【レポート】イベント『えぐわたちゃど夜会2023秋』

2023-9-28 2024-1-11

メディアクト編集部

声優「堀井茶渡」・声優「江口拓也」・作家「渡航」の『えぐわたちゃど』３人のやり取りが生で楽しめるリアルイベントが2019年春の開催から2020年春の新型コロナウィルスでの延期を経て4年振りの2023年秋に開催されました。今回は、昼の部と夜の部が開催されましたが、そのうちの夜の部の模様を文字と写真によるレポートでお届けいたします。(夜のイベントレポートですが写真は両部掲載)

●冒頭から乾杯
先頭を切って元気に登壇した堀井さん、そして昼の部のクイズ賞品の叙々苑弁当を食べて満腹なのか少し眠そうな江口さん、それに続くローテンションな渡さんかと思いきや突如ハイテンションに御挨拶、という三者三様の状況でステージに立つ３名。まずはそれぞれが飲み物を注文（江口さんビールとハイボール、渡さんハイボール、茶渡さん会場オリジナルドリンク茶渡）。
それぞれが届けられたドリンクを手に乾杯の音頭、3人が「こんばんちゃど～」と言うと、客席が「きゅん！」と言うコール＆レスポンスで乾杯！　江口さんは両手に持ったアルコールを交互に飲むことで早速テンションがアガって行く。

茶渡「休日だもん、飲んでいいよ」
江口「オフ感を出さなければ」
茶渡「（昼の部では）出てたみたいだよ？」
江口「全員ただの酔っぱらいだもんね」
渡「それな」

と、緩やかに楽しい雰囲気で、他のイベントにはないオフ感に溢れたイベントは始まりました。

●トーク：えぐわたちゃどの部屋
トークを始める前に、いくつか挙手によるアンケートで客席とコミュニケーション。
・えぐわたちゃどイベントに参加するのが初めての人
・昼の部に参加した人
・初じゃないよ、という人
今回は新規のお客様が多いという認識を受け、わちゃわちゃと会話が続きます。
来年がえぐわたちゃど10周年になるので記念DVDを作りたいと。そこで、何をしたいかをテーマに江口さんと渡さんに案を伺う茶渡さん。

渡「最終回かな」
江口「茶渡さんがソロのロケで、我々はワイプで見ていたい。茶渡さんを色んな施設に入れて、茶渡さん24時みたいに」
茶渡「ふむふむ」
江口「タイキックとかね」
茶渡「ほーほー、良いですよ、いくらでもできますよ！」

茶渡「他には無いですか、海外ロケなんてのも良いですよね」
江口「海外ロケ？」
茶渡「言うだけタダですからね。江口さんのスケジュールが取れるか、予算が取れるかというのは、置いておいて」
江口「置いておいたら話にならない、なんでもありだよね」
茶渡「可能な範囲で実現します。ハワイに行きたければ、ハワイアンズに行くとか、イタリアに行きたければサイゼリヤとかね」
渡「もういいです」
茶渡「中国に行きたいってなったら中華街とかね。バーミヤンでもいいや」
江口「広いなー」

などなど、ここからは、ココス、ロイヤルホスト、ガストなどのファミレストークと気づけば話題が脱線して行くのも毎度の事でファミレス思い出話やあるある話も展開。
その後はロケ撮影でバンジージャンプやスカイダイビング、過去作のロケでの話と、いかにも距離の近い男性３名のトークといった形で、その時の勢いで思いついたままワチャワチャと語り合うお酒の席でのトークのような雰囲気が展開されて行きした。

●クイズ：アフターEWC
これまでのえぐわたちゃどDVD作品の映像からクイズを出題。おそらくほとんど覚えていないであろう、えぐわた二人が解答するという形式でした。

３問中２問正解すれば、昼の部ではお弁当が叙々苑弁当に昇格、夜の部では打ち上げが江口さんの楽曲タイトルにちなんでピザ寿司パーティーに昇格、２問以上不正解なら客席にファンサービスをするという内容になっていました。過去作を視聴している客席の皆さんに答えを教えて貰う「オーディエンス」などのライフラインが使えたりするのもポイントで、客席も一緒にクイズを楽しむような仕掛けが施されていました。
開始すると、過去作の映像に対して、記憶がない江口さんと渡さん。難問に悩みますが、それでも客席の力を借りたり思い出したりして３問中２問の正解となりました！　途中、江口さんがオーディエンスを使ったにも関わらず難問過ぎて客席の誰もが答えを教えられず、会場が静寂に包まれた事に驚く江口さんのリアクションに会場中が大爆笑する一幕もあり、常連さんも御新規さんも皆で盛り上がれるコーナーでした。

●ゲーム：センター・オブ・ジ・会場
会場を巻き込んだゲームコーナー。
えぐわたちゃどが一人ずつ番号を宣言。対応する整理番号の該当者に挙手して貰い、その席を確認する。席は自由席なこともあり、必ずしも番号通りの順に前から座っている訳ではない中で、えぐわたちゃどは協力して、徐々に最前列のセンターに近づけて行くように該当の方を宣言をしていく協力ゲーム。もし、挙手した人が前の番手で宣言した人より後ろに座っていたら失敗。徐々に前に進んでいき、９番目（９周年なので）に最前列の人になればクリア（さらにセンターに寄っていれば寄っているほど良い）というルール。

江口「ごめん、ルール全然わからない。こんなに入って来ないってことある？」

とツッコミ。分かりにくいので、実戦スタート。抜けの番号があったりとなかなか思うようには進まみませんが、百の位や十の位を宣言した際にソワソワする客席の該当者の反応を見ながら進めるゲーム制だったので客席も自分が呼ばれるのではと盛り上がります。
演者がとにかく客席を見渡してくれる事によって、実際に目が合ったり反応をやり取りしたりと気付けばファンサが凄くお客さん得なコーナーになっていました。
最終的には協力ゲームではなく対決ゲームとなり、江口さん渡さんタッグが茶渡さんを嵌めて勝利する毎度恒例の展開になるのも御愛嬌でした。

●トーク：EWCメール
会場にいらしている方々からのメールに対して回答するコーナーです。いくつかご紹介いたします。

Q：将来の夢って何ですか？
渡：千葉に家を買おうかな。
江口：ないです。いままでそんなに夢というのを持ったことが無いです。
茶渡：色々と楽しい仕事をしたいです。

Q：好きな匂いってありますか？
渡：蚊取り線香が好きなんだよね。
江口：靴屋さんの匂い好きです。革靴コーナーの匂いとか。
茶渡：ガソリンスタンドの匂い。昔から、嫌いじゃないんだよなこれ、みたいな。

Q：今日おわったら何が食べたいですか？
江口：すごい……ラーメンが食べたいんですよ。
※ここで茶渡さんとラーメンにライスが必要かどうかの話題で盛り上がります。
渡：甘いものの時間だよね。ケーキが良いねえ。

Q：たくみ（スタッフとして参加している江口さんの友人）とのハートフルな思い出を教えてください。
江口：23才くらいの時に、二人で夜に集まって「たくみ、タバコ吸ったことあるか？」という話題になって、二人でごほごほしてて、それから二人で会う時に吸うようになって……俺は吸うようになったけど、たくみはあげると付き合って吸うようになった話。ハートフル。
渡：毎度「今日はありがとうございました」ってlineを送ってくれること。
茶渡：ちゃどたくみとしてたまに動画撮ってることですね。

などなど、他にもたくさんの質問がありました。それらに丁寧に解答したり、時には脱線したり、面白おかしくトークを広げて盛り上がっていました。

●えぐわたちゃどの朗読
朗読コーナーです。それぞれ御本人役で登場。
茶渡さんがえぐわたちゃどが10年経過したことに想いふけっていると、10年前の過去からやって来た江口さんと渡さんが登場して物語が展開するという内容。
夜の部では、過去の認識とのズレに対して、茶渡さんが突っ込んでいく形式でしたが、茶渡さんの見た目や性格をいじり、時事ネタを交えて軽快にやりとりをされています。
茶渡さんと江口さんは声優ですが、渡さんは作家なのに2人と混ざっても違和感を感じさせない朗読パフォーマンスなのにも驚かされます。
シナリオライター界隈では有名な王雀孫さんの描き下ろしシナリオで、えぐわたちゃどの関係性だからこそ楽しめるようなハチャメチャな内容に会場内も笑いが絶えず大盛り上がりでした。
※昼の部では、10年後の未来から来た江口さんと渡さんとのやりとりだった様です。

●えぐわたちゃどのライブ
３人で歌う「一生バカやれる仲間なら」のライブ。色鮮やかにペンライトやＥＷＣタオルがバトゥール東京の客席を彩ります。
間奏のタイミングで掛け声を上げ客席を煽る茶渡さん、それを見て思わず笑いをこらえきれずツボに入り後ろに顔を向ける江口さん、そんな模様を眺めながら笑顔でいる渡さん。曲の歌詞に紐づくような関係性が舞台上で描かれ、イベントのフィナーレとなりました。

そして最後にそれぞれの出演者からの御挨拶。

江口：このシルバーウィークの中、数あるイベントの中で、こんなイベントに来て頂き、お時間を頂きありがとうございます。僕から言えるのはそれだけ（笑）
いや、何だこの空間！って思っちゃって。まー、くさやみたいなもので、クセになってまた食べたくなる人が来てくれるのかなって。10周年って、僕は出演しないことを願っているんですけど、何かの間違いでまたあるよってなった場合、今日のこの体験を思い出し、精査して頂いてお時間がございましたら、ぜひまた一緒に楽しく過ごしていきたいので……堀井茶渡をよろしくお願いします！

渡：まずはなにより、これに出てくれる江口拓也さんありがとうございます。江口拓也なくしては成り立っていないということは重々承知しておりますので、10周年の節目にもぜひまた来て頂いて……って、君もメインだからね（江口；わたりんが蚊帳の外みたいな感じだけど、わたりんが出ないと、俺でないよ！とコメント）
毎回こんな感じで堀井さんの名司会がね、クセになってきてるんじゃないかな。ちゃんとしたイベントのMCや声優陣とでは見れない江口の姿が楽しめるので、そういうのを見守っていけたらなって思います。
こんなイベントに来て頂けてありがとうございます。今後もうちの茶渡をよろしくお願いします。

茶渡：（2人に）お兄ちゃん達ありがとね。2020年の春のイベントがコロナで延期になってしまって、４年振りの開催ということで、やっと皆様とお会いできて良かったです。延期開催になっていたイベントなのでここで区切りが一つついて良かったなと個人的には思ってます。
えぐわたちゃどは来年が10周年なんでね、スケジュールが取れたら多分何かやるんじゃないかなと思いますので、もしお時間と気が向いたら、また遊びに来て頂けたら幸いです。今後ともお付き合いお願いします。

イベントの雰囲気は終始アットホーム。キャストも客席もお酒を飲みながら緩やかに楽しみ、キャストがたまにトイレに抜けるのを見送ったりお迎えしたり、えぐわたちゃどそれぞれが普段の飲み会の時の様にリラックスして自然体で過ごされているからこその3人の素に近い部分による居心地の良さがありました。それを感じ取っている客席を含めてとても暖かい空間が広がっている印象でした。来年の10周年がどのようなイベントになるのかということも楽しみなイベントでした。