【イベントレポート】「サイコー超えてる!ドリフェス! 応援上映!!!!!!!」(キャストトークショー登壇者:正木 郁、株元 英彰)

レポート

2023年11月19日(日)にTOHOシネマズ 池袋にて『ドリフェス!』シリーズとしては約4年ぶりとなる応援上映イベントが実施されました。メディアクトでは15:30に実施された回(2回目)のイベントレポートをお届けいたします。

本イベントは、2019年9月に「サンライズフェスティバル2019風月」内で開催されて以来、『ドリフェス!』シリーズとしては約4年ぶりとなる応援上映イベントとなります。TOHOシネマズ池袋にて計2公演。各回アニメ『ドリフェス!』第1話~第3話の上映を実施。さらに上映終了後には「DearDream」から正木 郁(as:沢村 千弦)、「KUROFUNE」から株元 英彰(as:黒石 勇人)が登壇してのキャストトークショーも行なわれるという形式です。

応援上映

応援上演が始まる前の事前説明を音声のみで登壇者の二人が担当。コール&レスポンスで盛り上げ、応援上映へと繋いでくれます。

アニメ本編がスタート。映画のスクリーンで上映され、それに対してのリアクションありで楽しむ応援上映となります。イベントとしてはペンライト、うちわ、タオル、小さいぬいぐるみなどの持ち込みはOKで、客席では思い思いのグッズを片手に応援する姿が見られました。「ドリフェス!」ならではのグッズとして、カード型ペンライトというものが存在します。本編において、エールはドリカで示すものという応援の流儀があり、カードを差し込めるタイプのペンライトを自分の推しの色に変えて振っている方々が多く見られました。


アニメ第1話のメインは天宮 奏。彼が人気アイドル三神 遙人にその「サイコー超えてる」という才能を見出されることから始まります。事務所へと招待され、今後ユニットを組むメンバーである及川 慎、佐々木 純哉、片桐 いつき、沢村 千弦と出会い、アイドルになりたいと自覚、オーディションに合格するまでが描かれます。
第2話と3話は、慎のメインストーリーです。彼が過去に作詞した楽曲を発端にスキャンダルへと発展し、その理由を奏が究明、互いを理解するところまでが描かれます。後にライバルとして登場するKUROFUNEの風間 圭吾との因縁にも触れております。

彼らの一挙手一投足にリアクションを投げかけるのは応援上映ならでは。奏の名ゼリフ「イケるっしょ!」を一緒に発声、バイトを必死に頑張る奏を応援、各キャラクターの決めポーズに歓声など、様々な応援が飛び交います。
そして、各話に存在するライブシーン。「ドリフェス!」ではライブごとに、受け取ったカードにコスチュームチェンジを行う、いわゆる特撮作品などでいう変身バンクが入ります。それぞれがパーツごとのカードで変身を行うごとに歓声が飛び、カード型ペンライトが煌きます。色鮮やかなライトで埋め尽くされた会場はライブ会場さながらで、アニメの展開とシンクロするような体験を楽しむことができる空間になっていました。

印象的だったのは本編が始まる冒頭。バンダイ、バンダイナムコピクチャーズのロゴが映し出される箇所で「ありがとー」という歓声があったこと。このイベントへの感謝の気持ちが詰まっていた一瞬でした。

キャストトークショー


応援上映が終わるとトークショー。
正木 郁さんと株元 英彰さんが登壇し、自己紹介。せっかくなのでDearDreamのメンバーのコール&レスポンスがしたいと正木さん。片桐いつきのセリフを引用し「この木なんの木―」「(客席)片桐いつきー!」とあいさつ。客席からは「ありがとー」とも感想が飛んでいました。
一方、株元さんは「お前ら全員、開国だ!」「(客席)開国してー!」と挨拶。テンション高い会場に向けて、思い思いに感想などのトークしていきます。

まずはやりたいことがある正木さん。かつてSHUFFLE LIVEにて歌った「MAY BE, LADY!」。その歌唱前のやりとりを再現したいと願い出ます。

株元「いくぞ白村」
正木「おっけー、ゆーくん」
株元「白船……」
全員「出航だー!」

この二人ならではのやりとりができて、とても満足そうな正木さんでした。

話題は、過去の日本武道館から、オケコン、ファンミーティングなど多岐にわたります。株元さんがファンミーティングの思い出として取り上げたのは、戸谷 公人さんが開脚をしているのを見て「お前ら開脚だー!」と言って滑ったエピソード。良い思い出のように楽し気に語り合っています。

様々な思い出を語り合う中で、話題は中野ZEROで行われた「BATTLE LIVE KUROFUNE vs DearDream」に。普段はDearDreamが先陣を切って盛り上げているところに、KUROFUNEが襲来してさらに会場を盛り上げるというライブの流れが多かったところ、このライブでは構図が逆転する形になっていました。そういった経緯もあり、株元さんは気づいたらステージに立っていて「やべぇ始まる」と思ったほど緊張していたという気持ちを吐露されていました。またバトル相手として途中から出てくれるDearDreamに対しては「信頼感というか、ありがとう感がすごかったよ!」と感謝。「逆に僕らのライブの時はお兄さんチームが心強いって思っていましたよ」と正木さん。お互い異なるユニットではありますが、それぞれに影響を与えてライブ、そしてコンテンツを作ってきたという経緯が垣間見えるエピソードでした。

「ドリフェス!」ならではのエピソードとしては、衣装についても。
日本武道館で開催された「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」で着る衣装。アニメの本編での新衣装に何を着ようかという話をスタッフと相談した正木さん。「フラッグドリーム」を採用するかどうかが話題に上がったようです。作れる衣装数、着替える時間なども考慮が必要で、その会議も大変だったことが予想されます。
株元さんは、KUROFUNEのMV撮影のため朝4時に集合し朝焼けを撮るためだけに遠くまで行き撮影後はすぐ帰ったり、洞窟の気温が低いところや、結婚式場などで撮影したという思い出を語ってくれました。

会話が色々と進む中で、正木さんが「今日やりたいことがあるんですけど」と。株元さんは「まだあるの?」とリアクションしますが、正木くんの希望を聞き入れます。応援上映ということもあり、せっかく声が出せる環境なので「DearDream」全員分のコール&レスポンスをしたい、とのことで実施することに。

・天宮 奏
正木「まだまだいけるよね?」
客席「イケるっしょ!」

・及川 慎
正木「今、何時?」
客席「2032!」
※正木さんが考えたオリジナルの及川 慎のコール

・佐々木 純哉
正木「みんな愛してるぜ」
客席「本当に?」
正木「愛してるぜ!」
※正木さんが考えたオリジナルの佐々木 純哉のコール

・片桐 いつき
正木「この木なんの木?」
客席「片桐いつきー!」

・沢村 千弦
正木「ウェルウェル」
客先「カムカムー!」

という形で、声出しが解禁されたイベントらしいやりとりに、正木さんも楽しそうに盛り上げてくれました。

一通りトークが終わると告知関連。
本日の物販、くじ引き堂のオンラインくじ新作、バンダイナムコピクチャーズストア、おすわりボールチェーンマスコット、オーケストラコンサートCDなど様々な展開の告知。また次回のアニメ応援上映会の発表もされ、会場は喜びの声で包まれました。

最後に二人から挨拶。

正木「ドリフェス!の武道館でのライブがもう5年前で。僕がこのエンタメの世界に入らせて頂いて、初めてお仕事をしたのがこのドリフェス!で、もう8年前、20歳の頃になるんですけど、すごく時の速さを感じています。今日も、朝来て、この会場にどのくらい来てくれるんだろうって思っていたんですけど、一部も二部も完売で、ぎっしりと皆さんの姿を拝見できて幸せです。当時、みんなが口を揃えて言っていましたけど、ドリフェス!は永遠で、みんなが思っていてくれる限りこのコンテンツは続いていくというのが、今こうして5年越しに目の当たりにできているというのがすごくありがたいです。これからもドリフェス!の世界を守って、もっともっと色々な人に愛してほしいので、みんなでこのドリフェス!を愛していけたら良いなと思っています。今日は本当にありがとうございました!」

株元「こうやって劇場に足を運んでくださる、応援して下さる皆さまの声が届いて、本当にこういうイベントが実現しております。これは本当に普通のことではありえないくらい時間が経っているにもかかわらず、こんなに多くの方が応援して下さり、それに応えてくださるスタッフさんも付いてくださっているので、皆さんの応援が続く限り、ドリフェスは本当に永遠のものだと思います。次の上映会が決定しましたけど、それだけじゃなく色んな形になる可能性も秘められていますので、僕もドリフェス!にはお世話になりましたし、その一員として頑張っていきたいと思いますので、引き続きドリフェス!を愛してくれたらな、と思います。皆様、ありがとうございました!」

最後は全員の「イケるっしょ!」という言葉で、イベントは締め括られました。
アニメ放送の終了が6年前、日本武道館でのライブが5年前。今でも高い熱量で応援しているファンの方がいるということを感じることのできるイベントでした。

文:木皿儀/撮影:ケイヒカル

■イベント概要
「サイコー超えてる!ドリフェス! 応援上映!!!!!!!」


【開催日時】2023年11月19日(日)

<昼公演>開演13:00
<夜公演>開演15:30

【会場】TOHOシネマズ 池袋

■キャスト情報
上映終了後、キャストによるトークショーイベントを実施。
正木 郁(as:沢村 千弦)
株元 英彰(as:黒石 勇人)

◆「ドリフェス!」とは?
2次元のキャラクターと3次元のキャストが共に活動して高め合う、5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!」。
2016年より始動し、TVアニメ「ドリフェス!」「ドリフェス!R」、ゲームアプリ、コンサート、イベントなど多方面に展開。2022年にはオーケストラコンサートも実施された。
ドリフェス! 公式ウェブサイト:http://www.dream-fes.com/


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