。いろんな楽曲が出てきますが、強めの楽曲を歌ったり、もしかして歌わなかったり……。歌っているのかどうか、その目で是非確かめていただきたいです。
ライブを見ている感じや、クラブに来た感じのノリで楽しんでいただきたいです。

高尾:『パリピ孔明』はアニメやドラマもありますが、舞台ならではのキャラクターの魅力があります。
音楽も、ラップやクラブなどバラエティ豊かなので、すごく楽しいし見どころだと思います。KABE太人のラップも魅力です。

なだぎ:ラップバトルは日替わりのゲストもいるので、毎日観に来ても楽しめると思います。生の舞台だから毎日公演をしていてもどこか違うので、そのあたりのライブ感も楽しみにして欲しいです。
今驚くほどの円安なので、外国の方もたくさん日本に来ています。外国の方がフラーっときても楽しめるような舞台になっているのでいろいろな国の方に来ていただきたいです。

石田:見どころがありすぎて挙げきれないです。見どころは全部です。
日替わりのラップバトルもすごいし、とにかくすごいです。
ここから天王洲アイルの駅まで、多分皆さんスキップして帰ると思います。
想像以上にパリピな仕上がりになっています。


■稽古場の様子について

石田:稽古場はサービス精神の出し合いだと思っています。常にサービスしながら、ただダメ出しするのではなく、楽しく、自分で演じてみたり、みんなでアイディア出しあったりしながら稽古していました。
結果サービス精神もりもりの仕上がりになったと思います。

■皆さんから見た石田さんについて

なだぎ:演出でありながら表現者なので役者目線でお話ししてくれます。
演出家が芸人なので稽古場は笑いが絶えませんでした。
石田さんとは付き合い長いですが、がっつりお仕事するのは初めてで、いつかご一緒したいと思っていたので、有名な『パリピ孔明』でご一緒出来てよかったなと思っています。
演出が井上(NON STYELの井上裕介さん)じゃなくてよかったなと心から思いました。

藤田:本当にお優しい方だと思います。役者と一丸になって作ってくださっています。
ひとつクレームがあるとすれば、やって見せてくださるときに、お笑いのプロなので、石田さん以上に面白くできる人が一人もいないんですよね。
お手本になるんですけど、ちょっと悔しい思いをしたことが多々ありました。」


■実際に孔明がいたら何をしてほしい、または何をしたいですか?

藤田:日本でいうのであれば、国を変えてくれ。中国の方ですけど是非立候補してほしいです。
個人的に言うならマネージャーです。すごいプロデュース力なので。

岩田:なんでもできるなら料理とか教えてほしいです。


■劇中の音楽にのるときのポイントについて

石田:普通の演劇とはちょっと違うので、音楽のところはのっていただいて、拍手もしてもらって全然問題ないです。
ライブ感を大切にした舞台なので、そんな感じで楽しんでほしいです。

岩田:日替わりのラップシーンは、稽古場観て自然と歓声が漏れ出てしまうくらいでした。
お客さんも自然と湧き上がる声を、我慢しなくていいと思います。

■皆さんの普段のテンションが「1」だとすると、公演中はどこまで上がっていますか?

藤田:孔明は割と落ち着いていますが、一か所めちゃくちゃアゲアゲなところは、少なめに見積もって600くらいです。

岩田:100%。英子も頭をフル回転させて、皆のセリフや行動に反応できる状態でありたいという気持ちがあるので、100%です。本番は超えちゃうかも。

小泉:七海もすごいテンション高いわけではないので、普段の七海が5くらい。
テンションが上がるときは、吹っ切れて400です。

高尾:KABEもそもそもが陰キャですが、音楽をやったときにボルテージが上がると思います。ラップしているときは4,000くらいです。

なだぎ:オーナー小林は三国志オタクなので、冒頭孔明と対峙して“ようやく三国志の話をできる友が現れた”というシーンがマックスボルテージです。数字でいうと10,000くらい。あとは5くらいです。

石田:この中で一番盛り上がってます。
皆が歌ってるとき演出家の席でドラムを叩いています。数字でいうと那由多です。

記事:大崎みき/写真:ケイヒカル

▼舞台『パリピ孔明』公演情報
■タイトル:舞台『パリピ孔明』

■公演期間:【東京公演】2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)
会場:天王洲 銀河劇場
【大阪公演】2024年5月10日(金)~5月11日(土)
会場:サンケイホールブリーゼ

【スタッフ】
原作:『パリピ孔明』四葉夕卜・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)

脚本・演出:石田 明(NON STYLE)

【キャスト】
諸葛孔明:藤田 玲

月見英子:岩田陽葵
久遠七海:小泉萌香
KABE太人:高尾楓弥(BUDDiiS)
オーナー小林:なだぎ武
ミア西表:立道梨緒奈
ファン1号:大野紘幸
赤兎馬カンフー:沖野晃司
唐澤:碕 理人

双葉:眞鍋杏樹(NMB48)
ミアのマネージャー:大澤信児
MASA:宮尾 颯
TAKU:岩崎友泰
一夏:夏目桃佳
BB loungeボーイ:水田達貴
AZALEAスタッフ:浅野郁哉
秘書:木村真梨子

ラッパーキング:King Boy(アケガラス)

東京公演 日替わりゲスト:
5月3日(金・祝)13:00/18:00 DOTAMA
5月4日(土)13:00 稲垣成弥/5月4日(土)18:00 TKda黒ぶち
5月5日(日)13:00 千葉翔也/5月5日(日)18:00 輪入道
5月6日(月・祝)12:00 MICRO(HOME MADE 家族)/5月6日(月・祝)16:30 盛山晋太郎(見取り図)

大阪公演ゲスト 日替わりゲスト:
5月10日(金)18:30 杉本青空(からし蓮根)
5月11日(土)12:00/16:30 笹本はやて(ネイチャーバーガー)

東京公演2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)
会場:天王洲 銀河劇場

日程5/35/45/55/6
曜日金・祝月・祝
12:00   
13:00 
16:30   
18:00 

※ロビー開場は開演時間の1時間前、客席開場は開演時間の45分前を予定しております。
☆=アフタートークショーあり(登壇者:石田 明(NON STYLE)・岩田陽葵・小泉萌香・高尾楓弥(BUDDiiS)、なだぎ武)
★=アフタートークショーあり(登壇者:石田 明(NON STYLE)・岩田陽葵・小泉萌香・高尾楓弥(BUDDiiS))

大阪公演2024年5月10日(金)~5月11日(土)
会場:サンケイホールブリーゼ

日程5/105/11
曜日
12:00 
16:30 
18:30 

※ロビー開場は開演時間の1時間前、客席開場は開演時間の45分前を予定しております。

■=アフタートークショーあり(登壇者:石田 明(NON STYLE)・藤田 玲・小泉萌香・高尾楓弥(BUDDiiS)・なだぎ武)

《チケット料金》 ※東京・大阪公演共通
プレミアム(オリジナルクリアカード付き):12,100円(税込)
※「プレミアム」は1階及び2階2列目までが対象エリアとなります。
※オリジナルクリアカードは当日劇場にてお受け取りください。

一般:9,900円(税込)
※「一般」は2階3列目以降が対象エリアとなります。東京公演では3階は全て「一般」となります。
※出演者および公演スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
※未就学児の入場は不可となります
※お席の場所によりましては舞台の一部が見えづらい場合がございます。

■公式サイト:https://paripikoumei-stage.com
■公式X(旧Twitter):】@paripi_stage(https://twitter.com/paripi_stage
■主催:舞台『パリピ孔明』製作委員会(エイベックス・ピクチャーズ/DMM/HIKE)

<チケット販売に関するお問い合わせ>
DMM STAGE 舞台『パリピ孔明』担当窓口:dmmstage-info@dmm.com

<公演に関するお問い合わせ>
舞台『パリピ孔明』公演事務局

TEL:03-6280-4670(平日11時~18時)