【ゲネプロレポート】日テレプラスでレギュラー放送中の「2.5次元ナビ!」番組MC平野良が演出、ナビ隊前川優希が主演「2.5次元ナビ!シアターvol.2~show Must Go On~」レポート

レポート

2023 年11 ⽉8 ⽇(水)より、シアター・アルファ東京にて「2.5次元ナビ!シアターvol.2~show Must Go On~」が上演されます。メディアクトでは本公演に先駆け行われたゲネプロのレポートをいたします。

あらすじ
人気2.5次元俳優である内海(前川優希)は、主演舞台の本番を終わらせるといの一番に帰宅する。食事に誘われても、ありもしないリモート打ち合わせでお茶を濁す日々。ニコニコと外面も良く、一見誰とでも仲良くなるが心の距離が埋まらない。
終演後に一人で帰っているとマネージャー(安里勇哉)から説教され、道に迷い、反社会勢力風の男(今立進)に遭遇したりと踏んだり蹴ったりで、バラエティのロケに行けばディレクター(葉山昴)から怒られて、カメラマン(桐田伶音)からは意味不明なことを言われ、スタッフのミスにフラストレーションが溜まるばかり。
舞台の演出家(飯山裕太)からは、あと一歩と言われるがどうしていいかわからず、共演俳優たちのアドバイスもバラバラでどうしていいかわからない。
大人を、仲間を信じていない内海は仕事の合間に一人になりたくて公園で弁当を食べていると、家無きおじさん(平野良・松井勇歩)に絡まれて日々疲弊していく。
そんな中、勘違いから生まれる炎上に巻き込まれ、もう業界を辞めようと思った時に、内海を守ってくれたのは、自分が信じていなかった大人たちや仲間たちだった。
人と人が信じあい、繋がっているからこそ生まれる表現がある。SNS上ではわからない、絆を紡ぐ「ショーマストゴーオン」

本作は、あらすじを見て頂ければわかる通り「2.5次元舞台」を背景にした物語です。

2.5次元舞台の俳優たちが、等身大の2.5次元舞台を題材にするということで大変興味を持っておりました。なお、本媒体においては出演される平野良さん、松永有紘さん、桐田伶音さん、に公演前にインタビューを実施しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。
インタビュー記事はこちら

蓋を開けてみたところ、劇中劇では架空の2.5次元舞台をとても“それ“らしい演出と演技、終演後には素の彼らが描かれるという二重構造で、実に見やすい構成となっております。特に、序盤に行われる架空の2.5次元舞台では、ストーリーの理解のしやすさ、独特の表現方法、スクリーンと読み合わせによる心情描写など、それ単体でも見ごたえのあるクオリティに仕上がっていて、「あー、2.5次元舞台っぽい!」と、リアルに感じることができるようになっています。これは長年、この業界で出演して身を持って体験している平野良さんが演出として参加しているからかもしれません。

それ以外にも、各キャラクターが業界ネタとして、2.5次元舞台あるあるのような会話で溢れています。出演者目線、スタッフ目線、マネージャー目線、ファン目線……これも本作ならではの要素で、他の作品で行うといわゆるメタフィクション発言になってしまうものの、舞台を業界ものにしているからこそ違和感なく組み込まれています。どこを切り取って楽しむかは個人に因りますが、自分の知っている知識を共有できる身内感というものを味わえるのも本作ならではの要素でしょう。

劇中劇のリアリティ、あるあるネタのようにしっかりと2.5次元舞台を取り巻く環境を描いているがゆえに、それ以外の部分にも説得力が出てきます。主人公の内海は、主演をはれる位置にいるもののその人気は最盛期と比べると下り坂。どうにかして人気を上げないといけないけど、その手立ては思い浮かばない。他のキャストとの交流も控えめで、マネージャーに尻を叩かれるけれども逆に仕事を取って来てくれと反撃。オファー頂く昼のバラエティ番組のロケでも自分がやるべき仕事ではないのでは……と葛藤していきます。

いささか胡蝶気味の展開ではありますが、前述のリアリティのある世界観が用意されていることにより物語自体の説得力が出ているため、違和感なく話に入っていけます。

自分の仕事は正しいのか、自分は何をするべきなのか……不安や悩み、トラブルを乗り越えていく過程を描き、最終的なフィナーレへと進んでいきます。もちろん主役を取り巻く環境にいるキャラクター達も業界に身を置く人間たち。それぞれの思惑がありながら行動を行っていく、いわば群像劇の様相も持ち合わせております。
エンターテインメントとは様々で、ただただ楽しいものもあれば、様々なジレンマに苛まれる作品もあります。本作は、その中間のような、楽しさと悩ましさを融合した見ごたえのある内容に仕上がっています。自らが身を置く業界を、それぞれのキャストが試行錯誤しながら演じる2.5次元舞台の世界をぜひご体験ください。

文:木皿儀/撮影:ケイヒカル

【公演情報】

【日時】 2023 年11 月8日〜12日 【合計10 回公演】
【脚本】 池浦毅(男肉 du Soleil)
【演出】 平野良
【場所】 シアター・アルファ東京
〒150-0011 東京都渋谷区東3-24-7
【公演HP】 https://www.nitteleplus.com/program/25navitheatre2023/
【公式ツイッター】@25jigenNAVI

【出演】
前川優希
岩崎悠雅 松永有紘 桐田伶音
飯山裕太 松原凛 宮尾颯
/安里勇哉 葉山昴/
今立進(エレキコミック)/平野良
松井勇歩(友情出演)

【チケット】
■先行販売(抽選)
受付期間:9/16(土)10:00〜9/24(日)23:59
料金(全席指定・税込)S 席9,500 円/A 席8,500 円
■当日券 S 席10,000 円 (A 列〜G 列)/A 席9,000 円 (H 列〜L 列)
座席表:https://www.alphatk.
com/_files/ugd/aa1078_200b873711044bdabe1b06e52ff08910.pdf

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